ノンバンクとは?銀行との違いとノンバンク7種類について解説

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ノンバンク

キャッシングやカードローンについて調べていると、ノンバンクという言葉を目にしますが、具体的にはどのような意味なのでしょうか?

「バンク」という言葉がある以上、金融に関連した用語であることは連想がつきます。

ですが、キチンと理解できている人は少ないのではないでしょうか?

今回はノンバンクの以下7種類と、銀行との違いなどを紹介します。

①消費者金融
②銀行系の消費者金融会社
③クレジットカード会社
④信販会社
⑤ビジネスローン会社
⑥リース会社
⑦不動産金融専門会社

ノンバンクとは

ノンバンク

ノンバンクは、正式には「預金等を受け入れないで与信業務を営む企業」のことを総称しています。

簡単に言えば「銀行のように預金を集めずに融資をする会社」ということになるでしょう。

語源としては英語の「Non-Bank」つまり「銀行ではない」ということになります。

ノンバンクは銀行のように預金を集めません。そのため銀行などから融資用のお金を借り入れて様々な貸付事業を行っているのです。

ノンバンクは法律上、超低金利の「預金」を集めることができません。

そのため銀行などから、融資する分のお金を調達してきます。

そのためノンバンクがお金を貸すときには、銀行などに払う利息を金利に上乗せする必要があるのです。

銀行との違い

ノンバンク

銀行は超低金利で集めたお金をそのまま貸すことができるので、通常はノンバンクよりも低金利で融資ができます。

このような理由からノンバンクの金利は基本的に銀行よりも高金利な傾向にあるのです。

ただしノンバンクは金利が高いだけではありません。金利が高いだけならお客はみんな銀行へ行ってしまいます。

じつはノンバンクは銀行よりは、審査の間口が広がっているのがポイントです。

そのためノンバンクは銀行を利用できない方の受け皿の役割を担っている面もあります。

〇銀行との比較

ノンバンク

適用される法律が異なる

ノンバンクは「貸金業法」という法律、銀行は「銀行法」という法律が適用され、そのルールに従って業務を行っています。

利用する側にとって、意識することはないかもしれませんが、一点だけ重要なポイントがあります。

それは、ノンバンクは「総量規制」というルールの対象になるということです。

この総量規制とは、いわば利用者の借りすぎを予防するためのようなもので、次のルールが定められています。

・借入限度額は年収の3分の1まで
・1社から50万円以上借りるとき、または複数の会社から100万円以上借りるとき、収入証明書を提出しなければならない

これは、貸金業法にのみあるもので、銀行法にはありません。

①消費者金融

ノンバンク

消費者金融業者とは、一般の個人に対して融資を行っている業者を指します。

代表的なところでは、プロミス、アコム、アイフルなどが挙げられます。テレビCMや電車広告などで目にする機会も多いでしょう。

現在の消費者金融は、「貸金業法」という法律に則って融資を行っています。

従って、法外な金利で貸し付けたり、過酷な取り立てをしたりすることはありません。

また、多くの消費者金融は、自動契約機の設置など、カードローンに特化したサービスを提供しています。

サラ金と消費者金融との違い

サラ金というと「怖い、高利貸の会社」という、マイナスのイメージを持つ人が多いと思います。

1970年代頃のサラ金は、過剰な貸し付け・高金利・過酷な取り立てで、「サラ金三悪」として世の中で恐れられてきました。

実は当時サラ金と呼ばれた会社が、今の消費者金融です。

ただ当時は、サラ金業者を規制する法律(旧貸金業法)が甘かったため、サラ金業者もやりたい放題でした。

ところが現在では、貸金業法と呼ばれる法律により、少しでも厳しい取り立てをしたら、一発で営業停止処分です。

金利や貸付け(借り入れ)についても、法律上の厳しい制限があります。

こうして今や、消費者金融は安心して使えるサービスになった訳です。

②銀行系の消費者金融会社

ノンバンク

銀行系消費者金融というのは、銀行のグループ傘下に入っている、もしくは銀行と消費者金融で共同設立した消費者金融のことを指します。

銀行系というイメージから、通常の消費者金融とは金利も異なるように感じますが、銀行系でも独立系でも消費者金融であることには変わりありません。

銀行系消費者金融には2つのパターンがある

銀行系消費者金融という言葉から、銀行と何らかの関わりを持った消費者金融だということが分かります。

この銀行系消費者金融は、大きく分けると2つのタイプに分類することができます。

⑴銀行のグループ傘下にある消費者金融
プロミスは三井住友銀行と同じSMBCグループとなり、SMBCコンシューマーファイナンスのプロミスとして再スタートを切りました。同じくアコムは三菱UFJフィナンシャル・グループの一員となり、三菱UFJ銀行と同グループとなりました。

こうした、銀行のグループ傘下に入った消費者金融のことを、『銀行系消費者金融』と表現しています。

⑵銀行と消費者金融がタッグを組んだ消費者金融
銀行グループの傘下に入った消費者金融とは別に、銀行と消費者金融がタッグとなって作った消費者金融もあります。下記のような消費者金融が設立されています。

・アッとローン・・・三井住友銀行+プロミス
・ビジネクスト・・・住友信託銀行+アイフル
・DCキャッシュワン・・・三菱UFJ銀行+アコム+三菱UFJ信託銀行

これらの消費者金融は、上記のように銀行と消費者金融が共同で設立したものです。こうした消費者金融のことも『銀行系消費者金融』と呼びます。

③クレジットカード会社

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クレジットカードは、後払いで買い物の支払いができるカードのことです。

店頭での支払いに限らず、ネット通販、電気やガスなどの公共料金に加え、税金の支払いなど幅広く利用できます。

うっかり手持ちに現金がなくても支払いが出来ますし、優待特典がついてくる場合や海外旅行保険が付帯されているクレジットカードもあります。

クレジットカードを使った購入者のメリット

1.現金がなくても購入可能
手元に現金がなくても、あとでまとめて精算となるため、ほしい時に購入可能です。

2.高額商品購入時の負担軽減
支払回数を指定することで、高額商品代金の支払負担を分散して、無理なく購入できます。

3.ポイントが貯まる
クレジットカードで支払われるたびに、各クレジットカード会社や発行会社が購入者にお得なポイントを付与するケースが増加され、ポイント満了時に景品と交換できる等、場合によっては貯金の利子よりも還元が大きいので、「使って得する」こともあります。

④信販会社

ノンバンク

いわゆる、ショッピングローンを扱っている会社です。

信販会社によっては、キャッシングが可能なケースもありますが、ショッピング・キャッシングといった具合に業務内容が明確に分かれていたり、ショッピングのみ扱っていたりするものです。

つまり、すべての信販会社でキャッシングを扱っているわけではありません。

元々キャッシングを扱っていない企業、もしくは利用者がキャッシング利用有無を選択できる企業に分かれているのが現状です。

信販会社のクレジットカード

信販会社と言えば、やはりクレジットカード事業が大きな収入源です。

クレジットカードの仕組みは、簡単で、利用者がお店でカードを提示すると、信販会社が利用者の代わりにお店に料金を支払い、後から利用者に請求します。

利用者はお店でカードを提示した時に支払い方法を指定することができます。

一括払い、ボーナス一括払いは、金利、手数料はかかりません。

リボ払いや分割払いは金利、手数料がかかります。

⑤ビジネスローン会社

ノンバンク

ノンバンクの中には、ビジネスローン(事業融資)を専門に扱う金融業者が存在します。

銀行やローン会社の多くは、フリーキャッシングや目的別ローンを扱いますが、事業系専門の業者は、ビジネスローンを専門に融資を行います。

各業者によって(取り扱うローンの)内容は異なりますが、個人事業主向けの少額融資から、設備投資に対応した大口の融資まで、さまざまなローンを扱っています。

メリット

事業系専門業者のメリットは「前期決算分が赤字でも、柔軟に対応してくれる」点です。

また、税金の滞納があった場合でも、今後の事業計画や返済計画に基づいて、融資を検討してくれます。

第三者保証人は不要

政府系の金融機関での融資や、通常の銀行融資では第三者保証人が必要になりますが、ビジネスローンにおいては第三者連帯保証人は不要ですし、不動産などの担保も必要がありません。

貸付条件(例:株式会社エスワイシー)

■貸付条件

融資対象 法人(年商5000万円以上)
ご融資金額 300万円~1億円
実質年率 7.50%~15.00% ※ご融資額に応じて、金利優遇があります。
遅延損害金年率 20.00%
返済方法 一括または分割返済(元金均等払い)
返済期間・回数 1ヶ月~3年/1回~36回
保証人・担保 原則第三者保証人・不動産担保は必要ございません。
必要書類 代表者ご本人様を確認する書類

決算報告書の一部(損益計算書、売掛金、買掛金内訳書)など

軽託児締結費用 印紙代(実費)

⑥リース会社

ノンバンク

「リース会社」とは、企業が必要とする物件や設備(機械)などを貸し出す業者を指します。

リース業者は、企業の代わりに物件や設備を購入してからリース(貸し出し)を行います。

リースを受ける場合は「賃貸借契約」を行い、借り手は物件価格・金利・税金・手数料などを(リース会社)返済する仕組みです。

「リース」とは

「リース」とは、お客様が必要とする設備をリース会社が代わりに購入して、お客様に貸し出しをするサービスのことです。

通常、お客様が設備を導入する目的は、設備を「所有」するためではなく、設備を「使用」するためです。この「使用する価値」をお客様に提供するのが「リース」なのです。

リースとレンタルの違い

リース レンタル
対象物件 お客様が選定(あらゆる動産) レンタル会社の在庫の中から選定
契約期間 比較的長期(平均5年) 単騎(時間、日、週単位etc)
物件の所有者 リース会社 レンタル会社、リース会社
物件の利用者 一つの物件を1社が利用する 一つのモノを複数の個人や企業が反復して利用

⑦不動産金融専門会社

住宅金融専門会社は、個人向けの住宅ローンを取り扱うノンバンクです。

現在は農林中央金庫とJAバンクの出資する「協同住宅ローン株式会社」の1社のみが存在します。

バブル崩壊までは全部で8社あった住宅金融専門会社は、巨額の不良債権を残して社会問題まで発展しました。そんな住宅金融専門会社は、「保証料不要」「団体信用生命保険料をローン会社が負担」「口座開設不要」といった特徴があります。

一方で、ノンバンクのため金利が銀行系の住宅ローンの金利に比べ、約2%ほど高くなります。

土地や自宅を担保にお金を借りる「不動産担保ローン」とは別物なので、混同しないようにしましょう。

保証料が不要

協同住宅ローン株式会社では、保証料ががかかりません。

〇一般的な保証例として、お借入額 3,000万円、お借入期間 35年間、保証料率が0.2%の場合
保証会社保証料(概算)は 約62~65万円になります。

協同住宅ローン株式会社では、その資金がいらない、ということになります。

新しく銀行口座を作る必要はない

返済口座は、借主が今使っている銀行等の口座がそのままご利用になれます。

ご返済口座(自動引落口座)は、都地銀、信託銀行、信用金庫、農協等、全国ほぼすべての金融機関が利用可能です。

ゆうちょ銀行はお取扱いしておりません。

一部取扱していない金融機関があります。

まとめ

いかがでしたか?今回は、知っているようで意外と知られていない、ノンバンクの意味と種類を紹介してきました。

適用される法律の違いなど、少々複雑な部分に関するものありますが、あまり難しく考えるのではなく、利用者の属性や目的にあわせて、利用できる金融機関の選択肢が複数あるという認識を持っていれば問題ないでしょう。

ノンバンクからの借入は、安全かつスピーディーな融資が実現します。

また、ローンの種類が多く、少額融資や大口融資など「事業規模に合わせた」自由な借り方が可能です。

銀行からの融資がダメだった方は、ノンバンク融資で資金繰りを改善しましょう。

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