ベンチャーキャピタル(vc)の年収は?3つの視点から給料事情を解説

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ベンチャー企業の成長を大きく促す働きを持つ投資会社をベンチャーキャピタル。そこで働く人の事をベンチャーキャピタリストと呼びます。一般的にはあまり馴染みのない職種ではありますが、ベンチャーキャピタル業界の盛り上がりと共に成長している一大産業です。

スタートアップ企業に欠かせない資金調達を一手に行うベンチャーキャピタル企業に勤めるとどれ位の年収が得られるのか。一般的にはあまり知られていない気になる給料形態の仕組みについて詳しく解説していきたいと思います。

ベンチャーキャピタルで働くのに必要なスキル

ベンチャーキャピタルの給料事情を説明する前に、まずはベンチャーキャピタル企業で働きベンチャーキャピタリストになるにはどうしたら良いのかという点を解説していきたいと思います。

  1. ベンチャーキャピタル企業へ新卒入社
  2. ベンチャーキャピタル企業へ中途入社
  3. ベンチャーキャピタル企業を立ち上げ

主に以上3点がベンチャーキャピタル企業で働く為の方法です。ベンチャーキャピタリストとして働くには以下の条件を持っている方が必要であると言われています。

学歴や前職

一般的な就職と同じようにベンチャーキャピタルへの就職に置いても学歴が重要視される場合は非常に多いです。前職に置いては、投資銀行であったり大手証券会社である場合は即戦力としての活躍が期待できますので、かなり高い確率で転職できる可能性が高まります。

中途採用の場合は前職が銀行系か証券会社が有利ですが、新卒入社の場合は有名私立や国立の方が有利になります。しかし学歴が全てではないのがベンチャーキャピリストの特徴。豊富な資格、語学力、コミュニケーション能力の高さなどが評価されるケースが非常に多いので、学歴だけでは簡単に就職する事は難しいでしょう。

語学力の必要性

必須の能力ではありませんが、ベンチャーキャピタルで投資する対象は日本国内の企業ばかりではありません。海外のベンチャー企業に積極的に投資を行っている所も多いので、そういう時に必要になってくるのが高い語学力です。

相手のビジネスプランを理解し、投資要件についての説明と提示が必要なので、アカデミックな英語力が備わっている必要があります。転職や新卒などではTOEICやTOEFLで自分の英語力をアピールすると就職率は高まります。必須ではありませんが、ベンチャーキャピタリストとして長く働いている為には語学力はとても大切です。

ベンチャーキャピタルの平均年収

さて、ここからはベンチャーキャピタルの平均年収を紹介していきたいと思います。高いスキルと高い能力が求められる仕事であると言う事と、基本収入以外にも成功報酬の歩合が高いという事で平均年収は他業種と比較するとかなり高い部類に位置しています。

平均年収トップ3

平均年収を公開しているベンチャーキャピタル企業は多くありませんが、上場している会社の平均年収は確認する事が出来ます。

1位:ジャフコ(平均1205万円)
2位:日本アジア投資株式会社(平均877万円)
3位:フューチャーベンチャーキャピタル(平均588万円)

平均年収断トツ1位のジャフコは野村證券系列のベンチャーキャピタルで、平均年収1205万円は上場企業の中でもトップクラスという高い数値となっています。会社によって大きなバラツキがあるのがベンチャーキャピタルの特徴で、これは会社間だけでなく働いている個人の間でも年収には大きな差があります。

完全実力至上主義の会社が多いので、年収が3000万円以上の人もいれば500万円程度の人もいるという事が多いです。個人間で年収が高い人が多い会社はそれだけ利益も多いという事になります。

全体の平均年収

非常に大きな額の収入を得る可能性があるのがベンチャーキャピタルの仕事です。その為、他業種と比較してもベンチャーキャピタリストの年収は非常に高く、日本の平均年収と比較しても倍近くの差があると言われています。

日本の平均年収:420万円
ベンチャーキャピタルの平均年収:890万円

なぜここまで大きな額になるかと言うと、ベンチャーキャピタルという仕事がボーナスによって大きく年収に差が出るという側面があるからです。企業によって異なりますが、ベンチャーキャピタリストで平均年収が1億円を越えている方や数千万円を稼いでいる方の多くは多額のボーナスを得ています。

会社の業績に応じたり個人の成果に応じた多額のボーナスが支払われる可能性もありますけども、ボーナスがない年俸制である事が基本的には一般的です。どちらを選択するかはそれぞれ異なりますし、ボーナス額も企業によりどれ位の取り分になるかは大きな差が出る部分であると言われています。

ベンチャーキャピタルで給料を上げるには?

高い年収が魅力的なベンチャーキャピタリスト。若手社員であっても個人で成果を上げ続ければ年収1000万円も夢ではないと言われています。ベンチャーキャピタリストとして高い年収を得る為に必要な能力を以下で紹介していきましょう。

高いコミュニケーション能力

ベンチャーキャピタリストには高いコミュニケーション能力が必要です。会話する相手が基本的には経営者ですから、彼らと対等に会話をし信頼を得る必要があります。それには高いコミュニケーション能力を持っている必要があり、細かい気配りが出来る人であるというのが非常に大切です。

ベンチャー企業の財務担当者だけでなく経営陣に対しても言葉で心を動かすシーンがとても多く、ベンチャーキャピタリストには経営面でのアドバイスに納得間ある伝え方がとても大切です。相手の状況を重んじ、適切な言葉を選ぶ能力が長けていてメンバーのモチベーションを上げて能力を最大限活用できる状態にもって行く事も大切です。

このようなコミュニケーション能力は仕事をしていく上で身についていくものもあれば、天性のものもあります。自分がリードして結んだベンチャーキャピタルで、会社が上場を果たせば自分が勤めている会社の評価も上がり、経営チームからの信頼も勝ち取る事が出来るでしょう。

戦略を見抜く力

「この市場は今後本当に成長するだろうか」
「この会社が属している業界の特性は何か」
「この商品は果たして顧客を得る事ができるだろうか」
「競合他社に勝てるだろうか」

ベンチャーキャピタリストに求められているのは戦略を見抜く力です。契約によっては莫大な金銭を投資する事になりますから、一つの判断も疎かにする事が出来ません。マーケティングや経営戦略、アカウンティングやファイナンスなどの経営学のスキルが必要となり、スキルや知識だけでなく戦略を見抜くことができる素質と先見の明が必要です。

極めてベーシックな必須スキルですから必要条件ではあるものの必須条件ではありません。業界、市場、戦略、財務などの深い理解は必ず必要になりますし、戦略を見抜く力が長けている方はベンチャーキャピタル企業内でも大きく成長できるでしょう。

プロデュース能力

ベンチャーキャピタリストとした高い年収を得る為に最も大切だと言われているのがプロデュース能力です。投資案件を確実に成功に導く為には、いかに投資で最適なタイミングで、人やお金やモノを提供できるかが非常に大切です。タイミングを間違えてしまってはその投資は失敗になってしまいますし、失敗を繰り返していては年収が増える所か会社内での立ち位置み危うくなってしまいます。

ベンチャーキャピタリストが高い年収を稼ぐ為には、発掘した未上場ベンチャー企業を上場させる事が大切です。上場させる事で莫大な利益を得る事ができ、その一部が成功報酬として支払われてボーナスが増えていき年収が上がっていきます。

独立系ベンチャーキャピタルではベースの年収が2800万円~3000万円前後と言われていて、人によっては億単位の成功報酬を得ているケースもいあります。それも全てプロデュース能力が重要で、いかにして新進気鋭の会社が成功するか否かを見極められるか、どれ位投資をするのが適切かを判断する能力が非常に大切になってきます。

まとめ

ベンチャーキャピタルの給料事情について、働く為に必要なスキル・ボーナスの多寡で変わる平均年収・高収入を稼ぐのに必要な事という3つの視点から解説していきましたが参考になりましたでしょうか。これからベンチャーキャピタル企業に勤めたいと考えている方は、給料面に関しては特に気になる事でしょうから是非参考にしてみて下さい。

ベンチャーキャピタルはアメリカでは2兆円が動いていると言われていますが、日本での市場は2000億円とまだまだ海外に比べれば小さいです。しかし小さいながらも急成長している事は確かで、ベンチャーキャピタルは今後更に伸びていく産業の一つであると言われています。平均年収も高く、若手社員や1年目であっても莫大な成功報酬を得る可能性のあるベンチャーキャピタルは特に人気が高い就職先です。

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