グローバルベンチャーキャピタル(VC)の特徴や投資実績など7項目で解説

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グローバル ベンチャー キャピタル

急成長する見込みがあるベンチャー企業やスタートアップ企業に対し、積極的な投資を行うベンチャーキャピタル(VC)には、出資元や投資の方針によって「金融機関系ベンチャーキャピタル」「政府系ベンチャーキャピタル」「地域特化系ベンチャーキャピタル」「海外系ベンチャーキャピタル」など様々な種類があります。

今回ご紹介するのは様々な種類があるベンチャーキャピタルの中でも「独立系ベンチャーキャピタル」であるグローバルベンチャーキャピタル(GVC)についてです。

グローバルベンチャーキャピタルの事業内容や特徴、投資実績、投資先企業の選定基準などについて詳しくご紹介していきますので、ベンチャーキャピタルから出資を受けたいと考えている方、グローバルベンチャーキャピタルがどのような会社なのか知りたいという方は是非参考にしてみてください。

グローバルベンチャーキャピタルについて

グローバル ベンチャー キャピタル

未上場企業の株式の取得・引受を行うプライベート・エクイティ投資を行うグローバルベンチャーキャピタルは投資活動を通じ投資家と起業家だけでなく支援者とも強固な関係を築き、そしてそれぞれがより多くの利益を手にすることが出来るように目指している独立系のベンチャーキャピタルです。

国際水準のプロフェッショナルのネットワークを基礎とし、ベンチャー企業へ資金を提供するだけでなく、経営コンサルティングなども行ない創業したばかりの企業の価値を高めるためのサポートを行っています。

会社名 グローバルベンチャーキャピタル株式会社
所在地 東京都品川区上大崎2-24-1 1-1004
マネージングパートナー 長谷川博和
マイケル・J・コーバー
設立 1996年6月
Webサイト http://gvc.jp/

グローバルベンチャーキャピタルの事業内容

企業育成型ベンチャーキャピタルであるグローバルベンチャーキャピタルは将来性のあるベンチャー企業を探し、審査を行うだけじゃなく、育成、そして必要があればIPOというイグジットまで一貫したサポートを行っています。中でも力をいれているのが「ベンチャー企業の育成」です。

ベンチャーキャピタルファンドの運用・管理、プライベートエクイティファンドへの投資ファンドの運用・管理の他、コンサルティングや持分及び未公開株式の二次買取りなども行ないます。

企業の成長を実現させ、持続させるためのビジネスプラン作りはもちろん、計画チームの組成、資金計画や戦略的提携、販売戦略など「経営戦略」を作ること、そして実践することをサポートしてくれるというグローバルベンチャーキャピタルによる出資は経験の浅い経営者や起業家にとって大変力強い存在となることでしょう。

グローバルベンチャーキャピタルの投資実績

グローバル ベンチャー キャピタル

グローバルベンチャーキャピタルが主な投資の対象としているのは、主にシードステージの企業を中心として、下記のような分野のベンチャー企業・スタートアップ企業となっています。

  • 医療・生命科学
  • ニュー・コンシューマ
  • 情報通信
  • 新素材活用
  • 海外投資ファンド
  • ニュー・ビジネス

しかしながら、経営者の資質や企業の可能性を最も重視しているため、上記のような分野でなくとも成長性・将来性があるとみなされた場合はグローバルベンチャーキャピタルの出資対象となります。

オイシックス、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングなど既にIPOを果たした企業もあり、投資実績を増やし続けているベンチャーキャピタルです。

グローバルベンチャーキャピタルの投資ガイドライン

グローバル ベンチャー キャピタル

グローバルベンチャーキャピタルは投資ガイドラインを掲げており、このガイドラインの5項目を最も重要な基準として、これを元にベンチャー企業・スタートアップ企業の評価を行っています。

  1. 経営者の資質
    事業を起こす経営者として適切であるかどうか
  2. 10倍ルール
    従来サービスや製品と比べて10倍以上の価値がある、もしくは10分の1のコストダウンが可能か
  3. 成長性・市場規模
    その市場自体は成長する見込みがあるのか
  4. ファンダメンタル・バリュー
    イノベーションをもたらす本質的価値のある事業なのか
  5. ビジネスプラン
    事業戦略・実行・モニタープランは納得出来るものか

グローバルベンチャーキャピタルの選定基準

グローバル ベンチャー キャピタル

上でグローバルベンチャーキャピタルが最も重要視する5項目をご紹介しましたが、更に細かくどのようなベンチャー企業・スタートアップ企業に投資するかという選定におけるチェックリスト19項目をホームページ上で紹介しています。

グローバルベンチャーキャピタルからの出資を受けたいと考えている起業家や経営者の方はもちろん、他のベンチャーキャピタルからの出資を考えている方もこの項目を参考にしてみるといいでしょう。

経営者素質について
健康リスク管理を考え、健康診断など定期的に行っているか
創業して成功した経験や会社で初となるプロジェクトを自ら推進し成功させた経験があるか
人を感動させるストーリー性、リーダーシップ性があるか
環境変化に対し柔軟に対応することが可能か
事業を通じて社会に新しい本質的価値をもたらそうと考えているか
事業について
ビジネスプランの骨組みはあるか
従来サービスや製品と比べて10倍以上の価値がある、もしくは10分の1のコストか
5年後の市場規模が500億円~1000億円を狙えるか
新しい手法で既存市場に取り組むという場合、市場規模は十分か、また自社のマーケットシェアの成長性は十分見込めるのかどうか
グローバルに展開することが可能か
人的生産性や資本生産性を経営の目標数値として重要視しているか
事業の戦略的フレームワークやイノベーティブな手法を持っているか
消費者や企業ユーザーら末端ユーザーに対し、明確な付加価値を与えられるのか
市場創造型の事業の場合、5年以内でマーケットシェアを30%占める可能性はあるか
その他(戦略的情報やネットワーク活用度)
積極的に情報テクノロジーを活用しているか
コネクションの活用だけじゃなくネットワーク上の知恵をレバレッジしているか、することを考えているか
有効な情報ソースはあるのか
その有効な情報ソースをもとにして仮説を立て、分析を行ない、戦略的なアイディアに落とし込み素早く実行に移しているか
説得力のあるロジカルなプレゼンが行えるか

グローバルベンチャーキャピタルの特徴

グローバル ベンチャー キャピタル

同じベンチャーキャピタルとは言っても、企業によって考え方は様々です。ここからはグローバルベンチャーキャピタルの特徴について解説していきます。

企業育成

グローバルベンチャーキャピタルはベンチャー企業にとって大切なのは資金を調達するだけでなく、経営戦略を建てることや人材、販売先を確保することも欠かすことが出来ないと考え、企業の育成に力を入れているというのが特徴です。

ネットワーク経営

外部とのネットワーク経営を志向しており、外部の会計事務所、コンサルティング事務所、外資系投資銀行、弁護士事務所、ベンチャーキャピタルなど様々な分野のプロフェッショナルとのネットワークを作ることでバーチャル支援体制を実現しています。

プロフェッショナル

国際スタンダードについて理解の深いプロフェッショナルが一貫して性人を持つことが重要だと考えているグローバルベンチャーキャピタルでは高度なリスクコントロールを行っており、そしてまた、IPO以外の資金回収手段についても考えているというのは他のベンチャーキャピタルにはなかなか見ることができない特徴と言えるでしょう。

グローバルベンチャーキャピタルの投資内容

グローバル ベンチャー キャピタル

主にシードステージの企業への投資を行っているグローバルベンチャーキャピタルは投資先企業を飛躍的に活躍させることを目指しており、業種以上に起業家の資質を重視しています。

ただ資金を提供するだけでなく出資先企業には徹底的なサポートを行ない、役員就任などを通じて付加価値を出す事を追求しており、具体的には下記のような内容となっています。

  1. 経営戦略・事業計画を決め予算管理を実行
    社内幹部との方向性の一致や外部機関に提出可能な中長期戦略を投資先企業と一緒に練り直します。
  2. 経営陣の強化・組成
    積極的に外部の人材会社なども活用しながら経営陣の強化や組成のサポート。また、インセンティブ制度の確立のアドバイスも行ないます。
  3. 金融機関対策
    必要な時に資金調達が行えるよう、銀行政策など金融機関対策のアドバイスを行ないます。
  4. 営業支援(販売提携など)
    大手企業や、強固な販売力のある企業と有利な条件で販売提携が結べるようサポート。
  5. 国際業務提携の推進
    日本のみならず海外企業との販売提携・共同開発提携などのセットアップ

グローバルベンチャーキャピタルにはマネージング パートナーとして一橋大学大学院国際戦略研究科教授、カリフォルニア州弁護士、グローバルベンチャーキャピタルの取締役という肩書を持つMICHAEL J. KORVER氏も在籍しています。

そのこともあってか海外投資ファンドにも投資を行っているため、海外進出を考えている企業も資金調達先として候補に入れておきたいベンチャーキャピタルだと言えるのではないでしょうか。

まとめ

独立系ベンチャーキャピタルであるグローバルベンチャーキャピタルは主にシードステージのベンチャー企業への投資を行っているベンチャーキャピタルであり、主に医療・生命科学、情報通信、ニュー・コンシューマ、新素材活用、海外投資ファンド、ニュー・ビジネスという業種が対象ですが、何よりも経営者の資質や企業の可能性が重視されています。

グローバルベンチャーキャピタルから出資を受けたいという場合にはご紹介した5つの重要なガイドライン、そして19項目のチェックリストを参考にしつつ、ビジネスプランを立て、グローバルベンチャーキャピタルの言う「説得力のあるロジカルなプレゼン」を行うことを目指しましょう。

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