ファクタリングで介護報酬を早期資金化!5つの利点で資金繰り解決‎

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国民健康保険団体連合会(国保連)から介護報酬を受け取るまでには約2ヶ月もの期間がかかります。しかし、その間にも雇っている従業員の人たちにお給料を支払ったりと、資金はどうしても必要になりますよね。事業所を起業したばかりなどの場合、このような状況からどうしても資金繰りに困ってしまうということも少なくありません。事業所自体が黒字経営だとしても、実際に資金として使うことが出来るお金が手元にないとどうすることも出来なくなってしまうのです。

しかし、起業したばかりでは銀行融資の審査が通らないという場合も少なくありません。そんな時、資金調達の選択肢の一つとして「介護報酬ファクタリング」というものがあります。日本で知られるようになったのは比較的最近ですが、アメリカなどではかなり昔から行われているサービスです。

この記事では介護事業の経営を行っているという人のために「介護報酬ファクタリングとはどういうものなのか」ということ、そしてメリットやデメリットについてご紹介致します。資金調達の方法について検討中でしたら是非参考にしてみて下さい。

ファクタリングとは?

まず、そもそも「ファクタリング」とはどのようなサービスなのかということを簡単にご紹介したいと思います。

ファクタリングとは、ファクタリングを利用する会社(以下、利用会社)が持っている「売掛金」をファクタリング会社に買い取ってもらうというサービスのことです。

【売掛金】掛取引で商品を販売した際に、商品代金を受取ることが出来る権利(債権)のこと。

【掛取引】商品を引き渡す時には代金の支払いを行わず、支払い期日までに商品代金を支払う取引方法のこと。信用取引とも。

個人でお店で買い物をする時には、その場で料金を支払って商品を購入するのが普通です。しかし、企業と企業の取引の場合はどうしても量が多くなったり、回数が多くなるため、その都度に現金のやり取りをするのは手間も事務コストもかかってしまいます。

そこで行われるのが「掛取引」です。掛取引とはいわゆる「ツケ」のことで、「来月になったら商品代金を支払うから、ツケておいてね!」という取引になります。そしてこのような取引で発生する後で商品代金を受け取ることが出来る権利のことを「売掛金」と言います。つまり、取引先から実際に商品代金を貰うことが出来るのは先になる(1ヶ月以上後になることがほとんど)ということです。

となると、売掛金として利益は出ているのに、手元で運用できる現金がないという事態に陥ってしまいます。そこで、売掛金をファクタリング会社に買い取ってもらい、早期に現金化するというファクタリングを行うのです。

介護報酬ファクタリングとは?

では、他の事業で行われるファクタリングと介護報酬ファクタリングの何が違うのかというと、そこまで大きな違いはありません。介護報酬ファクタリングでは「売掛金」=「介護報酬」となり、介護報酬をファクタリング会社に買い取ってもらい資金化を行います。

介護報酬が支払われるのは約2ヶ月後

介護サービスを利用した場合、利用者はサービス利用料金の1割を負担(※平成30年8月から一定以上の所得がある場合には3割負担に)し、残りの9割は保険で負担される仕組みになっています。

そして介護事業者は「介護給付費請求書」「介護給付費明細書」国民健康保険団体連合会(国保連)に提出し、残りの9割分を介護給付費(介護報酬)として受け取ります。

◆介護報酬が支払われるまでの流れ

  1. 介護事業者が利用者にサービスを提供(利用者負担1割:保険負担9割)
  2. 「介護給付費請求書」「介護給付費明細書」を国保連に提出
  3. 介護給付費(介護報酬)の受け取り

しかし、介護報酬はすぐに支払われる訳ではありません。国保連は報告したデータをチェックし、間違いが無ければ翌々月25日に介護事業者に介護報酬を支払います。つまり、介護報酬が支払われるまでには約2ヶ月もかかるのです。

何年も事業を行っていて手元で運用することが出来る現金が豊富にあるという会社ならば困ることはないかもしれません。しかし、起業したばかりの事業所や資金繰りに窮している会社の場合は大問題です。売上的には黒字なのに、手元で使えるお金がないという状況に陥ってしまい、最悪の場合「黒字倒産」になってしまう可能性もあるのです。

ファクタリングは介護報酬をすぐに資金化する方法

介護報酬が支払われるまで2ヶ月も待つことは出来ない、すぐに使える資金を手にしたい。そんな時に利用されるのがファクタリングです。

保持している介護報酬(債権)をファクタリング会社に買い取ってもらうことで通常の介護報酬の支払いよりも早く現金化することが出来ます。

ファクタリングによる資金繰りはただその場しのぎをするのではなく、キャッシュインを早くしキャッシュフローを改善するためにも大切な方法と言えます。

介護報酬ファクタリングの仕組み・流れ

では一体、介護報酬ファクタリングはどのような流れで進み、仕組みはどうなっているのでしょうか?以下で詳しくご説明していきます。

◆契約当事者

  • 利用会社(介護事業者)
  • ファクタリング会社
  • 国保連

◆契約の流れ

  1. 利用会社がファクタリング会社に介護報酬ファクタリングを申し込む
  2. 利用会社とファクタリング会社で契約を結ぶ
  3. 利用会社が国保連に「債権譲渡通知」を行う
  4. ファクタリング会社が買取金額の70~90%(80%が一般的)を利用会社に支払う
  5. 利用会社が国保連に「介護報酬」を請求する
  6. 国保連が「介護給付費明細書」の突合審査を行い、ファクタリング会社に「介護報酬」を支払う
  7. ファクタリング会社が前払いした買取金額の残額10~30%を利用会社に支払う

このように、介護報酬ファクタリングとは、利用会社である介護事業者とファクタリング会社、そして国保連の3社間で行われる3社間ファクタリングです。

一体どうして全額買い取ってくれないのかというと、利用会社が国保連に介護給付費明細書を送付した段階ではまだ国保連から請求した額が全額支払われるかはわからないからです。

国保連は提出を受けた介護給付費明細書に間違いがないか突合審査を行ないますが、この時「返戻」になってしまうことも多いのです。そのため先に買取金額をある程度支払って、残額は後で支払うという形になります。

介護報酬ファクタリング5つの利点

通常なら支払いまで約2ヶ月かかる介護報酬を早期に現金化することが出来る介護報酬ファクタリングには様々な利点があります。

資金繰りの改善

前述の通り、介護事業者が保険分の介護報酬を国保連に請求し、受け取るまでには約2ヶ月もかかります。しかし、その間にも人件費や事業所の家賃などを支払わなくてはなりません。

そのため、運用出来る資金がない介護事業者は資金繰りが悪化してしまい、最悪の場合「黒字倒産」となってしまう可能性も考えられるのです。

しかし、そこで介護報酬ファクタリングを行えば、業者によって差はあるものの約5営業日で買取額が支払われます。本来2ヶ月(約60日後)に支払われるはずだった介護報酬が5日後に支払われるということになれば資金繰りの改善という面ではかなり楽になると言えるでしょう。

手数料が安い

通常、民間企業を対象にしたファクタリングの相場は2社間ファクタリングで10%~20%3社間ファクタリングで1%~5%となっています。

一方、介護報酬ファクタリングの手数料相場は0.5%~3.0%ほどで、ファクタリング手数料としてはかなり格安。

なぜ介護報酬ファクタリングとなるとここまで手数料が安くなるのかというと、それはファクタリング会社が背負うリスクが小さくなるから。公的機関である国保連は、民間企業と比べて倒産リスクは極めて低いといえ、ファクタリング会社からすれば貸し倒れリスクゼロで債権を買い取れることになり、その分ファクタリング手数料も安くすることが出来るのです。

◆ファクタリング手数料の比較

  • 2社間ファクタリング…10%~20%
  • 3社間ファクタリング…1%~5%
  • 介護報酬ファクタリング…0.5%~3.0%

審査が通りやすい

介護事業者も融資による資金調達を行うことは珍しくありません。人件費、介護施設の家賃やリフォーム費用、介護設備・医薬品の購入など、介護施設の経営は高額な支出も多く、どうしても事業所の資金のみでは賄うことが出来ない場合も少なくないのです。

銀行も最初のうちは保証付融資などで融資をしてくれるものの、思ったように利益が出ないということになればだんだんと融資をしてくれなくなってきます。金利の高い医療ローンで資金調達をしようにも、資金調達のローン審査は厳しく決算状況が悪ければ審査が下りません。

どうして銀行や医療ローンからの審査が下りないのかというと、お金を貸した会社がそのまま倒産して支払い不能になってしまうという「貸し倒れリスク」があるからです。

しかし、介護報酬ファクタリングの場合は実際に介護報酬を支払うのは公的機関である国保連です。「貸し倒れリスク」がほぼ無いため、介護報酬ファクタリングの審査は95~99%通ると言われているほど

◆審査の違い

  • 融資・ローン…貸し倒れリスクがある=審査が厳しい
  • 介護報酬ファクタリング…介護報酬がほぼ無い=審査が甘い

貸借対照表に記載する必要がない

バランスシート(BS)とも呼ばれる貸借対照表は企業の財政状況を見ることが出来るものです。ノンバンクから借り入れていることが決算書に記載されてしまうと、銀行で融資を受ける時の審査でマイナス要因となる可能性があります。

しかし、介護報酬ファクタリングは借り入れではなく債権の譲渡のため、貸借対照表に記載する必要がないのです。つまり、銀行での審査に悪影響を与えることはないのです。

債権譲渡通知によるデメリットがない

3社間ファクタリングを行う際、利用会社は取引先(売掛先)に債権譲渡通知を行わなくてはなりません。すると取引先に「債権を譲渡しないといけないということは経営難に陥っているのか?」と思われてしまい、今後の取引に悪影響を及ぼしてしまうかもしれません。

しかし、介護報酬ファクタリングの場合、取引先は民間企業などでなく国保連です。公的機関である国保連は利用会社が経営難に陥ったからと言って取引を停止したり、介護報酬を支払わないということはあり得ないため、気にすることなくファクタリングを利用することが出来るのです。

まとめ

以上、介護報酬ファクタリングについてご説明させていただきました。

安い手数料で審査や貸借対照表や債権譲渡通知のことを気にすることなく利用出来る介護報酬ファクタリングは介護事業を立ち上げたばかりという時や、資金繰りに困っているという時の資金繰りの強い味方と言えるでしょう。

介護事業に限らず起業したばかりはまだまだ資金繰りは安定しないもの。介護ファクタリングを有効活用してキャッシュインを早め、キャッシュフローを改善しましょう。

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