ビジネスローンの3つの借り換え先それぞれの特徴と金利相場を比較

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公的機関や銀行からの融資を受けられない場合の受け皿として、中小企業や個人事業主の方に多く利用されているのがビジネスローンです。

保証人や担保が必要なく、最短即日で融資を受けられる事が魅力的なビジネスローンですが、金利が高いというデメリットがあります。公的機関からの融資や銀行とは比べ物にならない程、高い金利が設定されているビジネスローンを利用されている方の中には、月々の返済が厳しい…と頭を悩ませている方も多くいる事でしょう。

月々の支払い額を軽減させる為には金利を減らす事が最も有効。これを叶えてくれるのがローンの借り換えです

この記事ではビジネスローンの借り換え活用術について詳しく解説していきます。借り換えとは一体何なのか?ビジネスローンの借り換え先として最も適していると思われる、金利の低い借り換え先についても合わせて紹介していきたいと思います。

ビジネスローンの借り換えとは

ビジネスローン 借り換え

そもそもローンの借り換えとは一体何なのか?まずはこの点から説明していきましょう。ビジネスローンを1社だけしか利用していないという方は金利の支払いで大きく損をしている可能性がありますので、まずは借り換えの有効性について理解を深めておきましょう。

他社から借りて返済する

まずはローンの借り換えの仕組みについて簡単に以下で手順や流れを紹介していきたいと思います。ローンの借り換えは非常に大切な事であり、誰でも行っている事です。

  1. A社から200万円を借りていて毎月返済している状態
  2. B社から200万円を借りる
  3. A社にB社から借りた200万円で全額返済する
  4. B社から借りた200万円を返済していく

これがローンの借り入れの仕組みです。これだけ見ると、ただ単に借りたのがA社からB社に変更しただけで全く意味がないと思ってしまうかもしれませんが、これがローンの借り換え。要するに、A社よりもB社の方が金利が安いんです。

ビジネスローンは特にリスク管理の性質上、金利が高く設定されています。小額しか借りる事が出来ないとは言え、毎月高額な金利を支払っていては会社経営の存続にも危機を与えてしまいますんで、出来るだけ金利は安く済ませたいですよね。

A社に支払っていたお金をB社に返済するだけですが、B社の方が金利が安い為、長い目で見た場合に金利分の得が出るようになるという訳です。これがビジネスローンの借り換えです。

金利と毎月の返済額を減らす

上記で説明したように、A社からB社に変更しただけですから借り入れの元手は変わりません。しかしローンの借り換えを上手に活用する事で、金利と毎月の返済額を大きく減らす事が出来ます

金利が減れば当然毎月の返済額も減少していきますから、月々に企業にのしかかる返済コストを軽減する事が出来ますよね。

もちろん借り換えには諸経費がかかる場合がありますが、長期間の大きなローンであった場合は、1%程度の金利差であっても借り換えをした方が良いと言われています。それ位、大きな借り入れの場合は金利の微妙な差が大きく、借り換えを上手に活用する事で余計なコストを大幅にカットする事が出来るようになるんです。

ビジネスローンの主な借り換え先

ビジネスローン 借り換え

即日融資や保証人不要など、数多くのメリットがあるビジネスローンですが、他の金融機関からの融資と比較すると金利が非常に高いです。その為、借り換えを検討する方が多く、より良い借り換えを行い金利を抑える事は、余計なコストをカットする上でも非常に重要な事になります。

ビジネスローンの主な借り換え先としてオススメなのは…

  • 銀行
  • 日本政策金融公庫
  • 他のビジネスローン

上から順番にオススメの借り換え先です。銀行と公的機関である日本政策金融公庫は金利がとても低く、多額の資金調達も可能な為に、最もオススメしたい借り換え先です。

以下でそれぞれの特徴や、借り換えを行う上での注意点などを紹介していきましょう。

銀行からの融資

ビジネスローンの借り換えに最もオススメしたいのは銀行からの融資です。銀行融資はビジネスローンに比べて金利がかなり低く設定されており、多額の融資を受ける事も可能なので、企業の抜本的な改革の為に必要な資金を調達できる可能性があります。

ビジネスローンの金利相場⇒約18%
銀行融資の金利相場⇒約5%

どれだけ高く見積もっても、ビジネスローンと銀行融資では上記のような金利相場の幅があります。ローンの返済総額や月々の返済額を減らしたいと考えている方は、ビジネスローンの借り換え先で必ず銀行を検討した方が良いでしょう。

しかし、ビジネスローンの金利が高いから銀行で借り換えたいと思っても、すぐに出来る訳ではありませんし、もしかしたら借り換えが出来ない可能性もあります。

それは銀行融資に以下のような注意点がある為です。

  • 審査のハードルが高い
  • 審査に長い時間がかかる

まず銀行審査はハードルが非常に高いです。事業歴や財務状況が悪い会社の場合は審査で落とされる可能性が高いですし、その審査も長い時間がかかる可能性があります。

担保や保証人が必須ですし、不動産などの担保がある場合は審査に通過する可能性がありますが、担保も保証人もなく、更に会社の業績も悪く今後も改善が見込めない場合は審査に通過しません。つまり、借り換えしたくてもお金を借りる事が出来ないという訳です。

ビジネスローンの借り換え先としては最も適している機関である事は間違いありませんが、審査ハードルが高く、更に審査が通過するまでに最低数週間の時間がかかるという事は覚えておきましょう。

日本政策金融公庫

国の公的機関である日本政策金融公庫は銀行よりも金利が安いです。しかし、基本的には日本政策金融公庫で借り換えを行う事は出来ません。借り換えを行えるのは、公庫融資借換特例制度という制度が利用可能な事業者のみです。

公庫融資借換特例制度の利用条件は以下の3つです。

  1. 社会的、経済的環境の変化により資金繰りに困難している人
  2. 東日本大震災、熊本地震、平成30年7月豪雨の影響により資金繰りに困難している人
  3. 経営改善、経営再建などに取り組む必要が生じている人

上記の条件に当てはまっている事業者は、ビジネスローンからの借り換えであっても対応してくれますし、金利も銀行よりも安い為に借り換えには適しています。

しかし、上記の条件に当てはまっている事業者のみが対象となっていますので、全ての事業者が利用できる訳ではありません。その点は利用前に把握しておかなければならない注意点であると言えるでしょう。

別のビジネスローン

銀行と日本政策金融公庫以外の借り換え先としては、他社のビジネスローンという選択肢もあります。銀行と比べて審査ハードルが低く、会社によっては即日融資してくれますのでスピードという観点から見ると大きく異なります。

しかし、銀行よりも金利が高く設定されていますので、今借りているビジネスローンよりも低い金利のビジネスローンを見つけるのは困難であると言えるでしょう。

しかし、別のビジネスローンと使って借り換えを行う場合は、銀行とは違う諸経費も手数料も必要ありませんので、単純に現在借り入れ中のビジネスローンの金利と、新たに借りようと思っているビジネスローンの金利を比較するだけでOKです。

ビジネスローンを提供している金融機関はとても数が多いので、色々な機関の話を聞き、最も金利が安い所を差がしてみるのが良いと思います。借り換えを考えていると話せば、ある程度は金利の融通を利かせてくれる期間もあるかもしれませんしね。

ビジネスローン借り換えの注意点

ビジネスローンの借り換え先で最もオススメしたいのは銀行です。条件を満たす事で日本政策金融公庫を利用する事も出来るようになり、他のビジネスローンを探す場合は金利を比較するだけで良いので余計な手数料などは必要ありません。

上記で説明したように毎月支払う返済額を軽減させる為には金利を減らす必要があります。その為に借り換えは必要不可欠な要素になりますが、借り換えを行う前に知っておかなければいけない注意点が幾つかあります

ただ、安い金利の所で借りれば良いという訳ではありません。注意点について以下の項目でひとつずつ解説していきましょう。

資金使途で伝える必要がある

ビジネスローンの借り換えを行う時は、資金使途に借り換えと記載する必要があります。例えば現在200万円A社から借りている状態で、B社から借り換えと記載せずに200万円の借り入れ申込を行った場合、B社からすると『既にA社から200万円借りているのにまた資金が必要なのか…』となります。

そうなると、総額400万円の借入をベースとしてローン審査になりますので、いくら審査が甘いビジネスローンだとしても落ちる可能性があります。

そうならないような対策として、資金使途が『借り換え』であるという点をきちんと相手に伝える必要性があるという訳です。使途が借り換えの場合であれば、総額200万円をベースとしてローン審査になり、返済実績も加味されますので審査は通過しやすくなります。

審査時間を事前に計算しておく

融資時間はそれぞれの金融機関で異なります。銀行であれば数週間から1ヶ月程度かかる場合もありますので、審査時間を考えずに融資審査を受けていると支払いが出来なくなるなどの事態が考えられます。

例えば銀行融資をアテにし過ぎてキャッシュを残していなかったとか、融資までの時間は各金融機関により異なりますので、審査時間は必ず事前に計算にいれて、キャッシュフローを計算しておく事が非常に重要です。

他社ビジネスローンであれば即日融資してくれる場合もありますが、銀行や公的融資機関の場合は審査に時間がかかりますのでそうはいきません。

リスク管理

ビジネスローンを始めとする無担保ローンは金利が高いですが、担保や保証人が必要な銀行などの融資は金利がやすくなります。更に、不動産担保などがあれば銀行融資なども通過しやすくなりますので、担保が必要なローンに借り換えを行うという方も多いでしょう。

しかし、ここで注意しなければいけないのは担保を失うリスクがあるという点です。ビジネスローンでは返済に行き詰っても担保を失うリスクはありませんが、担保が必要な借り入れの場合は返済が滞れば不動産などの担保は売りに出されます。

ビジネスローンから銀行融資などへ借り換えを行う場合は金利の低さだけに目が行きがちですが、その分担保を失うかもしれないというリスクがある事はしっかりと覚えておかなければなりません。

まとめ

ビジネスローンは金利が高く設定されている為に、借り換えを検討している方は多いでしょう。担保が必要なく即日融資を受けられる手軽さから、多くの中小企業の方が利用しているかと思いますが、金利の高さから月々の返済に困っている方は少なくありません。

ローンの借り換えは月々の返済額を減らす最も効率的な方法ではありますが、低金利ばかりに目がいき、その他のリスクを見落としがちです。

銀行融資は確かに低金利で高額な資金調達も可能な借り換え先ではありますが、審査時間が長くてハードルが高く、担保を失うリスクもあります。

自社にとって今最も適している資金調達方法は何なのかという点を今一度考え、最も適した借り換え先を検討するようにしましょう。

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