内職で本当にお金が借りれるのか疑問に感じる方はたくさんいるでしょう。
結論から言うと、内職だからキャッシングができないのは事実ではありません。
もちろんクリアすべき条件はあります。
今回はどうやって内職をしている人でも融資してもらえるのか下記3つの項目に沿って解説します。
- 内職の融資審査の注意点
- 消費者金融の審査
- 内職でもキャッシングができる方法
ただし注意したいのは借りれるからといって、限度額までキャッシングはしないことです。
収入が安定していない内職の過度な借入は危険です。
その認識の上で進めて行きましょう。
内職の融資審査の注意点
安定した収入に結びつかないと言われる内職ですが、最近は在宅ワークブームで幅広く内職をする人が増えています。
もちろん専業主婦で余った時間を内職で小遣い稼ぎと言う方もいるでしょう。
一方でフリーランスとして在宅で生活をしている人もいます。
こうした人たちがキャッシングをする場合に、どういった問題があるのでしょうか?
内職の融資の審査
内職でも、キャッシングの前提条件である安定した収入があることで容易に融資の審査が通ります。
また不安定な方でも配偶者が正社員など安定した収入が毎月あると証明されればキャッシングは可能になります。
でもどうしても内緒で借りるとなると現実的には非常に難しいです。
仕事があるかどうかわからない内職の場合は、審査が通らないケースも実際にあります。
また、過去にキャッシングをしていて返済が滞ったことがある方は審査が通り難くなります。
ただし、最初から諦める必要はありません。
状況次第ではキャッシングができる可能性もゼロではないのです。
融資枠は内職だと小さくなりますが、収入から返済額を考えたら望ましいと言えます。
総量規制
まずカードローンやキャッシングについて考える際に「総量規制」に抵触するかどうか気にする必要があります。
「総量規制」とは2006年10月に施工された貸金業法で定められた法律で「年収の3分の1を超えて貸付はできない」と言うルールです。
以前は、消費者が借入すぎで破産や自殺に追い込まれるケースが後を断ちませんでした。
そこで金融庁がルールを定めたのです。
これは銀行でのカードローンやキャッシングは銀行法では銀行の判断で総量規制を超えて貸し付けても大丈夫だとされたら融資はできます。
消費者金融は「総量規制」ルールを超えてキャッシングができなくなりました。
そうは言っても銀行で借入ができない方は、消費者金融で借りることになります。
消費者金融は金利もその分高くなりますし、多く借入れば自転車操業で最後は破産する人も少なくありません。
また最近は消費者金融は同じ消費者金融機関同士で信用情報を共有しており、昔のように多額の借入には一定の歯止めがかかるようになっています。
多重債務者を生まないように注意しているのです。
このような中で内職の場合、銀行でも消費者金融でも利用限度額が制限されて貸付額が少なくなっています。
消費者金融の審査
消費者金融と銀行では審査に違いがあります。
銀行の審査は数日かかるのが普通ですが、消費者金融は1時間もしない内に審査結果が出ます。
審査基準は個々の会社によって異なります。
ではどういった点を審査しているのでしょうか?
消費者金融の審査ポイント
銀行は消費者金融よりも審査が厳しく、その分借入金限度額も高くなります。
審査の時間もかかります。
一方、消費者金融の審査は銀行よりも柔軟で即日で借入ができます。
限度額は銀行に比べ低くなり、保証人無し・無担保のため金利が高くなります。
審査に必要な書類は銀行とほぼ同じです。
審査のポイント
①複数の金融会社に借入申込をしている
②直近の債務整理履歴がある
③他社からの借入が5社以上あるなどです
④申込書類に虚偽がある
⑤収入と借入のバランスが悪い
あくまでも貸手の金融機関は完済できる人にお金を貸したいと思っているのです。
これらのポイントをまず満たす必要があります。
収入を多く申告したり、既存の借入先と残債金額を記載しなかったりすれば審査の段階で落とされてしまいます。
信用情報機関には申込人にはいくら借入があるのか、データがあるので少ない金額やゼロと記載すれば虚偽の申告と見做されます。
最悪、審査に通ってもあとでウソがばれて一括返済を求められることもあります。
故意でなくともうっかりミスをして記載しないように、十分注意して借入申込書を作成して下さい。
また銀行系のカードローンやキャッシングの場合、保証会社が消費者金融の場合もあり、信用情報が共有されるので一概に消費者金融の方が審査は甘いなど思わない方がいいでしょう。
特に複数の会社にカードローンやキャッシングの申込をしている場合、多重債務者ではないかと疑われ審査に不利になる可能性があります。
内職でもキャッシングができる方法
内職でも急な資金の入用が発生した際にキャッシングができるようにするにはどうすればいいのでしょうか?
急な資金の入用で慌てずにキャッシングできるように最低限必要なことを紹介していきます。
収入を証明
毎月安定した収入があることを証明できることが重要ですが、内職にはネックな問題です。
しかし税務署の納税証明書があれば前年の所得証明ができます。
確定申告をしていない方は所得の証明ができないのでキャッシングはできないことになります。
毎月の収入がなければ支払いが滞る恐れがありますが、正社員でなくてもアルバイトやパートでも安定した収入があれば審査に通る可能性があります。
年金受給者でも審査に通るのは年金という収入があるからです。
場合によっては固定電話があるかどうかも審査対象になります。
これは在宅ワークや内職は個人事業者という捉え方から、実際には携帯やメールで仕事ができていても固定電話を必要とするからです。
借入金額は必要最低限
収入に対して希望する借入額が高すぎると、返済が不可能だということで審査で不利になります。
そこで低めの金額で希望を出すことをおすすめします。
無理な借入をしていないことを示すためです。
他社の借入
既存で借入がある場合は、借入先の残高を少しでも減らすようにしましょう。
総量規制の影響で年収の3/1を超えないように消費者金融は借入を制限しています。
また複数社からの借入は一本にまとめてもらうと金利負担を減りますので、金融機関に相談してみましょう。
信用情報の問題
これが一番大きな問題です。
過去に借入があって返済が滞ったことがある、あるいは債務整理をしたことがあれば審査が通り難くなります。
無理な借入をしないで着実に返済を行っていれば問題はありませんが、延滞が発生すると信用情報機関に登録され、完済しても5年間は審査に通らなくなります。
自営業者登録
内職はあえて言うならフリーターや無職に近い扱いになります。
その意味でカードローンやキャッシングの審査が通り難くなる可能性が出てきます。
そこで個人事業者として開業届を出す方法があります。
事業者になれば審査通過率が高くなるからです。
審査には別途書類が必要ですが身分が保証されるのでメリットも大きくなります。
開業届は税務署に出せば誰でも事業主になれます。
もちろん事業から生じた利益には所得税、個人事業税、消費税なども納税する義務が生じます。在宅ワークやフリーランスの方で開業届をしている方は多くいますが、ただ登録だけしていて実際は利益が出ていなければ結局、借入はできないことになります。
消費者カードローン
内職でキャッシングをするなら消費者カードローンが有利というのはなぜなのでしょうか?
そこで、こちらでは有利と言われる理由を踏まえて「審査のハードルを下げる方法」や「相性の重要性」を解説します。
審査のハードルを下げる
キャッシングを大きく分けると2つになります。
銀行カードローンと消費者カードローンです。
大きな違いは限度額と金利の違いですが、そもそも審査の段階で大きく違うのです。
銀行の審査通過率はおよそ20~30%と言われ、内職ではハードルが高すぎて歯が立たない感じです。
一方で、消費者金融の方はおよそ40%です。
このことからも審査通過を狙うなら消費者金融がおすすめなのです。
ただ審査に通りやすいだけあって、限度額が抑えられます。
特に内職の場合は、数万円までしか借りられないということもあります。
こうした場合でも借りて着実に返済の実績を積み上げることで、将来的に借入枠を広げてくれることもあります。
もし既に銀行カードローン申込していた方だったら、消費者金融カードローンを検討してみてはいかがでしょうか。
相性の重要性
銀行もそうですが、消費者金融にも相性があってA社はダメでB社の審査は通ったという話はよく聞きます。
一社がダメでも諦めないことです。
審査の基準が不明なのでなんとも言えませんが、大手金融よりも中小金融の方が借りやすい傾向は確かにあります。
ただし金利には要注意です。
一般的には銀行グループに入っている消費者金融は信頼性が高いと言えます。
また銀行ATMやコンビニでも借入返済ができるので大変便利です。
ATM手数料無料サービスやネットを通して指図をすれば指定銀行口座に即借入または口座から返済も可能です。
契約初回の借入は一括返済が30日間以内であれば金利無しの返済ができるサービスもあります。
消費者カードローンは銀行カードローンに比べ金利が高いのですが、仮に両方でキャッシングが可能であれば、状況に応じて賢く使い分けることだってできます。
まとめ
当記事では、融資審査を内職でも通過できる方法についてご紹介しました。
- 内職の融資審査注意点
- 消費者金融の審査
- 内職でもキャッシングができる方法
内職で融資審査を通過するのはやはり正社員より厳しいのが現実です。
しかし、対策方法はあります。
融資審査に通るためには社会的信用を身に付けることです。
昨今の働き方改革で在宅ワーク、フリーランスなど仕事のやり方も様々です。
ただ金融機関の審査方法は一部旧態依然のままなのも事実です。
大切なことは内職でも着実に仕事をこなして、生活の無駄を見直し、キャッシングやローンなどはきちんと支払うこと、そして賢く使いこなすことです。