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派遣社員が金融機関から融資を受けるための5つのポイントを紹介

融資

金融機関から融資を申し込んだが、審査で落とされてしまった。

これは、自身が派遣社員だったからかもしれない、という思いをしたことはないでしょうか?

結論を言うと、派遣社員だからという理由だけで、どこからも融資してくれない、ということはありません。

審査で一番重視されるのは、信用力、返済能力があるかという点なのです。

そこで今回は、派遣社員が金融機関から融資を受けるための、以下に掲げる5つのポイントについて紹介していきます。

①在籍確認
②勤続年数
③他社からの借入は減らしておく
④1社ずつ申し込む
⑤借入希望額を低めにする

派遣社員について

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派遣社員とは、端的にいうと「雇用契約を結んだ会社とは別の会社で働く労働者」のことです。

このとき労働者は、雇用契約を結んでいる会社から実際に働く会社へと、「派遣」される形になるので、派遣社員と呼ばれます。

派遣社員の年収

派遣社員が融資の審査に受かりにくいと思われてるひとつに年収の低さが挙げられます。

派遣社員は基本的にボーナスこそありませんが、実は派遣社員の年収はそれほど低いわけではありません。

時給や日給はパートタイムやアルバイトより高めになることが多いです。

中には、社員と変わらない、または正社員よりも多く稼いでいる派遣社員もたくさんいます。

派遣社員のメリット

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⑴ 理想する働き方ができる
派遣社員のもっとも大きなメリットといえるのが、自分のライフスタイルや仕事への向き合い方に合った、理想に近い職場を見つけやすいということです。

派遣先企業を選ぶ際、仕事内容をしっかりと把握することで理想の職場で働ける可能性が高くなります。

⑵難易度の高い仕事にもチャレンジしやすい
派遣社員は、原則として派遣先企業から採用選考を課されることはありません。

つまり、派遣会社から派遣されさえすれば、正社員として入社するのが難しいような大企業や有名企業の一員としてすぐにでも働くことができるということです。

⑶キャリアチェンジのきっかけになる
派遣社員の仕事には、未経験OKのものが多いという特徴があります。

特に未経験者を歓迎しているケースが多いのが事務職・オフィスワーク、販売業や飲食業の経験しかなく、将来のためにオフィスワークも覚えておきたいと考えている人にとっては、派遣社員という働き方はキャリアチェンジのきっかけになり、最適な選択肢のひとつといえます。

⑷ポータブルスキルに関するサポートを受けられる
派遣会社からスキルアップやキャリア形成に関するサポートを受けられるのも、派遣社員として働くメリットのひとつです。

PCスキル、ビジネスマナーなどに関する研修があるのが一般的で、いろいろな職場で役に立つ、いわゆるポータブルスキルを身に付けることが可能です。

派遣社員のデメリット

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⑴収入が不安定になる場合がある
派遣社員が仕事をできるかどうかは、派遣会社と派遣先企業の派遣契約によって決まります。

派遣契約が終了したとたんに仕事はなくなってしまうので、収入が不安定になることも多くあります。

⑵責任のある仕事を任せてもらいづらい
重要な仕事や責任のある仕事を任せてもらえるケースは少ないでしょう。

派遣社員の能力に応じて、単純作業しか担当させてもらえないような場合もあります。

⑶正社員に比べて待遇が悪いケースが多い
一般的に派遣社員の場合、通勤交通費やボーナスが出ません。

専門的な知識や技能を持っていて、それを生かしている働き方をしている場合は、高給の人が多く見られますが、同じ仕事をしていたとしても多くの場合、正社員より給料は安くなります。

派遣社員がお金を借りる条件とは?

お金を借りる審査で大切なのは「安定した収入があるかどうか」「収入に対して借りるお金の希望額が大きすぎないか」という点です。

派遣社員で年収や月収が少なくても、この点さえ満たしていれば「派遣社員だから」という理由で審査に落ちることはありません。

金額がいくらであろうと毎月定期的に収入があれば、派遣社員でもお金を借りることができます。

即日融資を狙うなら大手消費者金融

即日融資を希望するなら、銀行カードローンよりも、大手消費者金融のカードローンを利用しましょう。

大手消費者金融とは、アコムやプロミスのような知名度のある業者のことです。

大手消費者金融は、ネットで全ての操作を行える「WEB完結」という仕組みを採用しているため、効率的に手続きをすることが可能で、審査時間は最短30分という早さで即日融資が出来ます。

派遣写真が融資を受けるための5つのポイント

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派遣県社員でも金融機関から融資を受けることは可能です。

では、どういったことを念頭に置かなければならないのでしょうか?

5つのキーワードをポイントに解説していきます。

①在籍確認

派遣社員が金融機関からの融資を受ける際に、一番気を付けなければならないのが「在籍確認」です。

金融機関にとって在籍確認は、重要な審査業務の1つです。

派遣社員は、その性質上「派遣先」と「派遣元」の2つが在籍確認に該当してしまいます。

それでは、派遣先と派遣元、どちらを申告すればいいのでしょうか?

金融会社によっては、元々「派遣元」を申告してくださいと明記されているところもありますが、そうでなくても勤務先は派遣元と申告しましょう。

なぜなら、

・派遣先の職場の友人や派遣仲間にも借金をしていることがバレない
・派遣先が変わっても対応できる
・勤続年数を長く見せることができる
・給与が支給されているのは派遣元だから

ということが言えるからです。

また、派遣元に電話連絡がある旨を伝えておいた方がいいです。

派遣会社によっては、外部からかかってきた在籍確認目的の電話を拒否しているケースがあるからです。

これは、個人情報保護法に基づいて行われているもので、在籍しているかどうか一切回答していないことがあるのです。

大手の人材派遣会社では、そのような決まりを作っているところも多いです。

そういった場合、代わりとなる在籍確認の手続きが用意されている金融機関もたくさんあります。

例えば、社会保険証や社員証の提示、直近1〜3ヶ月の給与明細の提示などです。

また、勤務先を派遣元と記入したなら、備考欄に派遣先の電話番号も記入しておくと、在籍確認がスムーズに行われるでしょう。

②勤続年数

金融会社は融資を決めるときに借主の勤続年数という情報も審査の重要な判断材料にしています。

勤続年数に関しては、長ければ長いほど審査に有利です。

勤続年数が長ければ、それだけ仕事をやめる可能性が低くなる、と考えられるからです。

では、実際にどのくらいの勤続年数があればいいかというと、銀行ローンなら3年、消費者金融なら1年というようになっています。

逆に、3年働いていて審査に落ちてしまったら、勤続年数が原因ではないと判断できるでしょう。

派遣社員の場合は、派遣先はすぐに変わることがあるかもしれませんが、派遣元の勤続年数で申し込みをするので、勤続年数が足りていて、派遣元が同じであれば問題ありません。

③他社からの借入は減らしておく

カードローンの申し込みをするときには、他社からの借入件数や借入金額、または借入残高の申告が必要になります。

他社からの借入件数や借入金額は審査に大きく影響を与える項目の一つなので、正確な数字を申告しましょう。

借入件数や金額が明らかに多すぎると審査に影響しますが、他社借入があるからといって即審査落ちすることはありません。

他社借入が3件以内なら、カードローンの選び方次第で審査に通る可能性を上げることができます。

基本的にカードローン申し込み時に申告が必要な他社借入とは無担保タイプのローンを指します。

反対に担保を設定して金融機関から融資を受けているようなものに関しては申告が不要です。

他社借り入れに含まれるもの 他社借入に含まれないもの
カードローン 有担保ローン
クレジットカードのキャッシング 奨学金(日本学生支援機構など)
フリーローン(多目的ローン) クレジットカードのショッピング枠
目的型ローン 個人間の融資

などです。

また、他社借入について審査の基準になるのは件数や金額だけではありません。

現在利用中の他社借入の返済状況もしっかりとチェックされます。

④1社ずつ申し込む

1社を申し込みしたら少なくとも6か月間は他社の申し込みはしない方がいいです。

なぜ6か月かというと、その期間は個人の信用情報に記録が残るからです。

個人の信用情報というのは、「信用情報機関」という第三者機関が管理している情報です。

誰が、いつ、どの会社に契約申し込みをしたかといった申し込み履歴を金融機関は知ることができます。

金融機関からの借り入れは、1社と契約して、必要ならば増枠する。その中で、借入れと返済を計画的に進めていく。そういった使い方が理想的だと言えます。

⑤借入希望額を低めにする

消費者金融で借入できる金額は、総量規制により年収の1/3までに制限されています。

たとえば年収が150万円の人は、最大でも50万円までしか借りられません。

派遣社員などの非正規雇用の人は、最初は借入希望額を必要最低限に設定して、徐々に限度額を増やすようにすることをお勧めします。

消費者金融でも銀行でも始めの希望額は、30万円以下にしておくのが良いいでしょう。

30万円でも50万円でもさほど変わらないと思われるかもしれませんが、借りる側がいくら欲しいのか?ということも審査において重要視されます。

もし、冠婚葬祭の費用などで、多額のお金を借りなくてもいいというなら、その使途を伝えて10万円程度の希望額を出すのがベストです。

これは確実ではありませんが、基本的に貸金業者はお金をいっぱい貸して儲けを増やそうとしたいわけですから、過去に金融事故が無く「計画性のある人だな」と思わせれば、向こうの方から自動で限度額を上げてくる可能性もあります。

まとめ

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今回は派遣社員の方が金融機関から融資を受けるためポイントを紹介してきました。

他にも、派遣社員が金融機関から融資を受けやすくなる条件に、社会保険に加入している、ということもあります。

社会保険に加入しているということは、継続的な収入が見込めるという判断材料となるからです。

もし、融資の審査に通らなかった方がこの記事をお読みいただいているならば、これらのポイントを押さえて頂いた上で、なぜ審査に受からなかったのか?ということを再確認して修正を行った後に、今一度、融資の審査に挑んでみてください。

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