カードローンを申し込んでいても、審査に落ちてしまい資金調達ができずに困っている方はいませんか?
審査に落ちてしまうと、銀行や金融機関では「落ちた理由」を教えてくれないために、その後の対策に悩んでしまう方も少なくありません。
審査に落ちた後でも、カードローンの再審査を行うことができますが、その前に落ちた原因を把握してから、対策を講じる必要があります。
こちらの記事ではカードローンの審査に落ちた原因と、原因ごとの対処方法、さらには再審査をクリアするための5つの対策について詳しく解説していきます。
「審査に落ちた方」にとって役立つ記事となっていますので、どうぞご覧ください。
目次
カードローン審査に落ちてしまったら?原因と対処方法
カードローンの審査に落ちてしまった場合、落ちたことで借入を諦める方もいるかもしれませんが、再審査によって通ることがあるのをご存じでしょうか?
ただし、闇雲に申し込みをして再審査を行うのではなく、審査をクリアするためには審査に落ちた原因を把握し、解決や対策を講じた上で申込を行うことが必要です。
銀行や消費者金融では落ちた理由を公開していないために「落ちた原因がわからない」と言う方も多いと思いますが、過去の事例などから下記の原因にあてはまるケースがほとんどですので、ご自身の状況と照らし合わせてみてください。
次に、落ちた原因と原因ごとの対処方法を解説していきます。
収入が低くて審査が通らない場合
年収が低く雇用形態のステータスが弱いと言う理由で、カードローンの審査に落とされる場合があります。
最近では、定期的な収入であれば契約社員やパートでも審査を通過することはできるようになってきましたが、年収がより低いのであれば審査を通過することは難しくなるでしょう。
カードローンを扱っている会社によって異なりますが、年収100万円~150万円をボーダーラインと考えておいてください。
◆対処方法
自身の年収が低い時には、転職を行い雇用形態や年収入をアップさせると効果的、ステータスや年収が上がれば、カードローンの審査に通過しやすくなります。
また、年収があるのに審査に落ちてしまったのなら、書類の不備や会社への在籍確認にも問題があると考えられます。
2ヶ月以上の給与明細の提出、会社連絡がスムーズに行えるように準備をしておきましょう。
希望する限度額が高すぎる場合
カードローンの申込時の希望限度額を高く設定しすぎると審査に落ちてしまう場合がありますので、注意してください。
消費者金融では「年収の3分の1までの借入額」という総量規制を守らなければならず、銀行カードローンでも総量規制に準じた限度額を設けているところもあります。
◆対処方法
限度額が年収の3分の1を超えていないか、確認をしておきましょう。
また、カードローンの初回契約時には30万円~50万円の限度額が一般的となっていますので、高額な限度額を希望することなく、一般的な範囲の限度額を希望すると良いでしょう。
多くの借入をしている場合
申込を行ったカードローン会社以外にも借入をしており、その件数が多い場合には審査を通ることが難しくなります。
特に消費者金融のカードローンに落ちてしまった場合には、他のカードローンとの借入れの総額が総量規制を超えてしまうかギリギリになっている可能性があります。
◆対処方法
他社のカードローンの借入額を確認し、自身の借入総額が総量規制の範囲内であるかを確認します。
特に他社のカードローンなどの借入件数が3つ以上あるのなら、借入件数を整理しておくとよいでしょう。
信用情報がブラックな場合
自身の信用情報がブラックとなっている場合には、大手の消費者金融の審査に通ることができません。
過去5年間の中で、61日以上または3ヶ月以上の延滞、3ヶ月以上の延滞、自己破産や任意整理などの債務整理を行っているとブラックリストの条件に入ってしまいます。
◆対処方法
大きな金融事故を起こした場合の支払い履歴がは5年間残され、申込履歴は6ヶ月残されます。
審査に落ちて再度申込を行う際には6か月後に申し込むと良いでしょう。
延滞の履歴などの支払い履歴が残っている場合は、2年間はカードローンの審査に不利な状態です。
履歴がないスーパーホワイトの場合
自身の信用情報に全く履歴が残っていない場合には、スーパーホワイトの状態となります。
スーパーホワイトの状態となってしまうと、「債務整理を行った後なのでは?」「履歴がないので判断できない」等の理由から審査に落ちてしまう場合があります。
20才代ならば履歴がなくても当然ですが、30才代を過ぎてからのスーパーホワイトの状態だと審査に落ちる可能性が高くなります。
◆対処方法
利用履歴がないスーパーホワイトならば、クレジットカードに入会するがスマートフォンの機種変更やローンを利用して、利用履歴を作っておくとよいでしょう。
債務整理を行うと履歴は5年~10年は残りますがになり、その後は信用情報が真っ白のホワイトになります。
スーパーホワイトの場合、この状態と疑われることがあるのです。
カードローンの再審査をクリアするための5つの対策
カードローンの審査に落ちた後でも、新たに申し込みを行い再審査を受けることはできます。
ただし、状況を改善するために上記のような対処をすることはもちろんですが、再審査を通るための対策を取ることも必要となるでしょう。
再審査を何回も続けていると審査がより不利になってしまいますので、再審査を受ける前には、次の5つの対策を念頭に入れておいてください。
対策1:違うカードローンに申し込む
カードローンの再審査を受けるのなら、落ちてしまったカードローンではなく、別のカードローンに申し込むようにしてください。
同じカードローン会社で再審査を行っても、申し込みや審査落ちの履歴が残されているために落ちることが多く、また同じ保証会社を利用している場合でも審査に通ることが難しくなります。
他のカードローン会社、または違う保証会社であることを確認してから、再審査を行ってください。
対策2:落ちてから6ヶ月以上の期間を確保
審査に落ちてから、再審査を行うまでの期間は6ヶ月以上経ってからにしましょう。
カードローンでは申し込みを行うと6ヶ月間は履歴が残ってしまいますが、6ヶ月後には履歴が消えるために再審査が通りやすくなります。
6ヶ月以内であるなら、申し込み履歴が残っているので再審査は慎重に行わなければなりません。
対策3:自身のステータスをあげる
自身の状況が審査で落ちた時よりも、ステータスが上がっていれば再審査が通りやすくなります。
再審査を行うなら、「年収が上がった」「正社員になれた」などの自身のステータスがアップさせるような対策を取っていると再審査に通りやすくなります。
対策4:審査に通りやすいカードローンを選ぶ
ローンを選ぶときには低金利を希望する方が多いと思いますが、銀行カードローンなどの低金利なローンは審査が厳しいと言われています。
消費者金融は金利は高いですが、審査が通りやすいとされていますので、銀行カードローンで審査が落ちたのなら、審査の緩い消費者金融のローンも視野に入れておくとよいでしょう。
対策5:公的な機関も視野に入れる
資金調達としてカードローンの審査が通らなくても、公的機関からお金を借入れることができるかもしれません。
福祉資金の緊急後口資金は、最大で10万円と少額ではありますが低金利で素早い融資を受けることができます。
また、新型コロナウイルス等の影響によって一時的な資金、休業や失業などで生活資金に困っているのなら、緊急小口資金等の特例貸付(無利子、保証人ナシ)で20万円以内の貸付が利用できます。
再審査で気を付けたい注意事項
申し込みや再審査を行うと自身の信用情報などに関わってきますので、申し込む前には注意点を把握しておくことが大切となります。
再審査をした後で「知らなかった」「失敗した」とならないように、注意事項をしっかりと確認しておきましょう。
信用情報に記録されることを忘れないように
カードローンを申し込むということは、申し込んだ情報が信用情報機関に保管される形になります。
信用情報に残されるデータは、クレジットカードやローン、キャッシングの利用履歴だけと感じている方も多いと思いますが、「申し込みだけでも履歴が残る」ということを念頭に入れておいてください。
「この人は審査に落ちたことがある」と言うことが、信用情報でわかってしまうのです。
半年間は申込を行わない
上記の信用情報に申し込み履歴残りますが、その期間は6ヶ月間です。
3つの信用情報機関があり、その登録機関は下記の通りとなっています。
信用情報機関 | 登録期間 |
JICC(日本信用情報機構) | 申込日から6ヶ月を超えない |
CIC(割賦販売法・賃金業法指定信用情報機関) | 紹介日より6ヶ月間 |
全国振興個人信用情報センター | 6ヶ月~10年間 |
申し込みをして審査落ちした情報が6ヶ月間残っていますので、情報がリセットしてから再審を受けることが望ましく、審査に落ちた原因に心当たりがないのなら、再審査で審査を通過できるかもしれません。
ただし、落ちた理由によっては6ヶ月経ったとしても審査に通らない場合があります。
書類の準備を怠らないように
カードローンを申し込みを行う際には、数多くの書類や項目に記入すると同時に、身分証明書や収入証明書などの書類を提出しなければなりません。
万が一、誤って記入していたり、書類に不備があると審査に時間がかかり、場合によっては審査の通過を妨げる要因にもなります。
余裕をもって書類を事前に準備し、記入する項目に間違いがないかを念入りにチェックしておくことも大切となります。
また、審査に通りたいと思い虚偽の記載すると、在籍確認や信用情報などで事実と異なることが判明してしまい「不正」をしたと判断されて、さらに審査が難しくなってしまいます。
書類に不備がなく、正しい情報を記載しているかなど、最新の注意を払った上で申し込みを行うようにしてください。
まとめ
カードローンの審査に落ちてしまった場合の原因と対処方法に加えて、再審査をクリアするための5つの対策、再審査での注意事項などをまとめてご紹介してきました。
審査に落ちた場合でも、再審査は可能となっていますが、スムーズに審査を通過するためには、原因を把握し、対策をとった上で再審査に臨んでください。
立て続けに申し込みを行ってしまうと、さらに審査が通ることが難しくなってしまいますので、6ヶ月間経ってから、または違うカードローンへ申し込むなどの対策を講じた上で再申し込みを行うようにしましょう。
緊急の場合や、新型コロナウイルスの影響による資金調達ならば、公的機関から低金利の融資を受けることができますので、ご検討なさってみてください。