ベンチャー企業への転職を成功させる3つの方法と確認すべきリスク

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必死に就職活動を行って名の知れた大企業に入社したはいいものの「何か違う気がする」「もっと新しいことがやりたい」そんな気持ちからベンチャー企業に転職する人も中には存在しています。

革新的な技術や新しいサービスを基にしたビジネスでイノベーションを起こし社会に新しい価値をもたらす、そんなベンチャー企業には多くの人が成長や自分の理想を求めて集まってきます。

しかし、実際にベンチャー企業に転職した後で理想と現実のギャップを感じ「転職しなきゃよかった…」と後悔する人も少なくありません。もちろん、中にはベンチャー企業に転職したことで大きく飛躍し、「成功した」と言われるような環境や生活を手に入れることに成功した人もいます。

このような人達と後悔してしまう人たちには一体どのような差があるのでしょうか?ベンチャー企業への転職を成功させる方法、知っておくべきリスク、ベンチャー企業への転職を後悔した事例など、ベンチャー企業への転職を考えている人が知りたいことをまとめてご紹介致します。

ベンチャー企業への転職は目的を明確にすること

新しいことに挑戦し道を切り開くベンチャー企業は「やりがいがある」「自分のやりたいことが出来る」「カッコイイ」「自分の能力を活かせる」など、魅力的なイメージを抱いている人も多いです。とはいえ、いざベンチャー企業に転職することを考えてみると、期待と同じくらい大きな不安も感じますよね。

  • 倒産してしまわないか
  • 仕事がハードになるのではないか
  • ベンチャー企業に馴染めるかどうか
  • 給与は上がるのか
  • 実力的についていけるのか
  • 社風はどのようなものか
  • 転職前と後では働き方はどのように変わるのか

一例ですが、ベンチャー企業への転職の際にはこのような不安が挙げられます。ベンチャー企業はライバルも多く、競争も激しい世界です。成功することが出来るのはたった1割にも満たないとも言われており、事業に失敗して倒産してしまう企業も数多く存在しています。自分が会社に馴染むことが出来ても会社が倒産してしまってはどうしようもありませんよね。

また、給与や労働時間の問題もあります。ベンチャー企業に転職した人の中には「意外と給与がアップしなかった」「定時退社だと思ったら残業の連続だった」などなど、理想と現実とのギャップ企業の将来性などについての不安はどうしてもつきものなようです。

しかし、ベンチャー企業への転職に限らず、不安は新しいことに挑戦する時には必ずついて回るもの。転職前に「転職の目的」をしっかり明確にさせることが大切です。そうすることで不安よりも自分のやるべきことに目を向けることが出来るようになります。

ベンチャー企業への転職を成功させる3つの方法

ベンチャー企業への転職で後悔してしまう原因の多くはイメージのみで転職を決めてしまうことにあります。そこで、イメージではなく現実的にベンチャー企業の情報を集め、自分が望むキャリアのゴールを設定して逆算して考えたりと、具体的にプランを立てることが必要となります。

設立してから10年続く企業というのはたった6%しかありません。そのため、ベンチャー企業側も必死で自分の会社に貢献することが出来る将来性のある人材なのか、どんなビジョンを持っているのかなど、厳しい目で採用する人間を決定します。

ここからは転職を成功させるために役立つ具体的なプランの一例や、ベンチャー企業への転職を成功させた人に共通する考え方などをご紹介していきます。

転職を成功させる方法その1:主体性

まず、ベンチャー企業に転職するなら何よりも大切になるのが主体性でしょう。小規模なベンチャー企業では少数精鋭で仕事をしていることがほとんどですが、一人ひとりが自分から主体性を持って動いているという特徴があります。

ベンチャー企業は仕事のツールや進め方、ルールが未整備で労働環境が整っていないという場合も多く、その都度自分で考えて行動することが求められる職場です。ベンチャー企業では事業を成功させることに全力を注ぐため、まだ駆け出しの状況ではその他の細かい部分に時間を割いている暇はないのです。自分で考えて動くことが出来ないと、ベンチャー企業の環境で馴染むことは難しいでしょう。

このようなベンチャー企業では、「自分はどのようなことに取り組んでいきたいのか」ということについてしっかり考えることが重要になってくるのです。このビジョンが明確になっていれば自然と主体性も生まれ、自分から行動することが出来るようになります。

転職を成功させる方法その2:キャリアプラン

自分がやりたいことについて考えたら、更にそれを発展させて自分のキャリアプランを思い描いてみましょう。「自分は最終的にどんな働き方がしたいのか」「そのためにはどんな企業に行く必要があるのか」ということを考え、それに沿ってキャリアのゴールから逆算して考えてみましょう。

もちろん、この時に設定したキャリアのゴールは今後仕事をしていくうちで変わることもあるでしょう。それは当たり前ですし全く問題ありません。大切なのは目標を設定することです。「何となく良さそうなものをやっていく」のでは最終的に到達する地点がわからずプランを立てることも出来ませんし、何か一貫した強みを見つけるのも難しくなります。実績やスキルを積み重ねることは自分の強みにも、武器にもなるのです。

転職を成功させる方法その3:転職先での働き方

「転職先での仕事の仕方は転職してから考える」では、ベンチャー企業の場合遅いかもしれません。ベンチャー企業はスピード感求められます。入社して即戦力になれるような人材でないとそもそもベンチャー企業に採用されることも難しいでしょう。

そこで、ベンチャー企業に転職したら一体どのような働き方をしていきたいのか、経営者や在籍メンバーたちとどのようにして事業を拡大し、会社を成長させていきたいのかは予めある程度具体的に考えておく必要があります。転職先のベンチャー企業に自分が就職したら一体どのような貢献が出来るのか、自分はその事業に対してどんな思いがあるのか、どんなアイディアを持っているか、思い描いているビジョンを実現させるために自分はどんなことが出来るのか。このようなことを具体的に経営者に伝えることが出来れば良い印象を与えることが出来ますし、経営者との意思疎通もしやすくなるはずです。

ベンチャー企業では経営者を含めた在籍メンバーとのコミュニケーションもとても大切です。コミュニケーションが取れないことで仕事が思うようにいかないという事になってしまってはどんなに高い能力を持っていたとしてもそれを活かし切ることは出来ません。どんなに仕事が楽しくとも職場の人間関係が悪いようではだんだんとその仕事まで苦痛になってきてしまいますよね。仕事の内容だけでなく、経営者や在籍メンバー、業種との相性なども全て含めた転職先での働き方について、考えておくようにしましょう。

ベンチャー企業への転職で後悔した事例

ベンチャー企業に憧れて思い切って転職したのはいいものの「失敗した」と後悔してしまった人も実際のところ沢山いらっしゃいます。

では、一体どのような考えを持っていた人がベンチャー企業に転職して後悔をしているのでしょうか?これからご紹介していきます。

イメージで転職してしまった

ベンチャー企業に対して持っているイメージは人それぞれですが、「自分の力を発揮出来る」「やりがいを感じられる」「成長出来る」「将来性がある」など、このように前向きなイメージを持っている人も少なくありません。

だからこそベンチャー企業に憧れる人も多いわけですが、このようなイメージばかりで転職を決めてしまうと高確率で後悔します。

全く想像と現実が違っていたり、想像通りだったものの自分の実力不足で仕事を任せてもらうことが出来なかったり。また、大手企業に比べるとベンチャー企業は労働環境が整っていないという場合も多く、想像していたのとは全く違う泥臭い部分も実際にはあります。

本当にベンチャー企業へ転職することを考えるならこのようなイメージ先行の考えではなく、ベンチャー企業の現実について知っておく必要があります。

相性が悪かった

ベンチャー企業では経営者や在籍メンバーとの相性も重要となってきます。大企業ならば在籍している人間も多いため相性が悪い人がいれば避けることも出来ます。しかし、ベンチャー企業ではそうはいきません。その企業の規模にもよりますが、経営者含めて数人で仕事をしているという場合、メンバー全員と関わらなくてはいけません。

そのため、仕事に対しての考え方や事業の方向性、進め方など、相性が合わないとどうしても仕事の楽しさよりも辛さの方が勝ってしまいます。そのような状態でずっと仕事を続けていくというのは辛いですし、コミュニケーションによる良い化学反応も起こすことが出来ませんよね。

ベンチャー企業の場合、経営者やトップに近い人が直接面接に関わっていることも多いため、思い切って自分の考えやビジョンを話してみるといいでしょう。意気投合すれば採用にも繋がりますし、考え方や相性が合わないなと感じたら他の企業を検討するなど、様々な動き方が出来ます。

前の仕事とのギャップ

これは大企業からベンチャー企業に転職したという人に多いのですが、想像以上に仕事内容や労働環境、給与や働き方などのギャップが大きく、後悔したり苦痛に感じてしまうという人もいます。

大企業ともなれば福利厚生は充実していますし、労働環境も整っています。給与も安定しており、仕事のし易い環境だと言えるでしょう。しかし、ベンチャー企業は前述の通り、労働環境や仕事のためのツールやルール、仕組みが未整備というところも少なくありません。

また、ベンチャー企業は定時退社というところもありますが、逆に連日残業だったり、思った以上にハードな職場だったということも。これは企業によっても異なるでしょうが、前職とのギャップが大きく、更に自分の理想としている労働環境ではない場合もあるということは忘れずに覚えておく必要があります。

ベンチャー企業に転職するリスク

ベンチャー企業に転職する際に考えておくべきことはまだあります。それが「リスク」です。ベンチャー企業に転職するなら避けることが出来ないリスクについて考えてみましょう。

相性のリスク

ベンチャー企業では経営者の考え方が社風に色濃く反映されます。会社の制度やルールはこの経営者や起業当初のメンバーで作り上げられたもののため、大企業とは大きく異なり特徴あるものになるでしょう。

また、競争の厳しいベンチャー企業では結果を出すことが求められます。そのた少数精鋭の優秀な人材の中で結果を出すことができなければ評価も上がらず、大切な仕事を任してもらえなかったり、給与がいつまでも上がらなかったりと仕事のモチベーション低下も起こります。

企業の社風に自分が馴染むことができれば問題ありませんが、どうしても馴染めず仕事の効率が悪くなってしまったり、ストレスになってしまうと再度転職しなければいけなくなってしまいます。

倒産のリスク

ベンチャー企業は他の企業が手を出していない分野や全く新しいことに挑戦することで今までになかったサービスや商品を提供し、社会に貢献して、急成長することを目指しています。

他の誰もやっていないことはイノベーションを起こす可能性もありますが、逆に全く見向きもされずに終わってしまう可能性もあります。このような性質上、ベンチャー企業には信用力がなく、多くの場面で資金不足に直面します。どんなに将来性のある企業だとしても、資金が尽きてしまえばもうどうすることも出来ず、倒産するしか無くなってしまうのです。

とはいえ、全てのベンチャー企業が高い倒産リスクを抱えているわけではありません。サイバーエージェント、楽天、DeNAなどのメガベンチャーは倒産リスクは低いと言えます。

まとめ

今までになかった新しいことに挑戦するというベンチャー企業はとても魅力ある企業です。特に、目標をしっかり持っている人からすれば理想的な最高の企業とも言えるでしょう。

自分のやりたい事をやるため、キャリアアップのため、転職したい理由については人それぞれだと思いますが、ベンチャー企業へ転職する前にはリスクについて知り、転職後のキャリアプランや転職先での働き方を具体的に考えておくことが重要です。

今回ご紹介したようなリスクに気をつけ、成功のための方法を実践すればイメージや勢いではなく、余裕を持ってベンチャー企業に飛び込んでいくことが出来ます。転職活動も自分のキャリアプランのうちの一つ。戦略的にベンチャー企業への転職活動を進めていきましょう。

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