ワダツミ株式会社は、2004年からファクタリングをメインに事業を展開しており、多くの取引実績を誇っている老舗のファクタリング会社となっています。
ファクタリング会社の中には、悪質なサービスを提供している企業もあり、利用をする時には信頼できるのかもポイントになると思います。特に大手メガバンクではなく、民間企業での資金調達を検討している時には、安全かどうかは重要な要素となっています。
そこで、この記事ではワダツミ株式会社が提供しているファクタリングの特徴と、安心して利用できる理由について詳しくご紹介していきたいと思います。利用する時の注意点も合わせて解説していくので、是非最後までチェックしてみて下さい。
ワダツミ株式会社について
多くの取引実績を残しているファクタリング会社ワダツミを運営する会社概要や、ファクタリングサービスの概要についてまずは説明していきたいと思います。公式ホームページに記載されている内容や、実際に利用した方の口コミなどで判明している点などを抜粋して紹介していきます。
会社概要
まずはファクタリングサービスワダツミを運営する、ワダツミ株式会社の会社概要から見てみましょう。
会社名 | ワダツミ株式会社 |
---|---|
設立年月日 | 2004年7月 |
本社所在地 | 〒141-0031 東京都品川区西五反田 7-22-17 TOC 12F-8 |
資本金 | 1235万 |
電話番号 | 03-4500-1956 |
取引銀行 | りそな銀行 |
業務内容 | ・企業間決済支援業務 ・ファクタリング・手形買取・在庫買取 ・財務コンサルティング事業 ・中小企業資金繰り支援事業 |
代表取締役 | 里 陽平 |
HP | https://wadatsumi.co.jp/index.html |
大手金融機関と比較すると資本金も少なく、信頼度は落ちてしまうものの、ファクタリング会社の中で見るとかなり安心して利用できる企業となっています。
大手金融機関のファクタリングは、中小企業が利用することが困難なケースも多くあり、民間企業を視野に入れる経営者様も多いと思いのではないでしょうか。
ファクタリングサービス概要
続いてはワダツミのファクタリングサービス内容の概要をまとめて紹介していきます。
種類 | 3社間のみ |
---|---|
手数料(3社間) | 1%~3% |
手数料(2社間) | 対応なし |
手数料以外の費用 | なし |
債権譲渡登記設定 | 登記保留可能 |
査定 | 訪問、電話、ウェブ |
審査通過率 | 90%以上 |
審査時間 | 3日から7日 |
現金調達スピード | 3日から7日 |
利用額 | 5万円~10億円 |
必要書類 | ・通帳コピー ・決算書(直近のもの) ・請求書 ・発注書 ・納品書 |
ワダツミ株式会社は、豊富な取引経験から、経営のコンサルティングも行っている企業になります。ファクタリングによる早期資金化ももちろん行っていますが、どうして資金調達が必要になってしまったのか、その原因についても詳しく解析し、提示してくれる企業なので、なかなか会社の経営が上手く行かない経営者様には特におすすめの企業とも言えます。
以下では、ワダツミ株式会社が提供しているファクタリングの特徴について解説していきたいと思います。
ワダツミファクタリングの特徴
信用が出来るからと言って、提供されているファクタリングの特徴が求めている条件に合っているのかは別問題です。まずは、どのようなサービスが提供されているのかを知ることが必要になると思うので、確認していきましょう。
3社間ファクタリングを扱っている
様々なサービスを提供しているワダツミ株式会社ですが、ファクタリングに関しては2者間の取り扱いはありません。取引先などに通知が行かない2者間の利用を求めている方は多いと思いますが、3社間のみの対応となる為、売掛先への承認が必要になり利用する時には注意が必要となります。
しかし、基本的には3社間の方が手数料が安いという特徴もありますし、2者間の場合は審査が厳しいというデメリットもあるので、売掛先の企業から承認が得られやすいのであれば利用しやすいとも言えます。
少額の取引にも対応している
ワダツミが取り扱っているファクタリングは、1売掛先につき最低5万円からとなっており、最高で10億円とかなり幅広い取引に対応しているという特徴があります。
大手金融機関やメガバンクのファクタリングでは、最低でも1000万円からというケースも多く、中小企業では手が出せない状況が多い中、5万円から対応しているというのは嬉しい仕様だと思います。資金化は即日とはいかないものの、早い対応をしてくれるので、ご相談してみてはいかがでしょうか?
契約期間は最低6か月から
ワダツミのファクタリングでは、基本的な契約期間が最低でも6か月からとなっており、6ヶ月経たずに解約をしてしまうと、違約金が発生する可能性があります。しかし、契約時に契約期間を定めている場合では、絶対に6か月未満で違約金を支払う必要があるという訳ではありません。契約をする際には、しっかりとした打ち合わせを行い、自社の要望に合わせた契約期間を定めるべきだと思います。
法人企業のみに対応
ワダツミのファクタリングは個人企業では利用することが出来ず、法人企業のみ取引することが可能となっています。ファクタリング企業によって、個人に対応している企業、両方に対応している企業とありますが、このワダツミでは法人企業のみを対象としているので、個人企業でファクタリングを検討している方は、別の企業を探すことが必要になります。
個人事業主向けのサービスもある
個人企業ではファクタリングを利用することは出来ませんが、個人事業主に向けて手形の買取サービスが提供されています。企業が保有している約束手形や集金手形を、ワダツミが事前に完全に買取をすることで、手形決済の期日よりも前に資金化を行うことが出来ます。
買取となる為、割引した手形の買い戻しが請求されることはないので、安心して利用することが可能となります。手形割引の場合では、割引した手形が不渡りになってしまったり、買戻しの請求があるというリスクが生じてしまいますが、その心配は全くなくなります。ファクタリングではなく、手形買取にて資金調達を行いたい方にはおすすめのサービスとなっています。
ワダツミのサービスを安心して利用できる3つの理由
上記でご紹介したワダツミのファクタリングの特徴が条件と合っている場合でも、企業が信用できるのかどうかが利用する時のポイントになると思います。そこで、ここからはワダツミが安心して利用出来る理由について解説していきたいと思います。
多くの取引実績がある
2004年から運営をしているワダツミ株式会社では、すでに16年の実績があり、ファクタリングを提供している企業の中でも老舗と言えますし、多くの取引実績を誇っています。民間企業となると、不安が残るとは思いますが、このワダツミなら安心して利用することが可能となっています。
また、2015年には西武信用金庫と業務提携を結んでおり、安心で安全なファクタリング会社として、認知され始めています。
特に、中小企業やを支援するサービスの充実を図っており、設立してから1年未満のベンチャー企業にも対応しているので、多くの企業が取引を行っています。さらに、今までの経験を元に、財務コンサルティングも行っている為、資金調達だけでなく今後の資金繰りについても具体的に提案しています。
どうしてファクタリングを利用しなければいけない状況になってしまったのか、資金繰りが悪化している原因についても詳しく助言してくれるので、長期的な改善を行うことも出来るはずです。
費用の内訳など透明性を意識している
ワダツミは、HP上の「ニュース」という項目で毎月1日に、前月のお問い合わせ件数を公開しており、なるべく企業の状況を隠さずに明示することを心がけています。
また、手数料などの費用の内訳も公開しているので、「どうしてこんなに費用が掛かるんだ…」「適当にお金を請求されているのではないか?」という不安を持たずに利用することが可能となっています。主な費用の内訳は以下のようになります。
- 振り込み手数料
- 審査料
- 売掛債権売買手数料
- 諸経費
審査料について1社につき5000円、売買手数料は額面価格の1%からと分かりやすく説明されているので、利用者にとっては安心できるのではないでしょうか。ファクタリング会社によっては、このような費用について開示していないことが多いですが、ワダツミならば余計な心配は不要となっています。
手数料が少なく、キャッシュフローの改善に向いている
3社間取引を取り扱っているので、手数料は1から3%と民間のファクタリング企業の中でも安価で資金調達を行うことが出来るというメリットもあります。
2者間での取引は、売掛先の企業に知られる心配はないという大きなメリットもありますが、その分ファクタリング企業はリスクを背負ってしまう為、どうしても手数料が高くなる場合があります。1度だけの利用では、そこまで大きな影響はないものの、高い手数料でァクタリングを利用してしまうと、2度、3度と利用しなければいけない状況となり、問題を根本から解決することは出来ません。
資金繰りを上手く行うことは、キャッシュフローの改善に繋がると思うので、手数料の安さはファクタリングを行う時の最重要ポイントとも言えますよね。長い目で資金繰りを行いたい時にはワダツミは安心して利用出来ると言っても過言ではないと思います。
注意点
ここまで、ワダツミのファクタリングの特徴や、安心して利用できる理由についてご紹介してきましたが、利用する時には注意点もあります。利用を検討されている方も、しっかりと注意点を把握した上で申し込みを行うようにしましょう。
売掛先の企業の承認が必要
手数料が安く、安心して利用出来ると言っても、やはり売掛先の企業に知られることはデメリットでもあります。また、中には、ファクタリングを利用を売掛先の企業に打診したけれど断れてしまい、その後のやり取りが気まずくなってしまう可能性もあるので、利用は身長に行う必要があります。
2者間取引を扱っているファクタリング会社は他にもあるので、どうしても売掛先の企業に知られたくないという場合には、他の企業を探す方が良いと思います。
しかし、ワダツミでは売掛先の企業に打診を行う際に、ワダツミ社員が同行してくれたり、資料の作成を行いなど、相手企業への不信感を減らす努力が行われています。このようなサービスは他のファクタリング企業ではなかなか実施されていないので、とても良心的な会社でもあると思いますよ。
即日の資金化には対応していない
ワダツミのファクタリングは即日資金化することは出来ません。3社間取引になる為、売掛先の企業の承認が必要になり、資金化にはある程度の時間を要するのです。それでも、3日から7日での資金化を目指しており、他の3社間ファクタリングと比較すると、対応は早い方だと思います。
また、手形の買取に関しては、見積もりは即日行われる為、ファクタリングよりも早い現金化を実現しています。
まとめ
ワダツミファクタリングの特徴は理解していただけたでしょうか。今回ご紹介した特徴をまとめると以下の様になります。
- 法人企業のみに対応
- 5万円という少額からも対応
- 3社間のみの取り扱い
- 基本的に最低6か月の契約期間になる
どうしても2者間取引を行いたい方、3日以内に現金化したい方には向いていないものの、3社間でも問題なくファクタリングを行えるのであれば、とてもおすすめの企業ともなっています。売掛先の企業から承認が得られるか心配の方も多いとは思いますが、打診する際に大きな力になってくれると思うので、まずはご相談してみてはいかがでしょうか。