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ランドクルーザープラドをお得に購入できるCEV補助金の5つの要点を徹底解説

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皆さんは、トヨタの人気車種に「ランドクルーザープラド」という車があるのをご存じですか。
ランドクルーザープラドは、1984年にランドクルーザー70系の派生車種として登場したトヨタの自動車で、悪路走破性に定評がある人気SUV車種です。

ランドクルーザープラドは、原型車種であるランドクルーザーよりも小型でSUVとしての性能も十分に備え、大きすぎずに都心などでも運転しやすいサイズ感であることから、国内のファミリー層に絶大な人気を誇っています。
さらにランドクルーザープラドには、本格SUVとしての圧倒的な動力性能を誇るディーゼルターボエンジンが搭載されており、このディーゼルターボエンジンは単にパワーがあるだけでなく、世界水準の環境性能を実現した「環境に優しいエンジン」であるため、環境問題を抱える国が推奨する車種の一つでもあることが大きな特徴となっています。

そして、ランドクルーザープラドのクリーンディーゼルモデルはクリーンディーゼル車であるため、国が実施する環境に優しい車の普及を促すための補助金制度である「CEV補助金」の補助対象車種に該当します。
ランドクルーザープラドの購入を検討している方は是非この記事を読んでいただき、お得にランドクルーザープラドを手に入れるための参考にしていただければ幸いです。

本記事では、ランドクルーザープラド購入時の経済負担を軽減してくれる「CEV補助金」について詳しく解説します。

CEV補助金について

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CEV補助金とは、国土交通省が定める排気ガスや燃費の基準値をクリアした環境性能の優れた自動車を購入する際に、購入者の経済負担を軽減するための補助金制度で、CEV補助金事業を運営するのは一般社団法人次世代自動車振興センターになります。

国は環境問題の対策として、国民に環境に優しい自動車を所有してもらうことを推奨しているため、環境に優しい自動車であるCEV(Clean Energy Vihicle / クリーンエネルギー自動車)として認定された自動車を購入する際に申請等の必要な手続きを行えば、国が購入費用の一部を補助金として支給してくれます。

※CEV=Clean Energy Vihicle / クリーンエネルギー自動車のことを指します。

CEV補助金の対象となる4つの対象車両

そして、CEV(クリーンエネルギー自動車)に該当する補助金の対象車両には以下の4種類がありますので一つずつ説明します。

・電気自動車(EV)
・プラグインハイブリット自動車(PHV)
・燃料電池自動車(FCV)
・クリーンディーゼル自動車(CDV)

①電気自動車(EV)

電気自動車とは、ガソリン等の燃料が動力源ではなく、車載されたバッテリーに充電された電気を燃料として走行する自動車のことです。
電気自動車はガソリンを使用しないため環境問題となっている「CO₂」の排出が一切ありません。
また、電気自動車は構造上エンジンがないため、騒音や振動が少ないといった特徴があります。

②プラグインハイブリッド自動車(PHV)

プラグインハイブリッド自動車とは、ハイブリッド車と電気自動車のメリットを融合させた自動車のことです。
ガソリンと電力を使って走るハイブリッド車の性能を兼ね備えているため、充電した電力を使い切ったとしても走行が可能である、といった特徴があります。
電気自動車とは違い、電力を充電するステーションがなくても安心して走行することができます。

③燃料電池自動車(FCV)

燃料電池自動車とは、水素と空気中の酸素の化学反応によって作られる「燃料電池」を用いてモーターを動かす仕組みの自動車です。
「CO₂」の排出は一切なく、走行中に排出するのは水だけといった特徴があります。

④クリーンディーゼル自動車(CDV)

クリーンディーゼル自動車とは、軽油を燃料として走る自動車のことですが、従来のディーゼル車とは違い、排気ガスに含まれる有害物質の量が低減される仕組みを持つ自動車のことを指し、CO₂排出量が少ないだけでなく、ガソリン車と比べて燃費がいいといった特徴があります。
トヨタ車のランドクルーザープラドにはクリーンディーゼルモデルがあるため、CEV補助金の対象車両に該当します。

対象車両別の補助上限額と計算式

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では次に、CEV補助金対象車両を購入する場合に支給される補助金の具体的な金額を見ていきたいと思います。

①電気自動車(EV)

・補助上限額 / 40万円
・補助金額の計算式
(普通自動車 / 3ナンバー車)
「1回の充電走行距離1kmあたりの補助単価(2,000円/km)」×「1回の充電距離-200」

(普通自動車 / 3ナンバー車以外・小型自動車・軽自動車)
「1回の充電走行距離1kmあたりの補助単価(1,000円/km)」×「1回の充電距離」

②プラグインハイブリッド自動車(PHV)

・補助上限額 / 20万円
・補助金額の計算式
一律20万円

③燃料電池自動車(FCV)

・補助上限額 / 225万円
・補助金額の計算式
「車両本体価格-基準額」×「補助率」

④クリーンディーゼル自動車(CDV)

・補助上限額 / 15万円
・補助金額の計算式
「車両本体価格-基準額」×「補助率」

ランドクルーザープラドは④のクリーンディーゼル自動車に該当するため、必要な手続きを行えば、15万円以内の補助金額が支給される可能性があるということになります。

CEV補助金の申請方法と必要書類

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では、CEV補助金を支給してもらうには、具体的にどのような手続きを行う必要があるのでしょうか。

CEV補助金申請時の一連の流れは以下になります。
①補助金交付申請の募集
まずは、インターネット等でCEV補助金募集に関する情報を集めましょう。
その際には、公募元である次世代自動車振興センターのホームページを参照して下さい。
CEV補助金に関する必要な情報を閲覧することができます。

次世代自動車振興センター

②補助対象車両の購入及びリースの登録・届出
CEV補助金を活用して購入したい車両が、補助対象車両であるかを確認し、補助金申請をする前に登録・車両代金の全額支払いを済ませておく必要があります。

③申請書類の提出
補助金交付申請書とその他、定められた書類を添付して提出します。
※補助金交付申請書類は持ち込みによる受け付けはしていないため、郵便または宅急便で送付する必要があります。

④審査
補助金交付申請書類が適正なものか、審査が行われます。

⑤交付決定
審査に受かれば、申請者に「補助金交付決定通知書兼補助金の額の確定通知書」が送付されますので、内容を確認しましょう。

⑥補助金交付
「補助金交付決定通知書兼補助金の額の確定通知書」が発行されてから1週間程度で、申請者の口座に補助金が振り込まれます。

⑦車両の一定期間の保有
CEV補助金を活用して取得した自動車(取得財産等)は、届出日から4年または3年の定められた期間の保有が義務付けられています。

(申請時に必要な書類)
・補助金交付申請書
申請者、車両、補助金額や振込先等を記入する書類です。

・申請者の確認書類
運転免許証、健康保険証、住民票などの申請者の本人確認が可能な書類のいずれか一つを提出する必要があります。

・申請車両の確認書類
自動車検査証、または標識交付証明書のいずれか一つが必要です。

・車両代金の確認書類
(車両代金の全額分の支払いが確認できる支払証明書類)
申請者宛ての領収書、銀行発行の振込証明書のいずれか一つが必要です。

・車名及び購入価格の確認書類
車名やグレード、購入価格が明示された書類が必要です。
(申請者が車両購入者となっている注文書、請求書、契約書等)

・下取価格が車両代金の一部に充当されたことの確認書類
下取代金を車両購入代金の一部に充てた場合、車両販売会社が記入した「下取車入庫証明書」が必要になります。

・補助金を受けた車両の管理のための書類
取得財産等管理台帳、取得財産等明細表が必要です。

・型式が不明となっている車両の仕様確認書類
申請車両の型式が不明となっている車両の場合は、その仕様が事前に承認を受けている補助対象車両と同一であることを証するメーカー又はメーカーの委託を受けた輸入事業者発行の確認書が必要です。

上記の流れを理解して必要書類を用意できれば、CEV補助金の申請準備は整ったことになります。
また、CEV補助金は、車両を購入した「地方公共団体、企業・団体の法人」「個人」「リース会社」が申請をすることが可能です。

その他よくある質問や問い合わせ等の情報は、「次世代自動車振興センター」のホームページに記載されていますので、そちらをご参照下さい。

次世代自動車振興センター

CEV補助金を使う際の注意点

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CEV補助金は場合によっては返納しなければならない場合があるのです。
CEV補助金を使って購入した自動車を4年未満に手放す場合には、補助金を返納する必要があります。
その場合に必要な手続きの手順は、以下の流れです。
①財産処分承認申請書の提出
    ↓
②処分内容の確認・通知
    ↓
③車両の処分(下取り・売却)
    ↓
④財産処分報告書の提出
    ↓
⑤補助金返納額の算出・通知
    ↓
⑥補助金の返納
必ず「処分する前」に、補助事業元である「次世代自動車振興センター」に「財産処分承認申請書」を提出する必要があり、その後センターが算出した返納金額を必ず20日以内に支払わなければなりません。
補助金を返納するにはかなりの手間や労力、時間を使うことになってしまうため、CEV補助金を申請する前に上記を踏まえた上で検討しましょう。

・補助金申請から補助金受給までには時間がかかる
申請書を提出してから補助金を受け取るまでには、約2ケ月程かかります。
(申請者が多い場合はさらに時間がかかります。)
申請をする場合は、補助金を受け取るまでには少し時間が必要であるということを知っておきましょう。

まとめ

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以上、本記事ではトヨタ車の人気SUV車種、「ランドクルーザープラド」を購入する際に使える補助金制度「CEV補助金」について解説致しました。

CEV補助金は、次世代自動車振興センターが運営する補助金事業であり、国が抱える環境問題を緩和するため、国が定めた排気ガス等の基準値をクリアした環境に優しい自動車を国民に推奨することを目的とした補助金制度です。

国が認定する「環境に優しい自動車」には、①電気自動車②プラグインハイブリッド車③燃料電池自動車④クリーンディーゼル自動車、の4つに分類されており、トヨタ車のランドクルーザープラドにはクリーンディーゼルモデルがあることから、環境に優しい自動車であるクリーンディーゼル自動車に該当しますので、CEV補助金の対象車種であるということになります。

クリーンディーゼル車の補助上限金額は15万円以内となっており、クリーンディーゼル車に該当する自動車を購入する際に必要な手続きを行うと、この金額を国が補助金として支給してくれます。
CEV補助金申請ができるのは、該当車両を購入した「地方公共団体、企業・団体の法人」「個人」「リース会社」で、一般の方が該当車両を購入する際は個人に該当します。

申請時の流れは「補助金の募集」→「対象車両の購入」→「申請書の提出」→「審査」→「交付決定」→「補助金交付」という流れになり、申請から補助金受け取りまでには、およそ2ヶ月程度の時間が必要です。

そして、CEV補助金を使って自動車を購入した場合、4年以内に売却するなど手放すことになると補助金を返納しなければならないことになり、補助金返納の際には手続きをする必要があり手間がかかりますので、注意する必要があります。

クリーンディーゼル車であるランドクルーザープラドは悪路走破性に優れているだけでなく、ガソリン車と比べても燃費がよく、都心なども走りやすいファミリー向けのサイズ感となっている人気SUV車種です。
本記事を参考にCEV補助金を使ってランドクルーザープラドを購入することを検討してみてはいかがでしょうか。

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