世界遺産で有名な「姫路城」をはじめとする観光スポットを擁する・姫路。
江戸時代には「西国将軍」「姫路宰相」と呼ばれた池田輝政によって姫路藩が成立し、姫路はその城下町として整備されました。
歴史ある姫路ですが、個人や事業者をサポートする補助金や助成金も充実しています。
こちらの記事では、兵庫県姫路市で活用できる助成金や補助金を一覧として紹介していきますので、是非一読してみてください。
INDEX
コミュニティ活動助成事業補助金
継続的に実施されるようなイベント事業、地域の歴史、文化、自然等の資源(地域資源)を活用して地域の魅力を高めるための事業、地域資源を未来に継承するための事業に対して補助金を交付されます。
補助対象事業
コミュニティ活動助成事業補助金の補助対象事業は以下の通りです。
・運動会等のスポーツ活動(地区単位の運動会、グランドゴルフ、マラソン大会など)
・地域内の文化的な活動(文化発表会、展示会など)
・地域資源を利用したイベント活動(地域資源ウォークラリーなど)
・地域資源を保存し、または伝承するための活動(郷土誌、地域資源案内看板、里山の保存など)
その他この事業の趣旨にふさわしい事業(総おどり、世代交流会など)
(補助対象とならない事業)
・宗教的な事業
・政治的な事業
・記念碑の建立、地域リーダーの研修など、地域内のごく一部の人たちしか参加できない事業
・国、兵庫県、市、その他公共的な団体から補助を受けて実施する事業(例:女性コミュニティ活動推進事業、ニュースポーツ地域普及事業など。事業の中で経費を分けていても対象になりませんのでご注意ください。))
補助対象団体
コミュニティ活動助成事業補助金の補助対象団体は下記の通りです。
・姫路市内の「地区連合自治会」
※複数の地区連合自治会による共同での事業実施も可能です、詳細は市民活動推進課までお問い合わせください。
補助対象経費
コミュニティ活動助成事業補助金の補助対象経費は以下をご覧ください。
会議代(会議室利用料、資料印刷代、茶菓子代、ただし、食事代は対象外です。)
⑴印刷費(チラシ等印刷代、用紙代)
⑵通信費(切手代、封筒代)
⑶事務費
⑷会場費、会場設営費、用具借り上げ代
⑸看板製作費・設置費
⑹参加賞代(参加者全員に配布)
⑺賞品代(順位に基づき参加者の一部に配布)
⑻ビンゴやくじ引きの景品代
⑼参加者の軽食代、飲料水代
⑽弁当代(参加者)
⑾弁当代(スタッフ、講師)
⑿炊き出しによる材料費、燃料費
⒀講師謝礼(交通費は別途計上せず、謝礼に含ませてください。)
⒁イベント傷害保険料
補助金の額
コミュニティ活動助成事業補助金の補助金の額は次の通りです。
・75万円以内(年間で複数の事業を行う場合は合計で75万円までが対象となります。)
姫路市スタートアップ支援事業補助金
「創業支援等事業計画」で位置づけられた「特定創業支援等事業(創業セミナー)」による支援を受け、姫路市内で創業された方について、自社の広告宣伝費の一部が補助されます。
補助対象事業
姫路市スタートアップ支援事業補助金の補助対象事業は次の通りです。
・自社の製品やサービスに関する広告宣伝を行う事業。
※下記の事業については、補助対象事業外です。
・風俗営業等の事業
・政治的活動や宗教的活動を目的とする事業
補助対象者
姫路市スタートアップ支援事業補助金の補助対象者は、以下の通りです。
・姫路市内で創業した日以後2年を経過していない方
補助対象経費
姫路市スタートアップ支援事業補助金の補助対象経費は下記の通りです。
広告宣伝費に要する経費のうち、
・チラシ制作
・新聞および雑誌への広告掲載
・新聞折込
などの紙面媒体上での広告宣伝に要する経費。
補助金の額
姫路市スタートアップ支援事業補助金の補助金の額は以下の通りです。
補助率:補助対象経費の2分の1以内
補助限度額:10万円
姫路市オフィス立地促進賃料補助金
姫路市の区域内における本社機能の立地を促進することにより、本市産業構造の多様化及び高度化の推進並びに雇用機会の拡大を図り、もって市勢の伸展と市民生活の安定に資するため、新たにオフィスビル等の建物へ入居する者に対して姫路市オフィス立地促進賃料補助金を交付します。
補助対象事業
姫路市オフィス立地促進賃料補助金の補助対象事業は以下の通りです。
・姫路市の区域内において、本社建物の設置を行うために賃貸借により賃料を支払う事業
補助対象者
姫路市オフィス立地促進賃料補助金の補助対象者は次の各号に掲げる基準の全てに適合していることが条件です。
⑴新規雇用された常用従業員又は転入した常用従業員が11人以上いること。
⑵本社建物において行う事業が次のいずれにも該当しないこと。
・風俗営業等に該当するもの
・宗教活動又は政治活動に関する事業に係るもの
・その他補助金の交付目的に則して適当でないと市長が認めるもの
⑶国、地方公共団体又はこれらの全額出資に係る法人ではないこと。
⑷姫路市暴力団排除条例に規定する暴力団員又はこれらのものと社会的に非難されるべき関係を有するものでないこと。
補助対象経費
姫路市オフィス立地促進賃料補助金の補助対象経費は次の通りです。
・本社建物の設置に伴い、補助対象事業者が支払う本社建物の賃借料となります。
補助金の額
姫路市オフィス立地促進賃料補助金の補助金の額は次の通りです。
補助率:補助対象経費の4分の1以内
補助限度額:月額750円/平方メートル・100万円/年度
姫路市地域企業情報収集調査事業補助金
姫路市の産業振興に資する公益性の高い事業のうち、市内企業が抱える課題等への対処のため、会員企業とのネットワークやこれまで収集・蓄積してきた企業情報等を活用し、調査・研究を行い、その結果の周知・広報し、また、課題解決に向けた産業施策を提案する事業に対して助成するものです。
補助対象事業
姫路市地域企業情報収集調査事業補助金の補助対象事業は、次の各号の全てを実施する事業です。
⑴地域産業の活性化を図るための調査・研究事業
⑵前号の事業の結果についての周知・広報事業
⑶第1号の事業の結果に基づく行政への提案
補助対象者
姫路市地域企業情報収集調査事業補助金の補助対象者は以下の通りです。
・姫路市内の50以上の中小企業者を会員とし、本市における産業の総合的な改善発達を図ることを目的として設立された経済団体
補助対象経費
姫路市地域企業情報収集調査事業補助金の補助対象経費は以下の通りです。
・人件費(臨時に雇用する者の出向費または臨時に雇用する者の賃金に限る。)
・旅費交通費
・消耗品費
・印刷製本費
・通信運搬費
・委託費
・会場使用料
・報償費
・その他市長が特に必要と認める経費
補助金の額
姫路市地域企業情報収集調査事業補助金の補助金の額は以下の通りです。
・補助率:2分の1以内
・補助限度額:200万円
金属3Dプリンタ活用促進補助金
兵庫県立大学姫路工学キャンパス内の「金属新素材研究センター」に設置された金属3Dプリンタを利用して技術の向上・開発、技術者の育成に取り組む市内の中小企業者に、施設利用に係る経費が助成されます。
補助対象金属3Dプリンタ
金属3Dプリンタ活用促進補助金の補助対象金属3Dプリンタは次の通りです。
・兵庫県立大学姫路工学キャンパス内の「金属新素材研究センター」に設置された「電子ビーム型金属3Dプリンタ」及び「レーザービーム型金属3Dプリンタ」
補助対象者
金属3Dプリンタ活用促進補助金の補助対象者は以下の通りです。
・姫路市内に主たる事業所を持つ中小企業者
補助対象経費
金属3Dプリンタ活用促進補助金の補助対象経費は下記の通りです。
金属3Dプリンタを活用して、技術の向上及び技術者の育成を図り、並びに研究及び技術開発を目的に、金属3Dプリンタを利用するための経費(3Dプリンタによる製品の製造依頼は除く)
・金属3Dプリンタの使用料
・金属3Dプリンタで使用する金属粉末の購入に係る費用(実際に使用した分に限る)
・金属3Dプリンタの使用に関連して使用するセンターに設置された合金作成装置、粉末作成装置又は分析装置の使用料
※補助金の交付を決定した日以後に発生する経費で、かつ当該年度中に支払を完了するもの
補助金の額
金属3Dプリンタ活用促進補助金の補助金の額は以下の通りです。
・補助率:補助対象経費の1/2以内
・補助限度額:50万円
インキュベーションセンター等活用促進事業
姫路市インキュベーションセンター等活用促進事業は、ものづくり分野、特に成長産業分野における新たな製品や素材、革新的な技術の開発を促進するため、産学連携による同分野の共同研究・共同開発を支援するものです。
補助対象事業
インキュベーションセンター等活用促進事業の補助対象事業は次の通りです。
・市内中小企業者と大学等による研究グループが、大学の共同研究専用施設(以下「インキュベーションセンター等」という。)において、ものづくり分野の共同研究等を行う事業(研究グループに播磨圏域の中小企業者や公的試験研究機関を含む場合も可。)
・主な要件
⑴市内中小企業者が主体となって行うものづくり分野の共同研究等であること。
⑵研究グループに大学教員が1名以上参加すること。
⑶共同研究等がその相手方の大学の学内審査により選考・決定されていること、または相手方の大学の学長が推薦する共同研究等であること。
⑷国、県またはその他の団体から補助採択されていない共同研究等であること。
補助対象者
インキュベーションセンター等活用促進事業の補助対象者は以下の通りです。
・姫路市内に主たる事業所(本社または本店)を有する中小企業者
補助対象経費
インキュベーションセンター等活用促進事業の補助対象経費は下記の通りです。
・共同研究等に要する経費
※人件費、振込手数料、消費税など一部対象外となる経費があります。
補助金の額
インキュベーションセンター等活用促進事業の補助金の額は以下の通りです。
補助率:研究テーマの成長産業分野※の場合 3分の2以内
研究テーマが上記以外の分野の場合 2分の1以内
補助限度額:200万円
※成長産業分野
・先端医療関連
・健康・福祉機器関連
・次世代エネルギー・環境関連
・地域資源関連
・先端分野に関する高度技術関連(航空宇宙、ロボットなど)
姫路市住宅土砂災害対策支援事業補助金
土砂災害特別警戒区域(R区域)における土砂災害から住民の生命と身体の保護を図るため、姫路市が危険住宅の除却または移転に係る経費の一部について補助するものです。
補助対象事業
姫路市住宅土砂災害対策支援事業補助金の補助対象事業は次の通りです。
・除去事業
補助対象者が危険住宅の除却を行う事業
・移転事業
補助対象者が危険住宅を除却し、当該住宅に代わる住宅を建築し、または購入して移転(これに必要な土地の取得を含む。)を行う事業
補助対象者
姫路市住宅土砂災害対策支援事業補助金の補助対象者は次の通りです。
・危険住宅を所有する方、または危険住宅に居住する方
補助対象経費
姫路市住宅土砂災害対策支援事業補助金の補助対象経費は以下の通りです。
・危険住宅の除却を行う際の工事費など
補助金の額
姫路市住宅土砂災害対策支援事業補助金の補助金の額は次の通りです。
⑴除却事業
補助率:危険住宅の除却に要する経費の3分の2
補助限度額:200万円
⑵移転事業
移転先住宅の建設・購入に要する資金を金融機関等から借り入れた場合において、借入金利子相当額(年利率8.5%を限度とする。)を補助
・補助率:10分の10
・補助限度額:415万円
これに加えて上乗せ分として、移転先住宅の建設・購入費を補助(補助率10分の10、補助対象限度額200万円)
まとめ
2020年の兵庫県姫路市で活用できる5つの助成金や補助金となる「コミュニティ活動助成事業補助金」「姫路市スタートアップ支援事業補助金」「姫路市オフィス立地促進賃料補助金」「姫路市地域企業情報収集調査事業補助金」「金属3Dプリンタ活用促進補助金」「インキュベーションセンター等活用促進事業」「姫路市住宅土砂災害対策支援事業補助金」を一覧にして紹介してきました。
姫路市では、地域企業情報収集調査事業補助金や、オフィス立地促進賃料補助金などがあり、事業者にとって活用できる補助金が充実しています。
一方で、土砂災害に関する補助金もあり、市民の安全にもしっかりとした補助制度もあり、その種類は様々です。
補助制度はとてもありがたいですが、こういった補助金の申請には期日が設けられており、その期日を過ぎると受付してくれなくなりますので、常にチェックしておくことが重要です。