三菱UFJファクターの特徴と9つのメリットデメリット

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三菱UFJファクター

売掛債権の買取や保証などで、企業経営の資金繰りを解消してくれるファクタリング。三菱UFJファクターは大手メガバンク三菱東京UFJ系列のファクタリング会社なので、実績と信頼度は民間企業とは比較にならない安心感があります。

そんな三菱UFJファクターにはどのような特徴があり、利用者の評判や口コミはどうなっているのでしょうか。提供しているファクタリングサービスの特徴や、利用前に知っておきたいメリットとデメリットをこの記事で紹介していきたいと思います。

三菱UFJファクターの特徴

三菱UFJファクター

大手メガバンク三菱UFJ銀行が100%株主の完全子会社である三菱UFJファクターは、ファクタリング業務や代金回収業務、でんさい一括ファクタリング業務などのサービスを提供しています。

まずはファクタリングサービスにおける会社概要や特徴などを紹介していきます。

会社概要

社号 三菱UFJファクター株式会社
所在地(本社) 東京都千代田区神田淡路町2丁目101番地 ワテラスタワー
設立 1977年(昭和52年) 6月
資本金 20億8千万円
代表社名 瀧本博史
従業員 506名(2019年3月31日現在)
株主 三菱UFJ銀行(100%)
取扱ファクタリング ・3社間
・保証
・国際
入金スピード 2週間~1ヶ月
営業時間 平日9時~17時
TEL 03-3251-8351
FAX 03-3255-6850
HP https://www.muf.bk.mufg.jp/index.html

資本力と組織力

三菱UFJファクターの特徴は民間企業では太刀打ち出来ない規模の資本力と組織力です。資本金20億円を超える資本力と、従業員500人を超える組織力は民間ファクタリングとは規模が全く違い、社歴も40年の歴史を誇りますので、安心感と信頼度は他ファクタリング企業とは比較にならないレベルであると言えるでしょう。

サービスが豊富

三菱UFJファクターでは3社間ファクタリングの他に、国際ファクタリングと保証ファクタリングのサービスを提供しています。どちらも資本力がなければ提供できないサービスで、大手メガバンクのサポートがなければ行えません。国際と保証は民間ファクタリング会社ではまずサービス提供できない分野のファクタリングです。

輸出債権の信用リスクヘッジには国際ファクタリング、早期資金化と回収リスクの軽減の為に保証ファクタリングは非常に重宝されるものです。どちらもサービス提供しているというのは三菱UFJファクターの特徴の1つであると言えるでしょう。

利用前に知っておきたいメリット

三菱UFJファクター

大手メガバンク直系である安心感と豊富な資本力と組織力を武器にファクタリングサービスを提供している三菱UFJファクターには、大きく分けて4つのメリットがあります。

  1. 手数料が安い
  2. 与信サポートの充実
  3. 大手の安心感
  4. 数億円単位の売掛債権も持ち込める

以下で三菱UFJファクターの4つのメリットを1つずつ解説していきます。

3社間なので手数料が安い

ファクタリングには売掛先企業へ通知されない3社間取引と、通知されない2社間取引があります。2社間取引は3社間取引よりも貸し倒れリスクが高くなりますので手数料が高くなります。三菱UFJファクターで提供しているサービスは3社間取引のみであり、売掛債権も非常に高額なものが多いので、民間企業と比較しても手数料は格段に安いです。

銀行系列のファクタリング会社は、民間企業よりも細かく詳細に貸し倒れリスクを軽減する為に調査を行います。売掛先の財務状況や申し込み企業の審査も行いますので、資金調達までのスピードは非常に遅いですが、徹底的な審査を行ってからファクタリングを行うので手数料を安く出来るのです。

徹底したサポート

三菱UFJファクターは徹底した与信サポートの充実が非常に魅力的です。与信限度額の設定、運用、債券の保証、その後の債権回収管理に至るまで、ファクタリングのプロによる総合的なサポートで安心して利用する事が可能です。

売掛先が倒産しても買い戻しが不要なので決済リスクを回避する事が可能です。つまり、ファクタリングを利用して売掛債権を三菱UFJファクターに売却した後に、売掛先が倒産してお金を回収できなくなったとしても、申込企業に支払いの義務はないという訳です。

3社間取引の契約が容易

三菱UFJファクターが提供している3社間ファクタリングは、売掛先企業に必ず通知がいき面談を行い、売掛先企業との契約が必要になります。その時に認知度が全くない民間企業が間に入る場合、売掛先企業の印象はあまり良くありません。更に売掛先企業からすると、今後の取り引きに支障が発生する可能性があると邪推される事もあります。

そんな時に大手メガバンク直系で名の知れている三菱UFJファクターであれば、大手のネームバリューがあり契約と交渉がスムーズに進む事がとても多いのです。3社間ファクタリングは売掛先に通知がいくというデメリットがありますが、そのデメリットを大手企業のネームバリューでカバーする事が可能であるというのは大きなメリットだと言えるでしょう。

幾らの売掛債権でも買い取ってもらえる

民間のファクタリング会社で資本力がない企業だと、数千万円から数億円規模の売掛債権は買い取ってもらえない事が多いです。しかし三菱UFJファクターであればその心配は一切ありません。大手企業が取引先である事が多く、数億円単位の売掛債権でもファクタリングを行う事が可能です。

民間企業であれば売掛債権の上限を設定している企業も多いですが、三菱UFJファクターのようなメガバンク直系のファクタリング会社であれば基本的に上限はありません。その点は大手企業であれば大きなメリットであると言えるでしょう。

利用前に知っておきたいデメリット

三菱UFJファクター

続いては三菱UFJファクターを利用する前に理解しておきたいデメリットやリスク、注意点について解説していきたいと思います。

  1. 審査が厳しい
  2. 入金までのスピードが遅い
  3. 最低取扱額が高い
  4. 2社間取引がない
  5. 融資に悪影響を与える可能性

以上5つのデメリットについても以下で1つずつ解説していきます。

利用までのハードルが高い

三菱UFJファクター最大のデメリットは審査が厳しいという点です。通常であればファクタリングは融資と比較すると売掛先の審査のみが対象となる事が多いので優しいのですが、大手メガバンク直系という事もあり、三菱UFJファクターの審査条件は融資審査と同じ位の厳しさでハードルが高いです。

審査には自社書類に加えて売掛先の決算書や資金繰り状況の提出種類など、膨大な量の書類を提出する事になりますので、とにかく手間がかかります。民間企業で行うファクタリングの場合は数枚の書類提出のみで終わる場合がほとんどですから、これは大きなデメリットと言えるでしょう。

入金まで最低2週間

申し込みから審査までに膨大な書類の提出と時間がかかる三菱UFJファクターのファクタリングは、売掛債権を売却してから入金までにかかる時間も非常に長いです。民間ファクタリング会社では即日入金がデフォルトになってきていますが、三菱UFJファクターの場合は最低でも2週間かかり、長くて1ヶ月かかる場合もあります。

これだけ長い時間を要してもほとんどの企業は審査で落とされてしまいますので、長い時間待っていたのに入金されなかったなんて事も多くあるのです。その点、民間ファクタリング会社では申し込みを行った当日に、審査が通過したか落ちたかが分かり、通過した場合は即現金で振り込まれますので、早期の資金調達に向いています。即日で手元に現金が欲しいという方は三菱UFJファクターのファクタリングは向いていません

数百万単位では利用できない

三菱UFJファクターは明確には断定していませんが、売掛債権の売却申し込みを検討してくれるのは数千万円から1億円が最低取扱額となっています。数百万円単位でのファクタリングは基本的には取り扱わないので、中小企業からするとこの時点でかなりハードルが高くなります。

小規模の会社に良い対応をしてもらえる事は少なく、数百万単位のファクタリング以来は門前払いになってしまうケースが多いようです。しかし、三菱UFJ銀行を利用している場合は最低取引額については柔軟に対応してもらえる事もあるそうです。

取り扱いが3社間のみ

三菱UFJファクターで取り扱っているファクタリングは3社間取引のみです。メリットの項目で、ネームバリューのある大手メガバンク直系だから3社間のデメリットは解消されやすいと説明しましたが、それでも3社間は売掛先企業に「自社は経営難である」という変な誤解を与えてしまう危険性が高く、今後の取り引きに悪影響を与えてしまう可能性が高いです。

売掛債権の保証をしてもらい早期に現金化して資金繰りをしつつ、売掛先企業に変な誤解を与えずに今後の取り引きも今まで通り行う事が出来る2社間取引の方が人気を博しているのはこれが理由です。しかし貸し倒れリスクが高いのもまた事実なので、メガバンク直系のファクタリング企業ではリスクが少ない3社間取引のみを行っているケースが大半です。

三菱UFJの融資を検討してる場合は注意

三菱UFJファクターは大手メガバンク三菱UFJ銀行です。最もベターな資金調達方法である銀行融資を行う時に三菱UFJファクターでファクタリングを行っていると、経営が悪化していると判断されて銀行融資に悪影響を与えてしまう可能性は否めません

しかし、三菱UFJ銀行と過去に何度も取り引きした実績があり、融資実績などがあれば考慮してもらえて柔軟に対応してくれる事も考えられます。しかし実績がなければ、子会社で行ったファクタリングが融資に悪影響を与える可能性はありますので、利用前に慎重に検討すべき点であると言えるでしょう。

まとめ

日本トップクラスの大手メガバンクが運営するファクタリング会社として高い注目を集めている三菱UFJファクターですが、基本的なターゲット層は上場している大企業であり、即日で少額(1000万円以下)の売掛債権をファクタリングをしたいと考えている企業には適していません。

三菱UFJとの過去の実績などで対応してもらえる事はあるかもしれませんが、それでも即日現金化は行う事が出来ず、最低でも2週間から1ヶ月の期間が必要になりますので、中小企業が考える、当日即現金化という希望は叶えられません。つまり、売掛債権を早期現金化したい中小企業には適していないファクタリング会社であると言う事です。

三菱UFJファクターのターゲット層は基本的には、数千万円から数億円単位の売掛債権を継続的に持ち込む事が可能な企業で、資本金が1億円以上で売掛先も上場企業でなければ基本的には審査の通過すら難しいのが現状です。

しかし、親会社である三菱UFJ銀行は日本有数のメガバンクであり、売掛債権の上限も基本的にはありませんし手数料も格安なので、大企業の資金繰りやキャッシュフローの改善、新事業展開の資金調達を行いたいと考えて場合には最適です。自社の経営状況や三菱UFJとの取引実績などを考えつつ、利用を検討してみるのが良いかと思います。

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