コロナに強い店づくり家づくり

資金調達につながるコロナに強い店づくり家づくり応援助成金を徹底解説

助成金

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、これからの生活や経済を維持していくためには感染予防策を踏まえた「新しい生活様式」が必要となってきました。

しかし「新しい生活様式」に変えていくためには、住宅や店舗等などの工事も必要となることもあり、かかる費用に頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか?

神奈川県の相模原市では、そのような状況を踏まえて「新型コロナウイルス感染症に強い店づくり家づくり応援助成金」を実施しています。

相模原市内で「新しい生活様式」に対応するための工事を検討しているのなら、資金調達の一つとして助成金をご活用ください。

こちらの記事では、相模原市の新型コロナウイルス感染症に強い店づくり家づくり応援助成金の内容と申請方法について詳しく解説していきます。

新型コロナウイルス感染症に強い店づくり家づくり応援助成金

コロナに強い店づくり家づくり

神奈川県相模原市の新型コロナウイルス感染症に強い店づくり家づくり応援助成金は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に取組む相模原市内の事業者や市民を支援している助成事業です。

店舗等又は住宅を「新しい生活様式」に対応させるために実施する工事に必要となる経費の一部を助成しています。

必要となる経費に一部を助成することにより、工事に関わる相模原市内の事業者の受注機会を作り出し、市内経済の活性化につなげていくことを目的としています。

◆助成対象期間
・令和2年12月21日(月)から令和3年2月22日(月)まで

なお、事前登録を行った上で、助成対象期間内に工事の発注、実施、代金の支払いが完了しなければなりません。

助成対象となる工事

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新型コロナウイルス感染症に強い店づくり家づくり応援助成金の助成対象となる工事は「市内施工業者」に発注し、市内の店舗等や住宅を「新しい生活様式」に対応させるために実施する下記の①~④のいずれかに該当する工事となります。

◆「市内施工業者」とは?
相模原市内に住所を置き、かつ見積書や領収書等を市内の住所で発行できる事業者のことをさします。(法人、個人事業主は問いません)

・相模原市内施工業者以外に発注した工事は、助成対象となりませんので、お気をつけください。

①ウイルスを持ち込まないための工事
(工事例)
・商品受け渡し用ポストを設置するための工事
・入口等にエアシャワーを設置する工事
・非接触のためのインターホンを設置する工事

②3密対策のための工事
(工事例)
・客席等の個室化のための工事
・換気機能を向上させるための換気扇を設置する工事
・室内の換気を行うための窓、網戸、サッシ等の工事

③働き方の新しいスタイル実現のための工事
(工事例)
・オンライン会議室を設置するための工事
・間仕切り等を設置し、室内にワークスペースを設置するための工事

④感染拡大を防止するための工事
(工事例)
・タッチレス水栓機器へ交換する工事
・非接触の自動開閉・洗浄機能付き便器へ交換する工事
・抗菌・抗ウイルス機能のある建材などへ交換する工事

なお、工事を伴わない設備機器や製品等の「購入」、自身で材料を購入して作業を行う DIYなどは、助成対象となりませんので、お気をつけください。

助成対象者

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新型コロナウイルス感染症に強い店づくり家づくり応援助成金の助成対象となる方は下記の通りとなります。

◆自らが事業を営む市内の店舗等に対して助成対象工事を実施する事業者の皆様

◆自らが居住する市内の住宅に対して助成対象工事を実施する市民の皆様

助成金を申請できる要件

コロナに強い店づくり家づくり

新型コロナウイルス感染症に強い店づくり家づくり応援助成金を申請するためには、下記の①~③の要件を満たさなければなりません。

①「自らが事業を営む市内の店舗等に対して助成対象工事を実施する事業者」又は、「自らが居住する市内の住宅に対して助成対象工事を実施する者であって、住民登録を行っている者」

②事前登録を行っていること。

③自己の所有でない店舗等又は、住宅に対して工事を行う場合には、所有者との調整が済んでいること。

なお、上記の要件に関わらず下記に該当する方は助成対象外となります。

(助成対象外)
・法人税法第2条第5号に規定する公共法人
・市税の滞納があるもの。(新型コロナウイルス感染症の影響を受けて認められた延納等は除く。)
・風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第2条第5項に規定する性風俗関連特殊営業及び、当該営業に係る接客業務受託営業を行う事業者
・政治資金規正法第3条に規定する政治団体
・宗教上の組織若しくは団体
・相模原市暴力団排除条例第2条第2号に規定する暴力団及び、同条第5号に規定する暴力団経営支配法人等
・相模原市暴力団排除条例第2条第3号に規定する暴力団員
・代表者、役員又はその他事業に携わる者に相模原市暴力団排除条例第2条第4号に規定する
暴力団員等に該当する者がいるもの。
・法令等に違反する活動を行っているもの。
・この助成金の交付を受けているもの。
・その他市長が適当でないと認めるもの

助成額。助成回数

新型コロナウイルス感染症に強い店づくり家づくり応援助成金の助成額と回数は、下記の通りとなります。

◆5万円(税抜)以上の助成対象工事に対して、2万5千円を定額で助成。

◆申請できる回数は1回

助成金の申請方法

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新型コロナウイルス感染症に強い店づくり家づくり応援助成金の申請は、事前登録を行ってから書類一式を揃えて、郵送で提出します。

その後、申請書類の審査が行われ「交付決定通知書」及び「交付額確定通知書」の送付がされます。

審査によって助成金の交付が決定となれば、助成金は速やかに振り込まれる予定です。

なお、審査の結果、要件等を満たしていない場合は、助成金は交付されません。

◆助成金申請の流れ
・事前登録(1回のみ)→申請書類一式を郵送で提出→申請書類を審査→助成金の振込

事前登録の方法

事前登録は、事前登録受付期間内に市のホームページから登録をする形となり、事前登録受付期間と事前登録のやり方は、下記の通りとなります。

パソコン、スマートフォンから登録することができます。

◆事前登録受付期間
・令和2年12月21日(月)午前9時から令和3年1月29日(金)午後5時まで

◆事前登録のやり方

ステップ1:相模原市ホームページへアクセス

ステップ2:申請者のメールアドレスを登録

ステップ3:事前登録用URAの受信(登録したメールアドレスに届く)

ステップ4:登録フォームに必要事項を入力する
・申請者氏名、住所、連絡先、工事内容(対象工事の何に当てはまるのかをチェック)等

ステップ5:申込完了通知のメールの受信
・このメールに申請に必要な「整理番号」記載されていますので、ご確認ください。

提出書類

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新型コロナウイルス感染症に強い店づくり家づくり応援助成金の「店舗等を工事した事業者の方」と、「住宅に工事を実施した市民の方」の提出書類は下記の通りとなります。

新型コロナウイルス感染症に強い店づくり家づくり応援助成金は、施工業者に作成してもらう書類がありますので、工事前に必ず施工業者へ依頼しておいてください。

【店舗等に工事を実施した事業者の提出書類】

①助成金交付申請書兼実績報告書(第1号様式)

②助成対象工事を実施した市内の店舗等で事業を営んでいることが確認できる公的書類
・申請者名、代表者名、工事を実施した市内の店舗等の住所が確認できる下記いずれかの書類が必要です。

◆法人等の場合
・法人登記簿(登記事項証明書)の写し

◆個人事業主の場合
確定申告書(所管税務署の受付印があるもの)の写し

③工事実施確認書(指定様式)

④見積書 (任意様式)
・「申請者宛」に発行されたもので、発行者が「市内施工業者」であること。
・助成対象工事の内容が分かるもの。

⑤領収書 (任意様式)
・「申請者宛」に発行されたもので、発行者が「市内施工業者」であること。
・支払った「金額」と「日付」が確認できるもの。

⑥助成対象工事実施【前】・【後】の写真 (任意様式)
・工事を実施したことを確認するために必要「撮影日入りのカラー写真」の提出。

⑦助成金交付請求書(第5号様式)

⑧振込先口座がわかる書類等の写し

なお、①②⑦⑧の書類は申請者が作成、③④⑤は施工業者が作成、⑥は申請者または施工業者が作成します。

【住宅に工事を実施した市民の方の提出書類】

①助成金交付申請書兼実績報告書(第1号様式)

②助成対象工事を実施した市内の住宅に居住していることが確認できる公的書類
・「申請者名」、「工事を実施した市内の住宅の住所」が確認できる書類が必要です。
・運転免許証の写し、直近の公共料金(電気、水道等)の領収書、マイナンバーカードの写しの場合は表面のみとしてください。

③工事実施確認書(指定様式) 施工業者

④見積書 (任意様式)
・「申請者宛」に発行されたもので、発行者が「市内施工業者」であること。
・助成対象工事の内容が分かるもの。

⑤領収書 (任意様式)
・「申請者宛」に発行されたもので、発行者が「市内施工業者」であること。
・支払った「金額」と「日付」が確認できるもの。

⑥助成対象工事実施【前】・【後】の写真 (任意様式)
・工事を実施したことを確認するために必要「撮影日入りのカラー写真」の提出。

⑦助成金交付請求書(第5号様式)

⑧振込先口座がわかる書類等の写し

なお、①②⑦⑧書類は申請者が作成、③④⑤は施工業者が作成、⑥は申請者または施工業者が作成します。

提出方法

新型コロナウイルス感染症に強い店づくり家づくり応援助成金の申請は、提出期限内に提出先に郵送にて提出します。

◆提出期限 令和3年2月22日(月)必着
・郵送での提出

◆提出先
〒252-5277
・相模原市中央区中央2-11-15 
・相模原市役所
・環境経済局 経済部 地域経済対策課 宛

まとめ

コロナに強い店づくり家づくり

神奈川県相模原市で実施している新型コロナウイルス感染症に強い店づくり家づくり応援助成金の内容に加えて、助成金の申請方法について、詳しく解説してきました。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、感染予防策や新しい働き方が必要となっています。

相模原市では、新型コロナウイルス感染症に強い店づくり家づくり応援助成金を設けていますが、申請する前には受付期間内に事前登録が必要となりますので、忘れないように登録をすませておきましょう。

また、施工業者に作成してもらう書類もありますので、工事前に業者さんとよくご相談なさるようにしてください。

資金調達につなげてくことができる相模原市の新型コロナウイルス感染症に強い店づくり家づくり応援助成金を利用して、コロナ禍を乗り越えていきましょう。

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