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学生でも資金調達できる学生ローンのメリット・デメリット5つを解説

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アルバイトをしても収入が少なく、金欠状態が続いている学生が多いのではないでしょうか?
まとまったお金が欲しい時は、学生ローンを検討してみてください。
お金を借りる、いわゆる借金は社会人しか利用できないイメージがありますが、学生対象のローンを提供しているところもあります。
安全に学生ローンを組めるように、利用できる条件・メリット・デメリット・審査についてなどを解説します。
金銭面で困っていて学生ローンを検討している方は、ぜひ当記事を参考にしてください。

学生ローンを利用できる条件とは?

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まず、学生がローンを利用するためには以下の条件を満たしていることが前提です。

①大学生・大学院生・専門学生などの生徒
②18歳以上
③毎月収入を得ている

基本的に学生は、正社員ではなくアルバイトの形態で働く方がいますが、アルバイトであっても長期的に安定して収入を得ている必要があります。

また、学生であることを証明するには「学生証」の提出が必要です。

学生ローンの5つのメリット

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生活費・授業料を親が用意できない場合は、バイト代だけでは足りないため、学生ローンを組む方法も良い選択と言えます。
学生ローンを組めば以下のメリットがあります。

①審査の難易度が低い
②手続きがスムーズ
③アルバイト先にバレない
④自由返済ができる
⑤比較的に金利が低い

学生ローンを組む前に、どんなメリットがあるのかを見ていきましょう。

メリット①審査の難易度が低い

学生ローンは学生対象の商品なため、銀行ローンと比べると審査が通りやすい特徴があります。
そのため、アルバイトであっても毎月収入を得ていれば、審査で落ちる可能性も低いでしょう。
しかし、審査基準が低いからと言って学生なら誰でも契約できるわけではありません。

特に、アルバイトを始めたばかりで収入が安定しないとなると、審査に通りづらくなってしまうので注意が必要です。

メリット②手続きがスムーズ

学生ローンはお金を借りるまでの日数がかからず、手続きがスムーズなメリットがあります。
インターネット・店舗で申し込みをして手続きが完了した後、翌日にお金を借りることができます。
金融機関によっては即日融資可能なところもあり、今すぐお金が必要な時に便利です。
ただし、営業時間内に手続き完了できない場合は、翌営業日以降になります。
そのため、即日融資をしたい人は当日中に手続きを終わらせることができるようにしてください。

メリット③アルバイト先にバレない

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学生ローンを検討している方のなかには、アルバイト先に連絡がいくことを恐れている方もいるでしょう。
しかし、学生ローンが借入限度額が低く設定されており、勤務先への在籍確認の連絡をする必要がないため、アルバイト先にバレることはほとんどありません。
金融機関によっては、勤務先への在籍確認を必要とする場合もあるため、申し込み前に在籍確認があるのかどうかを確認することをおすすめします。

メリット④自由返済ができる

学生ローンは毎月の返済額の負担をへらすために自由返済ができるメリットがあります。
アルバイトの収入だけだと返済が厳しいという方は、在学中は利息を返済し、卒業後に元金を返済することができます。

メリット⑤比較的に金利が低い

学生ローンは学生でも返済しやすいように、一般的な銀行ローンと比べると金利が低くなっています。
例えば、一般的な銀行ローンの上限金利は14.5%程度、大手消費者金融の上限金利は18.0%程度ですが、学生ローンの金利は9.125~17.52%程度なので、非常に低いことが分かります。
また、学生ローンのなかには金利が10%未満の業者もあり、学生にとっては返済しやすいローンといえるでしょう。

学生ローンの5つのデメリット

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学生ローンには、さまざまなメリットがありますが、学生ローンならではのメリットもあるので、借り入れを検討する際は気をつけるようにしましょう。
学生ローンを組むと以下のようなデメリットもあります。

①店舗数が少ない
②自由返済
③返済方法が少ない
④返済が遅れると親にバレる
⑤限度額が低い

デメリット①店舗数が少ない

学生ローンは、学生に限定されるローンのため、一般的な銀行系のローンと比べても店舗数が限られます。
例えば、学生が多く済む高田馬場付近には学生ローンの業者が集中していますが、都心部を離れてしまうと、店舗に行くことは難しいでしょう。
しかし、最近の学生ローンのほとんどはインターネットから申し込みをできるため、大きなデメリットにはなりません。

デメリット②自由返済

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自由返済はメリットでもあり、デメリットも存在しています。
在学中に返済利息だけ支払い、卒業後は元金を返済していくなどの調整を行ない、返済負担を軽減できるメリットがありますが、毎月利息だけの返済となると、元金は全く返済されていないということになります。
つまり、在学中のアルバイトの収入で返済していたにも関わらず、借りたお金の額は減っておらず、卒業後にも借金を抱えて過ごさなければなりません。
そのため、自由返済は卒業後の将来も見据えた返済計画を考える必要があります。

デメリット③返済方法が少ない

一般的な銀行ローンでは様々な返済方法を選ぶことができますが、学生ローンは基本的に以下の3つの返済方法しかありません。

・銀行振込で返済
・来店して返済
・現金書留にて郵送する

他のローンではATMで簡単に返済することができますが、学生ローンはカードが発行できないため、ATMからの返済はできません。

デメリット④返済が遅れると親にバレる

ローンは返済する義務がありますが、もしも返済が遅れたままになっていると、自宅に催促のハガキが送られてくる可能性があります。
「来店して学生ローンを申し込む」際は書類が郵送されることはありませんが、返済を延滞すれば自宅へ連絡がいって親にバレることがあります。
また、ローンの返済を約2ヶ月以上放置していると、ブラックリストに載せられてしまい、今後お金を借りることができなくなってしまうというデメリットもあります。

デメリット⑤限度額が低い

学生ローンは審査が通りやすく金利が低い理由は、他よりも借入限度額が低いからです。
消費者金融・銀行カードローンの借入限度額は数百万円以上が殆どですが、学生ローンは最大でも50万円までです。
学生で50万円もあれば十分な額ですが、人によっては希望する金額を借りることができない場合もあります。
高額を借りたい場合は、学生ローンよりもカードローンを利用するのが良いでしょう。

学生ローン審査が通るポイント3つ

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学生ローンの審査は一般的なローンと比較すると通りやすいですが、学生だからといって、誰でも融資を受けられるわけではありません。
ですが、金銭面で困っている学生は融資を受けたいと悩んでいるでしょう。
そこで、以下では学生ローンの審査に通る3つのポイントを解説します。

①過去にローン返済を延滞していないか

そもそも審査をする理由は、「この人はきちんとお金を返してくれるか?」を確かめるためです。
過去や現在、他にもお金を借りていて返済を延滞していれば、「返済しない可能性が高い」と判断されて高確率で落ちてしまいます。
また、現在他のローンも利用していれば、延滞してるしてない関係なく審査が厳しくなります。
複数の会社からお金を借りる場合、「どちらを先に返済するか?」を考えるべきです。

②安定した収入がある

審査が通るには、アルバイトなど定期収入が必要です。
無職の学生はローンを利用することができません。
また、親から貰っているお小遣いや貯金で返済する方法は、安定した収入と判断されません。

返済ができなくなったらどうすればいい?

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学生ローンを借りたのはいいけれど、アルバイトができなくなってしまったり、様々な事情で返済が困難になってしまったら返済が滞ってしまいます。
万が一、返済が遅れてしまうと延滞金が必要になったり、ブラックリスト入りしてしまい、今後融資を受けられなくなるリスクもあるのです。
そこで、以下では返済が困難になってしまったときの対処法を解説します。

親にお願いしてみる

万が一、返済ができなくなってしまったら親にお願いしてみるのも一つの手です。
借金していたことを言うのは難しいかもしれませんが、ブラックリスト入りして今後の信用情報に傷が付くリスクを避けるためにもよいでしょう。
親に「もう2度と延滞しない」「お金を借りない」という約束をして、代わりに学生ローンの返済をしてもらい、その後親に対して返済をする方法が賢明です。
しかし、親にお願いする前に何ヶ月も延滞しているのであれば、すでに個人情報に傷がついてブラックリストに登録されている可能性もあります。
そうなってしまうと、今後他のローンも通りづらくなってしまい、将来住宅ローンを組む際にも影響がでてしまうでしょう。しても審査が通りくくなるため、非常に重要なものです。

債務整理をする

親に頼ることができないのであれば、債務整理で借金を減らす方法があります。
債務整理を利用すると借金から解放されたり、負債を最大5分の1にできたりなど負担を減額することができます。
どうしても借金が返せなくて苦しいならば、最終手段として債務整理を使うことも覚えておきましょう。

まとめ

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以上、当記事では学生ローンを使う際に知っておいてほしい情報を解説しました。
学生ローンの概要をまとめると以下の通りとなります。

①学生限定の借金
②審査が通りやすく手続きが早いのが大きいメリット
③借りられる金額と返済方法は少ない

学生ローンは学生限定の借金です。
もし借金を返済しないでいると、遅延損害金という罰金を求められたり、5年間クレジットカードなどが使えなくなるという厳しいペナルティがあります。
そのため、気軽に借りずに、将来の返済計画を立ててから申し込むようにしましょう。

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