会社経営者は補助を受けた方が得をする5つの補助金制度

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補助金 会社 補助

会社経営者の方で「人材確保」を考えてはいるものの、「費用面」で躊躇していたりはしませんか?
新規雇用を獲得するのは簡単な事ではなく、獲得したとしても「人材育成」に多額な費用と時間がかかってしまうでしょう。
そんな悩みを解決してくれる「補助金制度」や「助成金制度」が存在しています。
国や都道府県を始めとする公的機関から、様々な分野の「補助金」や「助成金」が出されています。
本記事では、中小企業にオススメできる5つの「補助金」の紹介や「補助金」「助成金」を受けるためのポイントを交えながらご紹介していきます。

そもそも補助金・助成金って何なんでしょう?

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助成金と補助金、どちらも事業の支援の為に支給されるものですが、どのように違うのでしょうか?
どちらも返済の必要がないという事を考えると同じじゃないの?と思えるかも知れませんが、実は違いがあるのです。
「名前だけが違うんでしょ」と思うかもしれませんが、そうではありません。
中には支援金だと考える人も多いかもしれません。しかし厳密には違いがあります。
しっかりと理解しておかないと損することになりかねません。
そこで、助成金と補助金の違いについて解説していきたいと思います。
違いを知ることで、中小企業や個人事業の方のお役に立てばと思います。
後になって困らないようにするためにも、きちんと理解しておいてくださいね。

助成金とは

助成金は一定の条件を満たすことで必ず支給されるもので、返済の必要がないお金となっています。
大きく分類すると、雇用関係の助成金と、研究開発型の助成金に分かれます。
条件を満たしていれば複数の助成金を利用することが可能です。

補助金とは

期間内に応募して採択されたら支給されるもので、助成金と同様に返済義務がありません。
期間内に応募しなければ補助金を受けることができず、応募のための書類や要件を満たしている必要があり、その中の審査対象として可否が決まります。
期間内に応募したとしても審査を通らないと補助金を受けることができないのが特徴です。
資金調達などの融資とは異なり、助成金も補助金も返済する必要がないという特徴があります。

補助金・助成金の違いは?

審査が必ずあるのは補助金で、助成金は条件を満たしていればもらえるという違いがあります。
補助金は、申請を出しても受け取れない場合があります。
また補助金という言葉は主に経済産業省または地方自治体で使われ、助成金という言葉は主に厚生労働省で使われています。
助成金とは受給要件を満たしていれば、申請を行った人みんなが原則受け取ることが出来ます。
国や地方公共団体などの行政によって様々な助成金があります。助成金は、厚生労働省の管轄のものが割と多いとされています。

会社が補助を受けられる5つの補助金

それでは、具体的に会社が受けられる補助金・助成金にはどんなものが有るのでしょうか?

必要なタイミングごとに5つの制度を紹介していきます。

新規会社設立・起業のとき

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新規で会社を設立した時にオススメしたいのがちいさな創業未来補助金(独立行政法人中小企業基盤整備機構)という補助金制度です。

この補助金は計画段階から 国が認定する助言機関に相談する必要が有りますので、今後の起業・創業や第二創業を考えている個人、中小企業・小規模事業者向けです。
創業及び販路開拓に伴う費用や広告費や弁護士、弁理士等の専門家の費用等、に対して、下表に基づいて補助を行います。補助額が100万円未満の場合は、補助の対象外です。

売上げが減少のとき

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売り上げが減少した時に活用してもらいたいのが「雇用調整助成金 (厚生労働省)」という助成金です。
以前は「中小企業緊急雇用安定助成金」でしたが、「雇用調整助成金」に統合しました。
景気の悪化等で事業の売上げが減少した場合、一時的な雇用調整(休業、教育訓練、出向)を行って、雇用を維持した場合に 下表に基づいて助成を行います。
支給限度日数は 、平成25年10月1日より1年間で100日、3年間で150日 です。平成25年12月1日より「教育訓練を行った場合の加算額」は、一律1200円になります。

新規の雇用のとき

新規の雇用を考えているのであれば「トライアル雇用奨励金(厚生労働省)」を活用しましょう。
職業経験の不足等で「公共職業安定所長がトライアル雇用が必要と認めた人」を、原則3カ月間の試用期間で、その適性や能力を見極めて、常用への移行を進める制度です。
奨励金は対象者1人当たり、月額最大4万円(最長3か月間)です。

従業員の教育のとき

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従業員のスキルアップによる事業拡大を考えているのであれば「キャリア形成促進助成金(厚生労働省)」を利用してみてはいかがでしょうか。

中小企業での従業員に対しての職業能力開発を行う時の助成金です。
職業能力開発計画に基づいて教育・訓練等を行った事業主へ、それに掛かる経費と賃金の一部を助成します。

この「キャリア形成促進助成金」には政策課題によって対応する訓練が変わってきます。

①若年人材育成コース
採用後5年以内かつ、35歳未満の若年労働者への訓練

②成長分野等人材育成コース
健康、環境等の重点分野での人材育成のための訓練

③グローバル人材育成コース
海外関連業務に関する人材育成のための訓練

④熟練技能育成・承継コース
熟練技術者の指導力強化、技能継承のための訓練、認定職業訓練

⑤人店実習併用職業訓練コース
厚生労働大臣の認定を受けたOJT付き訓練

⑥自発的職業能力開発コース
労働者の自発的な職業能力開発についての支援

上記6つ以外は政策課題対応訓練以外の訓練になります。

受講者一人当たり最大800円/時の賃金助成があり、訓練の経費に関しては2分の1の助成が有ります。

なお、1つの事業所のその年度の助成金の限度額は合計500万円です。
但し、「認定職業訓練」「認定実習併用職業訓練」を実施した場合は、1,000万円となります。

その他、雇用に関する助成金

その他に、非正規雇用の労働者の企業内でのキャリアアップ等を考えているのであれば、それをサポートする「キャリアアップ助成金」があります。

補助金・助成金を受けるためのポイント

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最初に説明させて頂いた通り、補助金は、審査に通らなければ受けることができません。
また、予算の上限に達した場合や予定していた件数に達した場合は、受け付けが締め切られます。
一般に申請期間は短く、1年に1回、1か月程度の期間しかない場合もあります。
一方、助成金は、一定の要件を満たして申請内容に不備がなければ受けることができます。いつでも申請できたり、申請期間が比較的長かったりするのも特徴です。

補助金・助成金を受けるための一定の要件を満たす

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補助金・助成金を受けようとする場合は、まず要件を確認することが大切です。
中小企業でなければ中小企業向けの補助金・助成金は受けられません。
中小企業基本法では、業種ごとに資本金または従業員数を基準にして中小企業の範囲が定められています。
雇用促進や人材育成に関する助成金を受けるためには、雇用保険適用事業所になっているほか、過去3年以内に助成金を不正受給していない、過去1年以内に労働関係法規の法令違反がないなどの要件を満たす必要があります。
このほか、助成金の種類ごとに定められた要件も満たす必要があります。

事業計画書の書き方が重要

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補助金を受けるために、事業計画書の提出を求められる場合があります。
事業計画書とは、これからどのように事業を進めていくか、売上高や損益はどのぐらいを見込んでいるかなどをまとめたものです。
いくら熱意があっても、事業計画書で筋道を立てて説明できないことには、補助金を受けることはできません。
事業計画書の書き方がわからない場合は、商工会議所などで相談に応じてもらうことができます。
また、税理士や中小企業診断士などの専門家がアドバイスをしている場合もあります。
普段の経営やこれからの事業計画を書面にまとめて人に説明することは、手間がかかって面倒なだけにも思えます。
しかし、自社の経営を冷静に見つめなおすきっかけともなります。

補助金に頼りすぎないために

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その一方で、補助金に頼りすぎないことも起業を成功させるスタートアップ期の大切なポイントです。
補助金の活用はあくまでスタート時に限り、できるだけ短期間で、自己資金や売上、事業融資で事業の独り立ちを目指さなければ、企業は存続することはできません。

補助金は毎年あるとは限らない

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起業1年目に補助金の交付を受け、3年目に別の補助金の交付を受けることを検討する経営者がいます。
しかし、数年後の補助金を前提として事業計画を組み立てることは危険です。国や地方自治体が補助金を重点的に配分する分野はその時々で絞られており、財政方針の変更で補助金自体が大幅な減額をしている可能性もあります。
そのため、現在ある補助金が今後もあるとは限りません。
自社の力での売上確保力を備えることが最も大切でしょう。

補助金頼みでは信用力がつかない

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会社の経営にとって、大切なのは「信用力」です。
金融機関への融資申請時はもちろん、日常の取引時にも会社の財務状況を提供したり、説明したりする機会は多くあります。
その際に、財務状況を支えているのが補助金だとすれば、取引継続にも二の足を踏まれてしまうでしょう。
そのため、たとえ補助金を継続的に受給できたとしても油断はできませんね。

補助金・助成金に関するよくある疑問

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ここでは、補助金・助成金の利用を考える場合によくある疑問や質問について解説させていただきます。
補助金・助成金の支給手続きはお役所相手の手続きになりますから、手続き方法に不備があると思いがけず支給が滞ってしまうことも少なくありません。
具体的な手続きを始める前に、補助金・助成金についての基本的な知識を整理しておくことが大切です。

補助金・助成金を運営している団体は?

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補助金・助成金を、運営している団体は

・経済産業省
・厚生労働省
・地方自治体
・民間の団体

の4つに分けられます。
助成金・補助金と一言でいっても種類によって手続きを行う窓口が全く異なってきます。
特に期限がある補助金・助成金については手続きの進め方を具体的に理解しておかなくてはなりません。

補助金・助成金の支給額を決める補助率ってなに?

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補助金・助成金を利用する際の注意点は、実際にお金を受け取るタイミングが「後払い」であることです。
「新しい投資のために、支給される予定の補助金のお金をあてようと思っていた」といったように勘違いをしてしまうと、思わぬ不利益が生じる可能性があります。
さらに、補助金には「補助率」という考え方があり、事業者がトータルで支出した金額のうち、一定の割合を支給するという形をとることにも注意しておきましょう。
例えば、補助率3分の2の補助金の場合には、事業者が支出した金額(例えば300万円)のうち、3分の2に該当する200万円だけを支給する、といった形がとられるのです。
補助金・助成金は、あくまでも「自分で支出したお金の一部を、後から補填してもらうもの」ということを理解しておきましょう(イメージとしては「おまけとしてもらえるもの」といった性質のものです)

まとめ

以上、会社で補助を受けられる補助金についてご紹介しました。
「補助金」・「助成金」は会社の運営に必要不可欠な存在です。
多様な場面に対応した「補助金」・「助成金」が有りますが、「どの補助金や助成金を使えば分からない」「申請に自信がない」という方は一度、専門家に相談してみるのも良いかもしれません。
会社で補助金を検討しているのであれば、自社の事業にあった「補助金」や「助成金」を見つける事で資金調達にも繋がっていくでしょう。

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