ファクタリング GCM

ファクタリング会社GCMの特徴と7つのメリットデメリット

ファクタリング

診療報酬、介護報酬、自立支援給付費を専門に取り扱っている民間の医療ファクタリング会社である株式会社GCM。通常診療報酬または介護給付費の支払いまでの約2ヶ月間を短縮し早期現金化する事で、急な資金調達やキャッシュフローの改善を行う事が出来ます。

医療や介護系の事業者のみが利用可能であるという専門領域である為、ファクタリングを利用できる方は限られていますが、医療ファクタリングに特化している事による強みが多いのがGCMの特徴です。会社概要や申し込みから契約までの手続き方法、メリットデメリットを紹介していきます。

会社概要と提供サービス内容

医療ファクタリング専門会社GCMの会社概要や、提供しているサービス内容についてまずはご説明していきたいと思います。

株式会社GCMの会社概要

ファクタリング GCM

会社名 株式会社GCM
所在地 東京都中央区銀座7丁目3番13号 ニューギンザビル1号館7階
代表者名 野田幸江
事業内容 投資事業、経営コンサルティング等
電話 0120-946-275
ファックス 0120-946-276
メール info-gcm@ginza-cm.com

東京メトロ銀座線「新橋駅」5番出口より徒歩4分の所にある好立地に事務所を構えています。営業時間は9時~18時なので事前に電話予約しておく事で店舗内で対面しての申し込みも可能です。

年末年始を除く年中無休で電話対応も行なっており、公式サイトの問い合わせフォームからメールで連絡すると株式会社GCMから連絡がきて申し込み手続きに進む事も出来ます。遠方で事務所に直接行く事が出来ない方はメールの問い合わせフォームを活用してみましょう。

ファクタリングサービス内容

種類 診療・介護・自立支援給付
手数料 利用時の財務状況や今後のビジョンで異なる
取扱額 利用時の財務状況や今後のビジョンで異なる
期間 審査から支払いまで約1週間
必要書類 ・履歴事項全部証明書
・印鑑証明書
・連帯保証人(代表者)様の本人確認書類→運転免許証の表裏もしくは健康保険証の表裏、医師の場合は医師免許証、薬剤師の場合は薬剤師免許証
・医療機関コードまたは事業所番号の記載がある許認可証のコピー
・請求書→診療(調剤)報酬、介護給付費、障害者自立支援給付費等(直近8ヶ月分)
・支払決定通知書→診療(調剤)報酬、介護給付費、障害者自立支援給付費等(直近6ヶ月分)
・国民健康保険団体連合会及び社会保険診療報酬支払基金からの入金確認が取れる通帳の明細(直近6か月分)
・現在ファクタリング会社ご利用中の方は契約書類と現在残高の確認できるもの
・パンフレットや会社案内

冒頭でも説明したように株式会社GCMが取り扱っているファクタリングは医療が専門です。手数料や取扱額の記載がありませんが、公式ホームページには「留保率と手数料はファクタリングご利用時の財務状況や今後のビジョンによって異なりますが、他社に比べ低く、ご利用しやすいレートに設定しております。」と記載されています。

ファクタリングに置いて気になる手数料や月々の取引額の上限に関しては、契約前に説明がありますので必ずチェックしておくようにしましょう。審査から入金まで最短でも1週間、長くなると2週間程度かかる時もあるようです。即日入金が希望ですぐに手元に現金が欲しいという場合はGCMの利用は避けた方が良いかと思います。

申し込みから契約までの流れ

株式会社GCMでファクタリング契約を行ないたいと考えた時の、申し込みから契約までの流れや必要書類に関して簡単に説明していきます。

  1. 電話、メール、問い合わせフォームから問い合わせ(無料)
  2. GCMからの折り返し連絡に対応して審査スタート。ファックスかメールで上記で記載した必要書類を提出。
  3. 契約内容に合意してから契約手続き。

申し込みから審査まで最短1週間程で入金が完了となります。契約の際には取得から3ヶ月以内の「履歴事項全部証明書、印鑑証明書、連帯保証人様(代表者様)の印鑑証明書」が必要になります。これら申し込みから契約まで全て店舗に行かずとも行なう事が出来ますので、遠方の方でも気軽に利用する事が出来ます。

GCMが提供するファクタリングサービスの内容

ファクタリング GCM

診療報酬や介護報酬ファクタリングの知名度上昇と共に名を上げているGCM。介護事業のコンサルティング業にも携わっているので介護業界の資金繰りにも精通しています。民間企業でありながら医療ファクタリングに精通しているGCMが提供しているファクタリングサービスは以下の3点です。

  • 診療報酬債権ファクタリング
  • 介護給付費ファクタリング
  • 自立支援給付費ファクタリング

GCMが提供している上記3つのファクタリングサービスがそれぞれどのようなものなのかを以下で詳しく説明していきたいと思います。

診療報酬債権ファクタリングとは

医療事業者の資金繰りの改善に有効な手段として近年高い注目を集めています。診療報酬の支払いは診療から2ヶ月~3ヶ月の時間差がありますが、診療報酬債権をファクタリング会社に売却する事で、2ヶ月~3ヶ月の時間を待たずして現金化する事が出来ます。病院、クリニック、調剤薬局、歯科、介護事業者などの保険医療が出来る医療機関であればどこでも利用する事が可能であり、開業したばかりで資金繰りが厳しい時などに重宝されています。

介護給付費ファクタリングとは

介護事業者が国民健康保険団体連合会に対して請求する介護保険給付金を、ファクタリング会社に売却する事で早期現金化する事が出来るのが介護給付費ファクタリングです。現行の介護保険制度では国民健康保険団体連合会から介護報酬を受け取るまでには約2ヶ月~3ヶ月の時間が必要です。介護事業者の資金繰りの改善などに重宝されているのが介護給付費ファクタリングです。

自立支援給付費ファクタリングとは

平成25年4月1日に施行された障害者総合支援法により、障害者の方へ障害福祉サービスを提供する事業者が急増しています。

  • 在宅ヘルパーが訪問するケアサービス
  • 施設へ通ったり入所するサービス
  • 自立促進の為の就労支援

障害福祉サービスは利用者の状態やニーズに応じて幅広い展開がされていて、法改正に伴い対象者の規定が広くなった事で今後も更なるニーズの高まりが予想されています。しかし障害福祉サービス事業を行なうにあたり問題となってくるのが、障害総合支援法に基づくサービスによる収入のほどんど全てが『自立支援給付金』であるという点です。

事業者が請求を行なってから実際に国から支払われるまでに約2ヶ月を要しますので、事業開始間もない時はこの間は自己資金でやり繰りを行なう必要があります。事業開始間もない事業者や事業拡大を検討している方を悩まされている資金繰りを改善する方法として自立支援給付費ファクタリングが誕生したという訳です。

利用前に知っておきたいGCMのメリット

ファクタリング GCM

数多くのファクタリング会社がある昨今では、どの会社を選んで契約を交わすかが非常に重要です。株式会社GCMのファクタリングサービスを受けるメリットを事前に知っておきましょう。

スピーディーな現金化

何と言ってもファクタリングの魅力はスピーディーな現金化にあります。GCMが提供している医療ファクタリングは国から報酬を受け取るまでの2ヶ月~3ヶ月の期間を短縮する事ができ、GCMであれば最短約1週間で資金調達が出来ますので、融資のように負債を増やす事なく急な資金調達やキャッシュフローの改善に非常に効果的です。事業の新規立ち上げや事業規模拡大で補助金が入金されるまでの期間の資金繰りなどに利用すると非常に効果的です。

審査通過率は100%

株式会社GCMは審査の通過率を100%と明言しています。原則として全ての企業が利用できると公言していますので、比較的審査が緩いと言われている民間のファクタリング会社の中でも特に緩めの審査となっていると考えられます。審査が緩い理由は医療ファクタリングのみを取り扱っている会社であるというのが考えられる最大の理由です。

一般的な買取債権を売買するファクタリングでは、売掛先は一般企業になりますのでどうしても貸し倒れリスクが発生します。きちんと売掛金を回収する事が出来なければファクタリング会社は損をしてしまう訳ですから、その審査は非常に厳しく慎重になります。

対してGCMなどが取り扱っている医療ファクタリングに置いては、取引先相手が国なので売掛金を回収できないというリスクが全くありません。貸し倒れリスクが全くありませんので審査通過率は100%となっている訳です。変わりにGCMを利用できる事業は医療関係事業のみと制限されていますので、一般的な企業は利用する事が出来ません。

ニッチなシーンでの活躍が期待できる

上記でも説明したようにGCMは医療ファクタリングを専門に取り扱っている会社であり、サービス内容は診療、介護、自立支援事業の3つです。診療と介護に関しては様々なファクタリング会社がサービスを提供している有名なものですが、自立支援事業給付費ファクタリングに関しては取り扱っている企業がとても少なく、極めて珍しいサービス内容となっています。ニッチなシーンでの活躍が期待できるという点はメリットであると言えるでしょう。

審査や契約時に来店しなくても良い

ファクタリングサービスを提供している企業の多くは、審査や本契約を行う際に来店を求めるケースが非常に多いです。しかしGCMの場合は店舗に一度も足を運ばなくても、申し込みから審査、契約までの全ての手続きを完了させる事が可能です。

申し込みは電話やメールなどで行う事ができ、資金調達などで不明な点などがあればメールや電話などですぐに対応してくれます。年中無休で毎日19時まで対応してくれますので、来店する時間がない位忙しい方や、遠方で行く事ができないという方でも契約する事が出来るのはメリットであると言えるでしょう。

利用前に知っておきたいGCMのデメリット

ファクタリング GCM

 

続いては株式会社GCMファクタリングサービスのデメリットを以下で一つずつ紹介していきたいと思います。メリットとデメリットは利用前に必ず把握しておきましょう。

一般事業者は利用不可

GCMのファクタリングサービスは診療報酬債権に特化したものなので、一般的な商取引で発生した売掛金は取り扱っていません。GCMを利用する事が出来る一般的な事業は、

  • 病院
  • クリニック
  • 調剤薬局
  • 歯科
  • 介護事業者
  • 障害福祉サービス

このような医療関係の事業を取り扱っている企業で、なおかつ保険医療が出来る事業が対象となっています。ファクタリングサービスの提供を受ける事が出来る事業が限定されているというのは大きなデメリットの一つであると言えるかと思います。

手数料が未公開

一般的な民間ファクタリング会社は手数料の目安を公開していますが、GCMのファクタリング手数料は非公表となっていて目安すら公開していません。診療報酬債権などのファクタリングはリスクが限りなく低いので手数料水準は極めて低く設定されています。GCMは医療ファクタリング会社の中ではかなり大手で安心できる企業なので法外な手数料が要求されるケースはないと思いますが、手数料を公開していないというのは利用前に躊躇してしまう点ではありますよね。

即日現金化には対応していない

2ヶ月~3ヶ月かかる診療報酬の支払いを最短1週間で現金化してくれるGCMですが、内容や審査の遅れによっては1ヶ月程度かかる事もあります。民間のファクタリング会社は即日資金化を売りにしている場合が多く、大手メガバンク直系の会社では無理ですが民間のファクタリング会社は多くが即日現金化に対応しています。

2ヶ月~3ヶ月かかる支払いを最短1週間にしてくれるのは資金繰りに置いてとても有り難い事ではありますが、どうしてもすぐに現金が手元に欲しいという方には対応が柔軟ではないと言わざるを得ません。当日や即日の資金調達には対応できないという点はデメリットであると言えるでしょう。

まとめ

開業したばかりであったり事業拡大を考えている医療事業者にとって、国からの医療報酬の支払いが2ヶ月~3ヶ月かかるというのは資金繰りに置いて死活問題になるケースが多いです。その合間を埋めてくれるのが医療ファクタリングであり、民間で専門で行なっている株式会社GCMは医療ファクタリング業界に置いてはサービスも質も郡を抜いている存在です。

一般事業が取り扱っているファクタリングは行う事が出来ませんので、利用するかどうかを考える方は非常に限定的になってしまいますが、医療事業者の方は資金繰りや資金調達の際にGCM利用を考えてみるのが良いかと思います。会社の特徴やメリットデメリットをしっかりと把握し、利用前に冷静に判断してから決断するようにしましょう。

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