2019年に10億円以上を資金調達したベンチャー企業の成功事例9選

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ソフトバンクグループがファンド規模10兆円を誇る巨大ベンチャーキャピタルファンドを形成するなど、世界的に見ても将来性のあるスタートアップやベンチャーに対して投資する動きは活発化しています。

経営を持続的に進めて向上させていく為には新事業開拓が必要です。そうなると必ず必要になるのが資金。当然ですが起業する為にも資金は必要です。

この記事では2019年に10億円以上の資金調達に成功したベンチャー企業の事例を紹介していきます。大規模な資金調達に成功したという事は今後大注目の企業であるという事は間違いありません。皆さんも是非チェックしておいて下さいね。

10億円以上の資金調達に成功したベンチャー企業まとめ

それでは早速ですが、ここからは2019年に10億円以上の資金調達に成功したベンチャー企業をまとめて紹介していきたいと思います。どこからどのような企業が幾ら調達したのか、企業の特徴などと合わせて紹介していきたいと思います。

Appier(86億8000万円)

AIによって企業や組織の課題解決を支援する企業Appierは、TGVest Capital、HOPU-ARM Innovation Fund、Temasek傘下のPavilion Capital、Insignia Venture Partners、JAFCO Investment、UMC Capitalから総額86億8000万円の資金調達に成功しています。

これまでにもSequoia、Softbank、LINEなどから総額で資金を調達しており、この資金調達でこれまで集めた総額は160億円を突破しています。

Appierは企業のテクノロジーパートナーとして、企業向け製品群を提供しAIの活用によるデータ主導の意思決定をお手伝いしています。2012年に設立され現在400名を超える社員が14の拠点で業務を遂行中。AI革命を牽引する50社の1社にも選ばれている、更に今後の活躍が楽しみなベンチャー企業です。

AIを効果的に導入し活用する事で、技術変化のベースを先取りしたいという経営者達のニーズが高まっている事で多額の資金を調達する事に成功しています。Appierはデータに基づく意思決定に取り組むソリューションを1000社を超える企業に提供しており、顧客企業はAI搭載のマーケティングプラットフォームを導入し、顧客ライフサイクルに渡る意思決定を自動化しています。

スマートニュース(100億円)

人気ニュースアプリ「スマートニュース」を運営するスマートニュース株式会社は、アメリカ市場での急成長の更なる加速の為に、総額100億円となる資金調達を行う契約締結を完了しました。

月間アクティブユーザーは日米合算で2000万人、ダウンロード数は日米合算で5000万人を突破しており、日本最大のニュースアプリへと成長を遂げました。

アメリカ事業はユーザー数で前年比5倍以上と、アメリカで最も早く成長しているニュースアプリとなっており、トラフィック解析サービスからも2018年12月時点で、英語圏におけるメディアへの送客元としてはヤフーを抜いて第10位にランクインしています。

今回の調達も含めてスマートニュースの累計資金調達額は191億円となっており、調達した資金はグローバル開発体制を構築する為に投資する予定となっています。

ライフイズテック(15億円)

中高生向けのプログラミング教育事業を手がけているライフイズテック株式会社は、インパクト投資ファンドを中心に第三者割当増資により総額15億円の資金調達を実施しました。2019年の調達を含めた累計の資金調達額は25億円となっています。

インパクト投資とは近年急速に投資市場が拡大しているもので、社会や環境にポジティブな変化を生み出す事業を対象としたもので、社会的成果と経済的リターンの両立を目指す投資の事を指します。

ライフイズテックは『中学生・高校生一人一人の可能性を最大限伸ばす』をミッションとしており、2011年からこれまでに延べ40000人以上の中高生へITやプログラミングを学ぶ機会を提供しています。

スカイマティクス(10億円)

株式会社スカイマティクスは、株式会社博報堂DYベンチャーズが運用するファンド「HAKUHODO DY
FUTURE DESIGN FUND」を引受先とする第三者割当増資を実施し、総額10億円の資金調達を成功させています。

スカイマティクスは投資された資金を、農業業界向け葉色解析サービス「いろは」、測量・点検業界向けドローン計測サービス「くみき」を中心としたクラウドサービスの製品開発体制と販売体制を強化していく事に投資を続けていく予定です。

Shippio(10億6000万円)

株式会社Shippioは、日本最大の船舶投資ファンドであるアンカー・シップ ・パートナーズなどから総額10億6000万円の資金調達を完了させています。

Shippioは「グローバルトレーディングをもっと身近に」をミッションに掲げている企業で、これまでにソフトウェアとフォワーディングサービスを組み合わせた日本で初めてのデジタルフォワーディング*事業を展開しています。米国・欧州・中国・ベトナムなど、合計30カ国に対して実際の輸出入のオペレーションを完了。

今回の資金調達により日本におけるデジタルフォワーディング業務の確立を目指し、煩雑な輸出入業務に悩んでいる荷主企業様に向けて営業およびサポート体制の強化と各港・空港におけるロジスティクスサプライヤーとのオペレーション体制の強化、およびソフトウェア開発体制の強化を行っていく予定です。

輸出入を行う荷主はShippioを利用する事で、輸出入情報を一元化する事ができ貨物情報の可視化で業務の生産性を大幅に向上する事が可能になります。

KAKEHASHI(26億円)

調剤薬局向け次世代電子薬歴システム「Musubi」を提供する株式会社カケハシは、グロービス・キャピタル・パートナーズをはじめとする既存株主を引受先とする第三者割当増資により総額約26億円の資金調達を成功し、累計調達額は約37億円となりました。

Musubiは、患者さんと真剣に向き合う薬剤師をサポートする「完全次世代型の電子薬歴システム」として開発されており、患者さんと一緒にMusubiのタッチ機能付き端末画面を見ながら服薬指導を行い、その内容が自動で薬歴のドラフトとして残るようになっています。

これにより服薬指導とは別に毎日数時間かかっていた薬歴記入に関わる薬剤師の業務負担を大幅に削減することが可能になり、健康状態や生活習慣に合わせた服薬指導や健康アドバイスを提示する事が出来るようになり、新しい薬局体験を患者さんに提供する事が出来ます。

今回調達した資金の大半はMusubi事業の拡大と新規事業の創出に必要な人材に投資する予定となっています。

タイミー(20億円)

日本初のワークシェアサービス「タイミー」を展開する株式会社タイミーは、ジャフコ、ミクシィなどの複数企業と、エンジェル投資家複数名を引受先とする第三者割当増資により20億円の資金調達に成功しました。

ワーカー登録者数は25万人を突破している日本初のワークシェアサービスである本アプリは、応募や面接などをする必要がなく、すぐに働けてすぐにお金が貰える単発バイトアプリです。

今後の展望としては、これまで蓄積してきた信用データや膨大なトラフィックデータを整理し世界で戦っていく為にも、タイミーの最適なレコメンドエンジンの開発やダイナミックプライシングの実装に挑戦していくとコメントしています。

akippa(35億円)

駐車場予約アプリ「akippa」を運営するakippa株式会社は、SOMPOホールディングスを引受先に第三者割当増資により資金調達を実施し、これまでの累計調達金額は約35億円になりました。

「シェアリングは、安心の時代へ。」をテーマに困りごとの解決に取り組んでいる企業です。2022年末までに累計会員数1000万人、累計駐車場拠点数20万拠点の実現を目指しています。

外出した時に駐車場が見つからない…なんて困った経験を持っている方は少なくないはずです。akippaを利用すれば外出先でもすぐに駐車場を見つける事ができ、さらに予約をしておけるので確実に駐車する事が可能となっています。値段も見られますので入庫前に幾ら必要か分かるのも便利です。

ALE(12億円)

「化学を社会に繋ぎ、宇宙を文化圏にする」をミッションに掲げている株式会社ALEは、投資会社Horizons Venturesを始めとする個人投資家などを引受先とする第三者割当増資により総額12億円の資金調達を完了しました。累計資金調達額は28億円となっています。

ALEは世界初となる人口流れ星をはじめとした、空をキャンバスに見立てて彩る宇宙エンターテイメント事業「Sky Canvas」、高層大気・大気圏再突入データ解析、小型人工衛星技術の研究開発を行う民間宇宙スタートアップ企業です。

今回の資金調達で今まで開発を進めてきた人口流れ星の実証と事業家を2020年内を目指して推し進めていくと発表しています。人工流れ星に続く次世代エンターテインメントの開発も行っており、宇宙エンターテイメント事業を通じて宇宙や科学の楽しさを伝える事で、宇宙と化学分野に注目が集まる事を目指しています。

まとめ

2019年に10億円以上の資金調達に成功した注目のベンチャー企業を9つ紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか。いずれも未来を良くする為の画期的なアイディアと革新的な技術により、多額の資金調達に成功しているという印象です。

VCの市場規模は国内でも拡大傾向にありますので、今年も残す所あと僅かですが、10億円といわず100億円以上の資金を調達する企業がこれからも続出する可能性もあります。多額の資金を調達した企業がどのように経営を行っていくのかにも是非注目してみて下さいね。

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