ネット上のみで営業がおこなわれている住信SBIネット銀行。店舗を構えていないことに加えて、自前のATMも持ち合わせていないインターネット専用銀行です。
ネット上だけ営業をおこなっている住信SBIネット銀行ですが、一般銀行に負けないほどの業容を誇り、住宅ローン、カードローン、投資信託、さらには外貨保険販売まで取り揃えています。
こちらでは、そんな住信SBIネット銀行の商品である「MR.カードローン」の審査について焦点をあてて見ていきたいと思います。ネット銀行の住信SBIネット銀行のカードローンをご検討中の方やカードローンに迷っている方は、どうぞ参考にしてみてください。
INDEX
住信SBIネット銀行MR.カードローンの審査方法とは?
一般のカードローンでは、審査が通るか通らないかによってお金を借りられるようになりますが、「住信SBIネット銀行MR.カードローン」は少し違っています。まず審査をおこない、その審査結果「プレミアムコース」「スタンダードコース」に分けられるのです。
■プレミアムコース
金利(年率):0.99%~7.99%
利用限度額:10万~1,200万円
■スタンダードコース
金利(年率):8.39%~14.79%
利用限度額:10万~300万円
2つのコースは、利用限度額と金利(年率)は異なりますが、申込みの流れは同じで、カードローンの内容だけが違ってきます。ですから、たとえプレミアムコースが希望だったとしても審査に通らなければ、利用できないのです。
「住信SBIネット銀行MR.カードローン」の審査基準は公表していないので、知ることはできません。ただし、「SBI証券口座をもっている」「SBI銀行で住宅ローン利用している」などの条件を満たしていると、最大年-0.6%金利を優遇してもらえます。
審査結果は、仮審査の結果をメールで受け取ったときに、自分のコースがわかるようになっています。
プレミアムコース
プレミアムコースは、スタンダードコースよりも優遇されており、金利(年率)0.99%~7.99% 、利用限度額10万~1,200万円となっています。利用限度額が幅広く、金利が低いのが特徴です。これをみるとプレミアムコースは銀行からみた信用度・返済能力が高い顧客ということになります。
スタンダードコース
スタンダードコースは、金利(年率) 8.39%~14.79% 、利用限度額10万~300万円と、プレミアムコースと比べると金利が高く設定され利用限度額の幅も狭くなっています。スコアリングはまずまずで、信用情報審査では問題はなかった顧客と言うことになるでしょう。
なぜ住信SBIネット銀行MR.カードローンの審査に落ちるのか?
「住信SBIネット銀行MR.カードローン」の審査基準は公表していないので全てを知る事はできませんが、審査に落ちる要因としてあげられるものがいくつかあります。
こちらでは、審査に落ちる6つの要因に見ていきたいと思います。
スコアリングが低い
「住信SBIネット銀行MR.カードローン」の仮審査でおこなうのはスコアリングです。もしも自分のスコアが、銀行の設定した最低のラインを下回っていたのなら、審査に通ることはできません。
また年収額が多ければ高スコアが取れるというわけではなく、たとえ収入が低いとしても他の属性評価が総合的に高くなっていれば、総合スコアでスコアリング審査を通ることができるのです。
ただし、総合スコアリングを決める際の属性評価の配分がどのくらいかは、金融機関によって異なります。
信用情報が問題になった
審査の中で、信用情報に大きな問題があった場合には、「住信SBIネット銀行MR.カードローン」の審査は通りにくくなります。
「住信SBIネット銀行MR.カードローン」の仮審査は、信用情報機関より得た個人情報の調査結果を得点化したスコアリングでおこない、これに信用判定を加えています。しかし、その評価方法は銀行からは公表されていないので知ることはできません。
だからといって、全てがわからないわけではなく、信用照会で長期滞納、債務整理のような金融事故などの登録が確認されてしまえば、全ての評価は低くなることは間違いないのです。
つまり、信用照会で長期滞納、債務整理があったのなら大きなマイナスとなり審査に通ることは難しくなるということです。
他社債務が過大
「住信SBIネット銀行MR.カードローン」では、他社債務が過大と判定されてしまうと審査が通りにくくなってしまいます。その反対に、他社債務が少なければ少ないほど、「住信SBIネット銀行MR.カードローン」は通りやすくなるといえるでしょう。
他社債務が過大と判定される目安としては、他社借入件数は2社以内、他社借入残高は本人の年収の約30%までです。
他社との契約件数が多いと思われる方は、「利用していないカードローンの解約」「借入残高の少ないものは返済」「一つにまとめて契約数を減らす」などを検討してみるとよいでしょう。
もしも借入残高が多額だったとしたら、「住信SBIネット銀行MR.カードローン」の申込みは先延ばしにして、元金返済が減ったタイミングを見計らってから申込みをおこなうようにします。
在籍確認が取れない
「住信SBIネット銀行MR.カードローン」の本審査においては必ず在籍確認をしています。特に審査の最終段階では在籍確認があるということを、名言していますので、在籍確認がとれなかった場合には、審査は通りません。
在籍確認は、いつ確認の電話がかかってくるかわからないので申込者の方も注意が必要です。もしも顧客対応で確認の電話に出ることができなかったら審査が通ることはなく、万が一申し込むフォームの入力ミスにより電話番号が違っていても、在籍確認ができないことになってしまいます。
取引でトラブルがある場合
「住信SBIネット銀行MR.カードローン」やカードローンの保証会社となる2社と過去の取引上において、金融トラブルを起こしていた場合には審査を通ることはできません。このように取引でのトラブルを起こしてしまった方は、何度審査の申込みをしても落ちてしまうこととなります。
ただし、金融トラブルを起こしてしまったら永久的に審査が通らないというわけではなく、ある程度の期間をおくことで、その情報は抹消されます。抹消される期間は、短いもので6ヶ月、最長のもので10年です。
しかし抹消されず永久的に残ってしまうこともあります。金融事故を起こされた当該金融機関では、金融事故は永久保存として扱われるので、消えることはありません。
短期間に複数他社の申込みが集中していた
「住信SBIネット銀行MR.カードローン」の審査では、短期間に複数の他社にカードローンの申込みを繰り返していても審査は落ちやすくなってしまいます。
「この間借入れたばっかり」と思っている方は、特に注意してください。
たとえ申告しなくても、カードローンやクレジットカードの申込こんだという情報は、各社を通じて信用情報期間に送られて登録されてしまいます。
申込みの情報が保存されるのは、6ヶ月間です。もしも1ヶ月のあいだに3社以上の申込みを繰り返しているのなら、貸出リスクの高い人物と位置づけられてしまうことになってしまうかもしれません。
そうならないように、短期間に複数他社の申込みはおこなわず、申込み情報が保存される6ヶ月間程度の期間をあけて、申し込んでください。
住信SBIネット銀行MR.カードローン審査に通るためのポイント
審査の通らない場合を見てきましたが、こちらでは「住信SBIネット銀行MR.カードローン」の通るためのポイントを見ていきたいと思います。「住信SBIネット銀行MR.カードローン」の審査に通りたいのなら、ポイントをしっかりとおさえておいてください。
他の金融商品の利用実績がある
「住信SBIネット銀行MR.カードローン」の審査に通りたいのなら、他の金融商品の利用した実績をつけておくと通りやすくなります。もしも、「住信SBIネット銀行MR.カードローン」に申し込む前に、「SBI証券口座保有登録済」「住信SBIネット銀行住宅ローン」「ミライカード(JCB)保有で引落口座設立」などがあれば有利です。
これらの取引があれば、組み合わせに応じてカードローン金利の下げが、標準金利より最大0.6%マイナスとなります。
必ずしも、「住信SBIネット銀行MR.カードローン」の審査に通るという確証までにはいたりませんが、すでに住信SBIネット銀行との取引をしている方は、審査を受けるにあたって有利となるのではないでしょうか?
申込みフォームの正確性
「住信SBIネット銀行MR.カードローン」の審査に通るためには、申込みフォームは正確に入力し、偽ったことを書かないということです。
カードローンの申込みの入力が全てとなり、証明する書類を提出するわけではありません。どんなに小さなことでも、ウソや偽りは入力しないようにしてください。
例えば、「職場での勤務年数を増やす」「無職なのに勤務先を入力する」「収入を多く入力する」などです。申込みフォームに正確に入力するようにしましょう。
住信SBIネット銀行MR.カードローンの審査にかかる時間
「住信SBIネット銀行MR.カードローン」に審査にかかる時間は、申込みをおこなってから、仮審査がでるのは最短で60分ですが、仮審査後の本審査には数日間かかってしまいます。
住信SBIネット銀行の口座を持っているのなら最短60分以内の仮審査、本審査が通って借入ができるようになるのは最短翌日ということになります。
ただし、「住信SBIネット銀行MR.カードローン」のHPには審査に要する時間については記していませんので、実際には3日~4日営業日の時間がかかると思ったほうがよいでしょう。
まとめ
「住信SBIネット銀行MR.カードローン」の審査について、いろいろな角度から解説してみました。「住信SBIネット銀行MR.カードローン」の審査方法は、他の銀行とことなり審査結果に応じて、プレミアムコースとスタンダードコースに振り分けられることがわかりました。
審査としては、公表してないので未知な部分も多々ありますが、コースが振り分けられることで、ご自身の背丈なあったコースで借入ができるのではないでしょうか?
金利が低く人気のある「住信SBIネット銀行MR.カードローン」は、1枚は持っておきたいカードと言えますが、他行にくらべると審査基準が高いカードローンです。申込みをおこなうときは、事前にしっかりと準備をしておいてください。