2019年度から始まった光ファイバーの導入を促す補助金制度を紹介

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補助金 光ファイバー

近年、「5G」の導入が進められており、現在よりもさらに高速なインターネット環境に期待できます。
しかし、その5Gを導入するには、「光ファイバー」のインフラを整えるのが必要不可欠な条件となってきます。
現在光ファイバーの導入率は90%程度と、未だに導入されていない地域があるのが現状です。
そして、光ファイバーのインフラを整える為に始まった補助金制度が「高度無線環境整備推進事業」という事業です。
本記事では、光ファイバーを必要とする5Gとは一体何か、2019年度から始まる「高度無線環境整備推進事業」とはいったいどのような補助金制度なのか、紹介していきます。

光ファイバーは5Gを広げるには必要不可欠

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今話題の第5世代移動通信システム(5G)といった、次世代の無線環境を整えるのに前提となってくるのが光ファイバーです。
光ファイバーは回線速度が非常に速く、通信が安定しています。
そのため、主要な無線基地局を繋ぎあわせ、自動運転や機器の遠隔制御、高精度動画のライブ配信など、様々な最先端の義姉を実現するためのインフラとなってくるでしょう。
光ファイバーによるインターネットの接続環境は、都市部では当たり前のようになっています。
しかし、世帯数で光ファイバーの整備率を見ると、「98.3%」と、全国的に見るとまだ整備されていない地域が残るのが現状です。
そして、5Gの商業利用開始を控え、最新のICTの恩恵を受けたいと考える地域も多くあります。
そのために、光ファイバー網の整備地域を拡大する支援策が打ち出されています。

5Gは5世代目の通信規格

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5Gを普及させる為には、光ファイバーのインフラを整える事が大前提というのは分かって頂けました。
では、「5G」とはいったい何かご存知ですか?
最近のニュースなどで、名前は聞いたことがある方は多くいると思います。
5Gは現在スマホなどで利用されている無線通信規格4Gの後継となる通信規格です。
5G自体は光ファイバーの様な優先ではなく、無線の通信規格となっています。
なぜ、「5」Gなのかというと、無線の通信規格で5世代目となるからです。

1,990年代の携帯電話初期に使われていたのが1G(1世代目)と2G(2世代目)です。
ガラケーが普及され始めた頃に使われていたのが3G(3世代目)で、スマホの通信に使われているのが現在の通信規格である4G(4世代目)となります。

それでは、世代ごとの無線通信規格でどのような事ができるようになってきたか下記に紹介しましょう。

■1G
電話ができるようになった

■2G
電話に加えてメールもできるようになった

■3G
ガラケー時代、静止画も通信可能になりました

■4G
スマホ時代、動画も通信可能になりました。

■5G
これからの無線通信規格

5Gに移行するメリット

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今後、第5世代の無線通信規格へと変化していくと、いったいどのような影響があるのでしょうか。
細かい部分では様々な事が変わってきますが、利用者に関係のあるメリットを紹介します。

通信速度の向上

現在の4Gから5Gに移行すると、理論上は現在の100倍の速度が出るようになります。
4Gでは10~100Mbpsくらいの速度が出ますが、5Gに移行すると数百Mbpsくらいの速度が出るようになり、かなりの速度を実感できるでしょう。
そうなってくると、現在は視聴が難しい4K動画や8K動画といった超高画質の動画をスマホでもノンストレスで見る事ができます。

接続可能な端末の台数が増える

現在の接続可能台数と比べ、5Gに移行すると現在の100倍ほどの端末が接続できるようになります。
現状の接続環境ですと、都心などの人口が密集している場所となると通信速度の低下が見られます。
5Gになると、それが解消されるようになります。
接続の遅延が少なくなり、通信の信頼性が向上し、無線環境の弱点でもあった遅延がほぼなくなり、1MS以下の伝達遅延となる予定があります。

省電力で利用でき、低コスト化が実現

5Gが導入されると、通信環境の向上以外にも、省電力で低コスト化が実現できます。
実際に通信速度が向上したとしても、コスト面が上がってしまえば実用性はなくなってしまうでしょう。
しかし、5Gでは現在の4Gと比べても低コストで能力が格段とアップした通信が可能となってきます。

5Gが導入されると始まる新サービス

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5Gになると、通信環境の向上に繋がる事は分かって頂けたかと思います。
では、5Gではどのようなサービスが実現していくのでしょうか。
5Gが導入されると、4G環境では不可能だったサービスが実現可能となってきます。
それでは、5Gが導入される事によって考えられるサービスを紹介していきます。

車の自動運転

近年、車の自動運転の技術が向上しています。
5Gが導入され、遅延なく通信が行えるようになると、車の自動運転の技術がさらに高まっていくでしょう。
現在の自動運転では、車の中にあるコンピューターがオフラインで管理していますが、今後オンラインへ接続しながら自動運転が可能となってくるでしょう。
そうなってくると、オンライン上で自動車の位置関係などを把握できるようになり、今までよりも事故が減少していくでしょう。
また、渋滞を考慮したルートをしっかりと選べるようにもなり、交通事情にも役立ってきます。

遠隔操作の手術が可能になる

5Gの導入によって、遠隔操作による手術が正確に行えるようになります。
今までの遠隔手術はデータ通信の遅延のせいで、ラグを見越した操作が必要でした。
しかし、5Gが導入されると、遅延を気にせず、よりリアルタイムな映像を見ながら手術をする事が可能になるでしょう。

より厳重な警備体の強化

5Gの導入により、4K等の高画質な映像を監視カメラで撮影しても、遅延なく映像を確認する事が可能となります。
現在では、映像が不鮮明な監視カメラなどもありますが、今後鮮明な映像を撮影できる監視カメラに買えられ、AIによる危険人物の特定など、映像をリアルタイムに判断し、犯人などを特定するのにも役立ってくるでしょう。

地域の光ファイバー導入の課題

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5Gの導入により、生活がさらに快適なものとなってくるのを理解して頂けたかと思います。
実は、総務省のICTインフラ地域展開戦略検討会は、2018年8月の最終取りまとめで、地域におけるICTインフラの活用と、その整備方針について発表しました。
この取りまとめでは、ICTにより解決が可能な地域課題例を示しています。
例えば、労働人口が減少している農・漁業や土木・建設業の生産性向上や、雇用機会の減少している、公共交通機関の衰退や防災・減災、医師の偏在、それに魅力的な観光地づくりなどです。
総務省が進める5G総合実証実験でも、遠隔医療、建機の遠隔操作による土木作業、場所にとらわれない勤務が可能になるテレワークなど、これらの課題へのソリューションとなる実証試験が進んでいます。
これらの課題を解決するのに絶対必要となってくるのは「光ファイバー」の存在です。
都道府県別に見ると、光ファイバーの世帯カバー率が90%台前半になっており、未だ光ファイバーが導入されていない地域は残っています。
特に、石川県や三重県、鳥取県、島根県、山口県、長崎県、宮崎県、鹿児島県や離島、半島、山間部などの過疎地では普及していないのが現状です。
これらの地域では、光ファイバーを導入したとしても、コストが掛かる割りに、利用者が少ない為、民間起業の参入が非常に少ないです。
そのため、国や自治体が費用を負担する形で、少しずつ範囲を拡張しています。

2019年に光ファイバー導入の補助金制度が開始

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地域の「光ファイバー」導入の問題を解決するため総務省は、2019年度に「高度無線環境整備推進事業」を開始することを決めました。
予算は52.5億円と、かなりの予算を確保しました。
この、「高度無線環境整備推進事業」というものは離島や山間部など、光ファイバーの導入が不利な場所に対して、無線局エントランスまでの光ファイバーを整備するための事業費一部を補助金として補助するものです。
例えば、自治体が光ファイバーを整備する場合の負担割合は、

■離島の場合
国が2に対し自治体が1

■その他の地域
基本的に折半

となっています。

なお、「高度無線環境整備推進事業」の予算では40~50ヶ所の光ファイバーの整備を支援できる規模の予算です。

品質の高いインターネット接続環境を整備していく活動自体は、インターネットが普及し始めた頃から続いています。
そして、データの通信量の増加や疑似樹の向上によって、より多くの情報を早く通信できるように追加投資もされてきました。
2019年度に開始される「高度無線環境整備推進事業」では、2018年度までに行われてきた補助事業よりも予算額が大幅に上がりました。
それは、補助金の対象を光ファイバーのみとする代わり、補助を受けられる事業主体に、新しく民間事業者を加えているからです。
過去の、自治体が主導する光ファイバー網の整備では、将来の維持管理費の負担が懸念されていたことから、企業による整備を促進する狙いがあります。
この補助金事業はかなりの注目を集めており、総務省総合通信基盤局電気通信事業部事業政策課ブロードバンド整備推進室課長補佐の元山和久氏は、「概算要求で公開した事業案の段階で、既に多くの自治体から問い合わせや要望をいただいています」と話しています。

まとめ

補助金 光ファイバー

以上、2019年度から始まる「高度無線環境整備推進事業」についてお話しました。
今後5Gの導入が進められていく上で「光ファイバー」の導入は必要不可欠な事となってきます。
現状では、光ファイバーの全国導入率が90%前半と、完全に普及できていないのが現状です。
地域によっては導入のコストと利用者数を比べると、導入を見送る地域も多くあります。
そんな、地域にも光ファイバーを導入すべく始まるのが「高度無線環境整備推進事業」です。
光ファイバー今後、自動運転などの最新技術を導入する為に鍵となるインフラです。
「高度無線環境整備推進事業」の補助金は民間企業でも受ける事ができるので、この補助金で過疎地などの地域活性化にも繋がってくるでしょう。

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