社会人でも使える海外留学の奨学金の要点5つを紹介

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留学 援助

実際に仕事をし始めてから「海外留学に挑戦したい!」と思っている社会人の方もいるのではないでしょうか?

海外留学の費用は、渡航先などの条件によって異なりますが、1年間で約300~500万円が掛かると言われています。

本記事では、社会人の海外留学で使える留学奨学金制度について、3つの要点で解説します。

・留学奨学金制度とは
・返済不要の給付型奨学金
・注意事項

留学奨学金制度とは

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日本での奨学金制度は、1943年に「財団法人大日本育英会」が設立されたことに始まります。
経済的な理由で修学が困難な優秀な学生に対して、学資の貸与や給付が行われ、これが奨学金として一般的になりました。そのため、日本では長年「奨学金」は学生のものとして位置づけられてきました。

一方で、社会人を対象にした奨学金はほとんどなく、社会人が留学を考える際には金銭的な問題で諦めてしまう人も多いのが現状です。
仕事を辞めて収入が途絶えたり、家族と一緒に渡航して生活費がかかったりするなど、実は社会人の留学の方が、金銭的な支援が必要なことが多いです。

こうした状況に対処するために、近年では社会人の海外留学を促進する目的で奨学金を提供する団体が現れています。
学生を対象としたものと比べると、社会人を対象とした奨学金制度は、留学の目的や学ぶ分野、年齢など要件が限られるものが多い傾向です。

奨学金を得るために高い英語力が必要なこともあるため、まずは自分が要件に該当するかどうかを確認し、奨学金を得るための行動を起こすことが大切といえます。

また、奨学金制度には、「給付型」・「貸与型」が存在し、給付型はお金の返済義務はありませんが、貸与型の場合はお金の返済義務があります。
給付条件が厳しい分、社会人向けの奨学金には、返済不要の給付型が多いのも特徴です。

返済不要の給付型の奨学金制度は、日本の国・地方自治体、民間団体が行なっているものと、外国政府等などが行っているものがあり、奨学金の金額・給付期間・留学先なども様々です。

ここからは、社会人留学を対象とした給付型の奨学金制度を紹介していきます。

返済不要の給付型奨学金

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ここでは、海外の大学や大学院に留学したいと思っている社会人の方も応募できる返済不要の奨学金を紹介しています。

日本学生支援機構奨学金 海外留学支援制度

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独立行政法人 日本学生支援機構が行っている返済不要の留学奨学金制度です。
この奨学金制度は、海外の大学院に留学し、修士号・博士号を取りたいという人を対象としています。
社会人の方でも留学時に企業に在籍していなければ、申込みは可能です。

<募集人数>
未定(2019 年度実績 95 名)
<年齢制限>
修士の学位取得目的は35歳未満、博士の学位取得目的は40歳未満
<最終学歴>
国内外の大学等の高等教育機関で「学士」の学位を取得している人
<支給期間>
修士課程:2年間、博士課程:3年間
<支給額>
①奨学金:月額 8 万 9,000 円 ~ 14 万 8,000 円(留学先により異なる)
②授業料:年度 250 万円を上限とする実費額
<必要言語能力>
海外の大学に受け入れられる語学力
英語圏の場合、TOEFLの得点がPBT(Paper-Based-Test)600点、
iBT(internet-Based-Test) 100点、又はIELTS 7.0(Academic Module)以上

<2019年度海外留学支援制度(大学院学位取得型)個人応募用>

公益財団法人 伊藤国際教育交流財団 日本人奨学金

伊藤国際教育交流財団の主な目的は、海外の大学研究期間に助成支援を行うことによって日本と諸外国との相互理解の促進に寄与し、世界貢献できる人材を育成することです。

<募集人数>
①一般プログラム:10名程度
②特別プログラム:2名
<年齢制限>
年齢が29歳以下の者が望ましい
(30歳以上で応募する方は「今、留学を希望する理由」を提出すること)
<最終学歴>
特に明記なし
<支給期間>
原則、2年以内
<支給額>
①学費:実費 (年間300万円以内)
②生活費:一般プログラム・特別プログラムともに、月額US1500~2000ドル相当の円貨
③往復旅費: 実費 (限度額範囲内)
<必要言語能力>
特に明記なし

<伊藤国際教育交流財団 日本人奨学金制度>

公益財団法人 平和中島財団 日本人留学生奨学金

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伊藤国際教育交流財団の主な目的は、海外の大学研究期間に助成支援を行うことによって日本と諸外国との相互理解の促進に寄与し、世界貢献できる人材を育成することです。

<募集人数>
15名
<年齢制限>
特に明記なし
<最終学歴>
高等学校卒業
<支給期間>
最長2年間
<支給額>
月額20万円 及び往復渡航費
<必要言語能力>
留学する大学などで使用する言語に応じた一定の語学力を有する者
英語の場合は、英検1級、TOEFLiBT 90、IELTS7.0、海外大学の 学部卒業

<平和中島財団 / 奨学金について>

埼玉県「埼玉発世界行き」奨学金

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埼玉県が企画している返済不要の留学奨学金制度です。
埼玉県に在住している、または親が埼玉県に在住している社会人の方は、受給対象になります。
社会人が対象となるコースは「学位取得コース」「地域活躍コース」の2つがあります。

以下は「学位取得コース」の詳細です。

<募集人数>
10名以内
<年齢制限>
40歳未満の者
<最終学歴>
特に明記なし
<支給期間>

<支給額>
100万円
<必要言語能力>
留学先の大学等において学習や研究を行うのに十分な外国語の能力がある者

<2019年度「埼玉発世界行き」一般奨学金 奨学生募集>

アメリカ 米国大学スカラーシップ協会 一般奨学金・スポーツ奨学金

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米国スカラーシップ協会が企画している給付型のアメリカの大学留学の奨学金制度です。
留学するアメリカの大学から奨学金を受け取る制度で、一般奨学金枠とスポーツ奨学金枠があります。
大学院への留学は対象外となっているので気を付けて下さい。

<募集人数>
200名(内スポーツ奨学金枠50名)
<年齢制限>
25歳以下
<最終学歴>
高校卒業以上
<支給期間>
・最大で5年間
・英語学習の付属機関(ESL)は最長1年・学部課程は最長4年
<支給額>
授業料・寮費・食費の総額50%以上にあたる
年間12,000ド~25,000ドル(約130~280万円)を減額される
<必要言語能力>
特に明記なし

<アメリカ留学なら米国大学スカラーシップ協会>

イギリス 英国外務省チーヴニング奨学金

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イギリス政府が提供している大学院修士課程対象の奨学金です。
イギリスの大学院の1年間の修士課程への留学を希望する世界各国からの応募者を対象とした、大型の奨学金プログラムです。
学費や生活費、渡航費までカバーされる他に、チーヴニング奨学金の伝統あるネットワークに参加できる機会も与えられます。

<募集人数>
未定
<年齢制限>
特に明記なし
<最終学歴>
・学士号所持者(大学卒業以上)
・2年以上(2,800時間以上)の勤務経験所持者
<支給期間>
1年間
<支給額>
学費、滞在費、往復渡航費など
<必要言語能力>
IELTS 6.5以上、TOEFL iBT 79以上の英語スコア所持者

<公式サイト(英語) / Japan (Chevening Scholarship)>
<WORDVICE / 2019年度チーヴニング奨学金-chevening-応募案内>

ドイツ ドイツ学術交流会 日本人向けの奨学金

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ドイツ政府と大学が共同で設置している機関で、大学間における国際交流を促すことが目的としてあります。
また、この奨学金では、ドイツで研究・研鑽を積むことを支援することを目的としてます。

複数のコースがありますが、ここでは「留学奨学金(修士)」を紹介します。

<募集人数>
特に明記なし
<年齢制限>
応募の時点で最終の卒業、修了もしくは学位取得時より6年を超えていないこと
<最終学歴>
大学卒業
<支給期間>
ドイツで研究課程修了、あるいは修士号取得を目指す場合は、
履修する課程により10ヶ月から24ヶ月
<支給額>
月額 850 ユーロ、健康・傷害・個人賠償責任保険料、旅費補助、
研究補助費(1 回限り)、その他、場合によっては家賃補助や家族手当も支給される
<必要言語能力>
大学への出願時に原則として条件を満たす語学能力を証明しなければならない。
求められる言語とレベルについては各大学の履修規定、入学許可規定を確認すること。

<日本人向けの奨学金 | DAAD 日本>

注意事項

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都道府県や地方自治体などの奨学金の特徴としては、自身もしくは両親が実施している自治体に在住しているかが給付条件の一つになっていることがほとんどです。

また、奨学金によっては条件次第で重複受給が可能なものもあります。

本記事では紹介していない奨学金も数多くあり、各奨学金ごとに受給要件も様々です。
年齢制限があったり、留学先や申込・受給期間もありますので、留学および奨学金での支援を希望される方は、早めの情報収取をおすすめします。

日本学生支援機構のホームページに各種奨学金のまとめ資料が掲載されておりますので、ぜひチェックしてみてください。

<日本学生支援機構 / 海外留学奨学金パンフレット | パンフレット等>

まとめ

本記事では、社会人が留学する際に使える給付型の奨学金をご紹介しました。
留学には想像以上にお金が掛かります。その支援をしてくれる奨学金は大変心強い物です。

一方で、奨学金の受給には、様々な条件をクリアしなければいけないのも事実で、ほぼ全ての奨学金で書類選考や面接があります。

そのため、まずは留学での目的を明確にすることをおすすめします。
語学留学や専門分野の研究、MBA取得など様々な目的があり、それによって行先や必要な費用や期間も変わってきます。

しかし、目的が明確になっていれば、留学の準備が進むだけでなく、奨学金を申請する際にも、自信を持ってアピールすることが可能になります。

留学目的を明確にし、奨学金も上手に活用することで、より充実した留学生活を送りましょう。

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