購入型クラウドファンディングの特徴と5つのおすすめサイト

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

クラウドファンディングには様々な種類がありそれぞれ特徴は異なりますが、日本国内で初めてサービス提供が開始され、現在でも最も多くのサイトが存在しているのが購入型クラウドファンディングです。

非投資型に分類されるものであり、支援者は金銭以外の特別なモノやサービスと言ったリターンを受け取る事が出来るのが特徴です。金銭的リターンはないものの、まだ市場に出回っていない新しいアイディアの誕生に立ち会う事ができ、アニメやゲーム、音楽や映画などのエンタメジャンルが充実している事から幅広い世代から高い支持を集めている日本国内では主流となるクラウドファンディングです。

高い注目を集めている購入型クラウドファンディングは、サービスを取り扱っているサイトも膨大で数が多い事でも知られています。それぞれのサイトで特徴は違いますし、募集金額や調達手数料なども異なります。自分自身に合った購入型クラウドファンディングサイトを見つけられるように、口コミや評判の高いオススメ優良サイトや、購入型クラウドファンディングのメリットデメリットなどを紹介していきたいと思います。

購入型クラウドファンディングとは

購入型クラウドファンディング

様々な種類があるクラウドファンディングの中でも、エンタメ業界との利便性が高い事から利用される機会が最も多く、日本国内で最も高い注目を集めている購入型クラウドファンディングサービス。

ザックリと仕組みを簡単に説明すると以下のようになります。

商品の開発やイベントの企画などを目的にしている個人や企業が目標金額を設定して支援者を募集。目的に賛同した支援者が資金を提供し、リターン(見返り)として完成したモノやサービスを得る事が出来る。

簡単に説明すると事前予約のようなイメージを持っておくと良いかもしれません。特別なモノや特別なサービスを事前に予約しておいて、完成してからそのリターンを得る事が出来るというものです。通常では購入する事が出来ないモノやサービスに魅力を感じる人や、プロジェクトの目的に賛同した方が、出資金額に応じたリターンを得る事が出来ます。

以下の項目では購入型クラウドファンディングを行なう起案者と出資者のメリットとデメリットを解説していきたいと思います。

起案者のメリット

中小企業の新しい資金調達の形として注目されている購入型クラウドファンディングには、大きく分けて3つのメリットがあります。

  1. 集まった資金に返済義務がない
  2. テストマーケティングを行なえる
  3. 資金調達とPR活動で認知度拡大

金融機関や民間企業から資金調達を行い融資を受けた場合、勿論そのお金は利息付きで返済しなければいけませんよね。融資されたお金は何に使っても良いというメリットがある一方、利息付きで返済しなければいけないというのは財務状況を悪化させますし、会社の信用情報を悪くする可能性があります。

しかしクラウドファンディングで調達した資金には返済義務はありません。購入型であればリターンはモノやサービスの提供ですから、まず返済義務のない資金を集める事が出来るというのは大きなメリットと言えるかと思います。

更にこのプロジェクトが本当に世間に評価され注目を集める事ができるものなのかどうかをテストする事も出来ます。当然資金が沢山集まり盛り上がれば、このままこのプロジェクトに資金を投資する価値はあると判断されますし、全く話題にならなければプロジェクトがスタートしても上手くいくかどうかは分からないと言った指標にできる訳です。資金調達PR活動で企業やモノやサービスの認知度をアップさせる事が出来るという事も大きなメリットであると言えます。

起案者のデメリット

返済義務のない資金を調達する事が出来ると同時に、注目を集めるモノやサービスであれば広告効果も絶大で企業アピールが出来るというメリットがある一方、大きなデメリットが3つあります。

  1. 魅力的なリターンを用意しなければならない
  2. 調達した資金を活動報告と共に共有する義務がある
  3. アイディア流出で真似されるリスク

購入型クラウドファンディングはプロジェクトを公開しただけですぐに資金が集まるという訳ではありません。広報活動が非常に大切ですし、色々な方の協力でPRを行なわなければ、相当魅力的な目標とリターンを用意しなければ目標資金を集める事は難しいでしょう。

更に資金調達したお金は、その目標に向かっている過程と何に幾ら使ったのかという事を支援者に共有しなければなりません。当然ですが銀行融資などで資金調達を行なえば何に使うのかも自由ですし報告義務もありませんが、クラウドファンディングで集めた資金の場合はそうはいきません。

自社で開発する予定の新製品や全く新しいサービス内容を全て公開して資金を集めるという手法なので、アイディアが流出して第三者に横取りされてしまうというリスクもあります。本来であれば自社で独自に開発を行い世に出すものであったにも関わらず、資金不足でネット上にアイディアを公開してしまったせいで、オンリーワンになれないという可能性があります。

出資者のメリット

資金調達を行ないたい起案者のメリットデメリットは上記で紹介した通りですが、反対に資金を提供する出資者にはどのようなメリットデメリットがあるのでしょうか。まずは2つのメリットから紹介していきます。

  1. 通常では手に入らない特別なモノはサービスを得られる
  2. プロジェクト進捗状況を逐一知る事が出来る

冒頭でも説明したように、購入型クラウドファンディングは金銭的リターンはありません。変わりに得られるリターンは、プロジェクトが完成した後に手にいれる事が出来る、出資金額で異なる特別なモノやサービスです。映画であれば特別先行上映会への参加であったり、アニメや漫画であればサイン付きの非売品グッズのプレゼントなど、今まで出会った事がない新しいアイディアが搭載された商品やイベントに参加できるというのが最大のメリットです。

出資者は更にそのプロジェクトがどのような進捗状況なのかを知る事が出来ます。これは起案者により異なりますが、個人の方であればメールで進捗状況を教えてくれる事もありますし、企業であればサイトなどで知らせてくれたりします。自分が気になり賛同した企画がどのように進捗しているのかを逐一知る事が出来るというのは大きな感動を得られる特別なものですよね。

出資者のデメリット

日常生活では買う事ができず、得られる事が出来ない特別なサービスをリターンで受け取る事が出来るメリットがある一報で、当然ですが注意しなければいけないデメリットもあります。

  1. リターンがいつまでも届かないトラブル
  2. 必ずそのプロジェクトが成功するとは限らない

支援したのにいつまで経ってもリターンが届かないというトラブルは多くあります。大企業などではそのような事態が発生する事は少ないですが、個人の方へ支援する場合はトラブルに発展する可能性は高まりますので注意する必要があるでしょう。

更に目的に共感して支援してもそのプロジェクトが実際に成功するかどうかは分かりません。特に実現するかどうかが微妙で斬新でワクワクするような新しいものの場合は、うまくいかずに失敗に終わり、思ったようなリターンを得る事ができなかったというリスクは付き物です。

プロジェクト内用が実現するものなのかどうか、起案者の情報や今後のビジョンをきちんと考えながら出資をするのがベターな方法です。実現までに長い年月がかかる可能性も否定できませんので、長い目で辛抱強く待つというのも大切です。

購入型クラウドファンディングのおすすめサイト紹介

日本で今一番盛り上がっている購入型クラウドファンディングは、日本で一番サービス提供しているサイトが多いクラウドファンディングであるとも言えます。融資型や投資型の場合は免許が必要なので気軽にサービスを開始する事が出来ないのですが、購入型には得に面倒な資格や免許が必要ありませんので参入が簡単であるという特徴があります。障壁が低い事から取り扱っているサイトが多いのです。

起案者も出資者も最初に迷ってしまうのが「どのサイトを利用するのが良いのか」という点です。ここから口コミや評判が高い、購入型に特化した優良サイトを紹介していきたいと思います。以下で紹介するサイトにもそれぞれ異なる特徴がありますので、最も自分に合っていると感じたものを選択するようにしましょう。

CAMPFIRE

購入型クラウドファンディング

CAMPFIRE(キャンプファイヤー)は日本国内最大手のクラウドファンディングサイトです。2019年時点で108億円以上を集め、延べ20000件以上のプロジェクトが実施されているという、国内ではずば抜けた資金調達実績があります。最大手である事から利用者数が多くプロジェクトの数も沢山ありますので、起案者サイドからすると資金が調達しやすく、出資者からすると自分の目的に合うプロジェクトを見つけやすいという大きなメリットがあります。

幅広いプロジェクトを行なっていますが、基本的には購入型クラウドファンディングを取り扱っています。件数は少ないものの寄付型も取り扱うなど利用者拡大と幅を広げる企業努力が魅力的。2011年6月にサイトを開設してから現在まで常に成長し続けており、サイトの規模や売上は上昇し続けています。

国内最安レベルである12%の手数料と最短即日掲載という大きな2つの特徴があり、日本一の掲載数を誇る国内最大サイトであり、ニッチで個性的な案件から、大企業の新商品に出資が出来るものであったりと、出資者からすると見切れない位の膨大な量のプロジェクトが掲載されているので、何が出ているか探すだけでも楽しいと思います。国内最大手の安心と信頼がありますので、どこを利用しようか悩んだらまずはCAMPFIREを選択しておけば間違いないかと思います。

社名 株式会社CAMPFIRE
所在地 東京都渋谷区渋谷2丁目22-3 渋谷東口ビル5F
設立 2011年1月14日
資本金 30億9052万円(資本剰余金含む)
代表者名 家入一真
手数料 調達額の12%(決算手数料除く)
従業員 112名(2019年8月31日時点)
問い合わせ先 https://campfire.co.jp/contact/
HP https://camp-fire.jp/

Ready for

購入型クラウドファンディング

日本で始めてクラウドファンディングのサービスを提供したサイトである「Ready for」は、メディアなどでも多く取り上げられている優良サイトです。自分の挑戦したい目標や社会問題の解決に向けて多数の人から資金を集める事ができ、アイディアの相談から実現までをサポートしてくれるキュレーターと呼ばれる担当者が各プロジェクトに必ずつくのが特徴です。

購入型と寄付型を取り扱っていますが、メインでサービス提供しているのは購入型です。2019年時点で累計支援額は92億円を突破し、掲載プロジェクト達成率75%という水準は、業界平均30%程度であるのに対して突出した数値になっています。CAMPFIREはエンタメ系の案件が多いのに対して、Ready forは社会貢献系の案件が多いという違いがあります。

更に大きな特徴としては、1度目の資金調達に成功したプロジェクト実行者のみ利用する事が可能な『マッチングギフトサービス』です。CSR(企業が社会的責任を果たす為の施策)に取り組む企業と実行者が共同でプロジェクトを立ち上げる事が出来るというサービスで、実行者は目標達成金額の半分をその企業に支援してもらう事が出来るというものです。大企業とコラボして自社製品やサービスをPRする事が出来るという大変貴重な機会を実行者は得られるという事で高い注目を集めています。

社名 READYFOR株式会社
所在地 東京都文京区本郷5−33−10 いちご本郷ビル3階
設立 2014年7月
資本金 634,985,620円(資本準備金含む)
代表者名 米良はるか、樋浦直樹
手数料 調達額の12%(キュレーターは17%)
問い合わせ先 info@readyfor.jp
HP https://readyfor.jp/

Makuake

サイバーエージェントグループが運営するMakuake(マクアケ)は、2013年5月からサービスを開始したクラウドファンディングでは後発組のサイトでありながら、急成長を続け拡大している優良サイトです。設立1年で「世界一のメンズフェイシャルエステを造る」というプロジェクトが、国内最高額となる3139万円を集めた事で一気に注目を集め国内でもトップクラスのクラウドファンディングサイトとなりました。

1000万超えの大型プロジェクトを多数成功させているのが特徴で、あのサッカー日本代表の本田圭佑さんも出資を行なっている事で知られています。更にシャープ株式会社とのコラボプロジェクトのマッチングや、多くの大手メガバンクとの提携も行なっています。

大手クラウドファンディングサイトに引けを取らない集客力があるのが特徴で、親会社のサイバーエージェントのノウハウを活かした集客や宣伝により、注目を集めるプロジェクトであれば他サイトよりも容易に資金調達を成功させる事が出来ます。手数料は15%が調達額から引かれ、5%を資金調達者の手元に入る際の決済手数料として引かれますので、合計で20%の手数料で設定されています。他サイトと比較しても決して安くない数値ではありますが、唯一無二の集客力や情報発信力を考えれば妥当な数値であると言えるかもしれません。

更に他サイトにない大きな特徴としては「Makuakeアナリティクス」という独自機能を自由に利用する事が出来るというものがあります。これはプロジェクトページの閲覧数や支援者の流入元や属性などを細かくチェック出来るというもので、自身のプロジェクトがどれくらい注目を集めているのか、どのようなPRが効果を発揮したのかという点を瞬時に理解する事ができるものなので、更なる集客に非常に役立ちます。企業がテストマーケティングを行なう上でも非常に有用な機能であると言えるでしょう。

社名 株式会社マクアケ
所在地 東京都渋谷区渋谷2-16-1 Daiwa渋谷宮益坂ビル10F
設立 2013年5月1日
資本金 132,995,329円
代表者名 中山亮太郎
手数料 調達額の20%
問い合わせ先 https://www.makuake.com/inquiries/add/
HP https://www.makuake.com/

COUNTDOWN

「日本から世界に挑戦する」を合言葉にサービスを提供しているCOUNTDOWN(カウントダウン)は、日本語と英語に完全対応したクラウドファンディングサイトです。グーグルの日本代表取締役が立ち上げた企業でありサイトという事で高い注目を集めていて、海外で活躍するプロフェッショナルから経営アドバイスを貰える事で革新的なサービスを行えます。

COUNTDOWN最大の特徴は、革新的なサービスやモノを海外に向けて発信する事で海外市場への参入をサポートしてくれる事です。日本国内だけでなく、英語にも完全対応していますので海外の支援者からも資金提供を受ける事ができます。COUNTDOWNで資金を集めた後は、兄弟サイトであるALEXCIOUSを利用してその商品を全世界で販売する事も可能です。

購入型クラウドファンディングで「All In型決済」を採用していますので、目標金額まで達成しなかった場合は資金調達を受けられる事は出来ません。それまでにある程度資金が集まっていたとしても、それら全ては支援者の元へ返金され、起案者には1円も入らないという仕組みを採用しています。海外市場を狙っている企業や、海外でも活躍している著名なアーティストや芸能人が多数参加し、そのファンを巻き込んだ事で多くのプロジェクトが目標を達成しています。

社名 アレックス株式会社
所在地 東京都品川区東品川2-3-12 シーフォートスクエアセンタービルディング 16F
設立 2010年10月1日
代表者名 辻野晃一郎
手数料 調達額の20%
HP https://www.countdown-x.com/ja/

GREEN FUNDING

購入型クラウドファンディング

出版事業を中心に、CDやDVDなどのメディア関係の商品を取り扱った購入型クラウドファンディングに定評があるのがGREEN FUNDINGです。独自イベントの資金調達も多く行なっていて、その背景にはツタヤや蔦谷書店を経営する企業が資本参加しているというものがあります。その為にツタヤなどのビジネスに直結するようなプロジェクトが多く、それが独自の特色を出している理由になります。

出版・映画・音楽・アートと言った分野のプロジェクトが非常に多く、資金調達達成成功率は80%を超えていると公式は明言しています。1プロジェクトの平均支援額が347万円と非常に高く、達成率も非常に高いので審査が非常に厳しい事でも知られています

審査が厳しい事でプロジェクトはどれも刺激的で興味深いものである場合が多く、起案者目線からすると審査に通れば資金調達成功率は80%を超えている訳ですから、高い確率で目標金額を集める事が可能という事になります。出資者や無料ですが、起案者は資金調達の金額に応じて20%の手数料を支払う必要があり、この手数料は相場と比較するとやや高目です。

社名  株式会社ワンモア
所在地 東京都渋谷区代官山町 9-10 SodaCCoビル 5F
設立 2011年6月1日
資本金  94,850,000円(内資本準備金 45,425,000円)
代表者名 沼田健彦
手数料 調達額の20%
問い合わせ先 info@onemore.co.jp
HP https://greenfunding.jp/

まとめ

日本で最も取り扱い件数が多く注目が高いのが購入型クラウドファンディングです。その中でも特に注目すべきおすすめサイトを5つ紹介してきましたが参考になりましたでしょうか。業界最大手クラスのサイトから、特筆すべき特徴があるサイトまで、幅広く個性溢れる5つのサイトを紹介させて頂きました。

上記で紹介した5つのサイトは購入型クラウドファンディングに特化していますので、購入型に興味がある方は是非5つのサイトを循環してみて、自分の目的に合ったリターンを得られるプロジェクトを厳選してみて下さい。起案者の方はできるだけ注目度の高い、自社が提供するサービスに特化しているサイトを選ぶのが資金調達を得られるコツです。

大手サイトはそれだけ注目度が高く利用者が多いという事です。利用者が多いという事は広告効果も高く、資金も調達しやすくなりますので、購入型クラウドファンディングで資金調達をしようと考えている方は是非5サイトの中から自分の目的に合っているサイトを選ぶようにしてみて下さいね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

クラウドファンディングの関連記事