
カードローンを選ぶときに欠かせないのは、金利の低さです。金利は、たとえ数%の違いであっても直接返済金額に影響し、低ければ低いほど返済金額が少なくなります。
そこで、こちらではインターネット銀行の中でも、優秀で人気の高い「住信SBIネット銀行 MR.カードローン」の金利について詳しく解説していきたいと思います。
果たして「住信SBIネット銀行 MR.カードローン」の金利は低いのか?高いのか?
「住信SBIネット銀行 MR.カードローン」をご検討している方は、ぜひご覧になってみてください。
住信SBIネット銀行 MR.カードローンの2つのコースに注目
「住信SBIネット銀行 MR.カードローン」の一番の特徴といえるのは、審査結果によってスタンダートコースとプレミアムコースに分けられるということです。2つのコースしかないということで、比較はしやすいのですが、自分自身がコースを選べないというところが、ネックになってきます。
また、2つのコースの大きな違いとなっているのは金利です。スタンダードコースとプレミアムコースを比較しながらみていきましょう。
スタンダードコース
スタンダードご利用限度額は10万円から300万円まで、金利は100万円単位で変わってきます。借入金額が高くなるほど、金利は少なくなるということですが、その分借入金額が高いので返済金額が安くおさまるとはいかないでしょう。
10万円から100万円までの場合の基準金利は年14.79%、100万円を超えて200万円までの金利は年11.99%、200万円を超えて300万円までの金利は年8.99%となっています。
ご利用限度額 基準金利
10万円~100万円 年14.79%
100万円超~200万円 年11.99%
200万円超~300万円 年8.99%
プレミアムコース
プレミアムコースとなるとスタンダードコースよりも、金利はより低く設定されています。利用限度額は10万円から1,200万円まで、金利は年1.59%から7.99%となっており、スタンダードコースよりも低く設定されているのが一目瞭然です。
例えば、10万円から100万円を借りたときの金利を見てみると、スタンダードコースの金利は年14.79%に対して、プレミアムコースの場合は年7.99%とかなり低い金利です。
さらに200万円から300万円の借入れをしたときには、スタンダードコースの場合は年8.99%、プレミアムコースの場合は年5.29~5.99%となっており、プレミアムコースの方がかなりお得に借りられるということがわかります。
条件を満たせば最大年0.6%引き下げも可能
プレミアムコースにおいては、金利が低く設定されてお得感のある「住信SBIネット銀行 MR.カードローン」ですが、条件をみたせば基準金利が最大年0.6%引下げも可能となり、さらに低くしてもらえます。その条件とはどのようなものなのでしょうか?さっそくみてみましょう。
条件1
第1の条件1は、ミライノカード(JCB)を保有しているということです。このカードを保有し、さらに住信SBIネット銀行の口座を引落口座に設定することによって、年0.1%の引上げが可能となってきます。ミライノカード(JCB)を持っているのなら、住信SBIネット銀行の口座を引落口座に設定しておきましょう。
条件2
2つ目の条件は、住信SBIネット銀行において証券口座保有登録済み、もしくは住信SBIネット銀行の取り扱いしている住宅ローンの残高があることです。
この条件を満たしていれば、年0.5%の引下げが可能となります。住宅ローンを利用している方は、信用度が高いということになるのでしょう。
条件1+2
上記で説明した条件1と条件2の両方を満たしている場合です。この条件が揃った場合には年0.6%の引下げが可能となるようです。
「住信SBIネット銀行 MR.カードローン」を利用するなら、ぜひクリアしておきたい条件だと言えるでしょう。
もしも、条件にクリアしていなかったら、「住信SBIネット銀行 MR.カードローン」の借入れの申込みをおこなう前に、ミライノカード(JCB)を先に保有しておくのも一つの方法になるのではないでしょうか?
金利引下げの適用時期
条件が揃うと金利引下げの対象となりますが、その適用するタイミングにより適用開始時期が違ってしまうので、注意しなければなりません。「住信SBIネット銀行 MR.カードローン」でこの条件で金利の引下げをと思っている方は、チェックしておいてください。
条件1を満たすとき
パターンA:申し込み時点ですでに「ミライノカード(JCB)を保有し、住信SBIネット銀行の口座を引落口座に設定」している場合には、カードローン口座が開設された日の翌々月1日より金利引下げが適用となります。
パターンB:カードローンの申込後より、カードローン口座の開設するまでに「ミライノカード(JCB)を保有し、住信SBIネット銀行の口座を引落口座に設定」したときには、カードローン口座開設となる日の翌々月1日より金利引下げが適用となります。
パターンC:カードローン口座開設のときに「ミライノカー(JCB)保有し、住信SBIネット銀行の口座を引落口座に設定」の条件を満たしていない場合には、条件を満たした月の翌々月1日より金利の引下げが適用となります。
結局は条件1の場合なら、カードローン口座開設日の属する翌々月の1日より金利引下げが適用になるということがいえます。
条件2を満たすとき
パターンD:カートローンを申し込んだときに、すでに「SBI証券口座保有登録」が登録済みとなっていれば、カードローン開設した時点から金利の引下げが適用となります。
パターンE:カードローンの申込み後からカードローン口座開設時に「SBI証券口座保有登録」が登録済みとなった場合には、カードローン口座開設が完了した月の翌々月1日から金利の引下げが適用となります。
パターンF:カードローン口座を開設した後に「SBI証券口座保有登録」が登録済みとなった場合には、登録済みとなった月の翌々月1日から金利の引下げが適用となります。
条件2の場合だと、すでに「SBI証券口座保有登録」がすでに登録済みの方が、カードローン開設と同時に金利引下げが適用となるので、一番有利だということがわかります。
条件1+条件2を満たすとき
パターンG:カードローンの申込日前日の時点で「住信SBIネット銀行住宅ローンの残高あり」の場合、カードローン開設時点から金利引下げの適用となります。
パターンH:カードローン申込日からカードローンの口座開設時点までの中で「住信SBIネット銀行住宅ローンの残高あり」だった場合、カードローン口座開設が完了した月の翌々月1日より金利が引下げられます。
パターンI:カードローン口座開設のあとに「住信SBIネット銀行住宅ローンの残高あり」となった場合、契約日の属する月の翌々1日より金利引下げが適用となります。
この条件の場合だと、カードローン申込み以前から「住信SBIネット銀行住宅ローンの残高あり」であったのならば、カードローン開設時点からすぐに金利引下げの適用となるので一番有利だということがわかります。
以上を比べてみると、申込み前に条件を満たしていれば、金利引下げの適用時期が早まるということが言えるようです。
カードローンを申し込むのなら、申込み前の条件をクリアしておきましょう。
カードローンの契約を確認・変更する
すでに住信SBIネット銀行 MR.カードローンを契約していている方で、「プレミアムコースなのか?」「スタンダードコースになっているのか?」がわからない方の確認方法を解説いたします。
コースを確認する
すでに「住信SBIネット銀行 MR.カードローン」に契約しているのなら、まずはログインをして、残高・履歴を表示します。表示されている「ご利用可能額」側の下の方に「住信SBIネット銀行カード・プレミアムコース」または「住信SBIネット銀行・スタンダードコース」と記されていますので、ご自身がどのコースなのかを知ることができます。
コースを変更する
もしも、ご自身が「スタンダードコース」から「プレミアムコース」に変更したい、または、「プレミアムコース」から「スタンダードコース」に変更したいと思っても、「住信SBIネット銀行 MR.カードローン」では、カードローン契約の変更は原則おこなっていません。
「どうしてもコースの変更をしたい」という場合には、カードローンの借入れを全額返済してから、カードローンの解約をおこなってください。その後、再度カードローンの申込みをおこなえば、コースの変更ができるかもしれません。
ただし、再度申し込みをおこなっても、審査が通過せず「スタンダードコース」になってしまう場合もあることも、忘れないでおきましょう。
金利の変動に注意
「住信SBIネット銀行 MR.カードローン」で扱っている金利は変動金利ですので、金融情勢などによって金利は見直され、変動していきます。申し込むときになって、以前の金利と異なってしまう場合もあるので注意しておきましょう。
基準金利はWEBサイトの金利のご案内に表示されていますので、申し込む前にはこちらで確認しておくようにしてください。
まとめ
「住信SBIネット銀行 MR.カードローン」は、2つのコースによって金利と利用限度額が異なっていることがわかりました。信用状況によって使い分けができるカードローンと言うことになるでしょう。
特に「プレミアムコース」の金利は「スタンダードコース」よりも低く抑えられているので使いやすく、加えて「SBI銀行口座」や「SBI証券口座」を保有している方には、優遇金利が用意されています。
申し込む際には、これらの優遇金利となる条件に当てはまるように、事前に「SBI銀行口座」や「SBI証券口座」を保有されることをおすすめします。