ビジネスローンと銀行融資の違いを5項目で分かりやすく解説

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ビジネスローン 融資 違い

ビジネスローンと銀行融資…どちらで資金調達を行えば良いか悩んでいませんか?

一昔前は事業資金調達の方法と言えば銀行融資が一般的でしたが、最近では色々な資金調達方法が誕生しており、ビジネスローンも事業資金調達の方法として沢山聞かれるようになってきました。

個人事業主の方や経営者の方が必ず直面する資金繰り問題。それを解決してくれるのがビジネスローンや銀行融資による資金調達です。

この記事では、ビジネスローンと銀行融資は何が違うのか?それぞれの特徴やメリットデメリットから考える違いについて解説していきます。

ビジネスローンと銀行融資どちらを選ぶべきか悩んでいる方は是非この記事を参考にしてみて、両方を比較して自社に最も適している調達方法を選択してみて下さいね。

ビジネスローンと銀行融資の違いを徹底比較

ビジネスローン 融資 違い

最近頻繁に聞くようになってきたビジネスローンですが、銀行融資は知らない方はいないでしょう。それぞれに異なる特徴があり、資金調達の方法としては全く別物です。

ビジネスローンと銀行融資それぞれの特徴の比較を以下で見てみましょう。

ビジネスローン 銀行融資
金融機関 銀行
消費者金融
信販会社
銀行
対象 個人事業主
法人
個人事業主
法人
融資額 1000万円程度 上限なし
金利 5%~18% 1%~5%
返済期間 最大10年 最大20年
審査 スコアリング 面談
事業歴 1期目でも可 3期以上必要
融資スピード 即日~1週間 2週間~2ヶ月
第三者保証人 不要 必要
担保 不要 状況による
書類 本人確認書類
登記事項証明書
税務申告書
納税証明書
決算書(不要な場合あり)
本人確認書類
事業計画書
資金繰り表
決算書
試算表
借入申込書
登記事項証明書
税務申告書
納税証明書
借り入れ状況の一覧

上記がビジネスローンと銀行融資の違いを比較したものです。特に抑えておきたい違いについて、以下で5項目に分けて紹介していきます。

融資上限額

ビジネスローンと銀行融資では融資額の上限が全く違います。もちろん借入を検討している企業の財務状況や審査によりどちらも上限額は変わっていきますが、一般的な上限額は以下のように異なります。

  • ビジネスローン⇒300万円~1000万円
  • 銀行融資⇒上限なし

ビジネスローンの平均的な融資上限額は300万円から1000万円です。大手銀行が親会社の銀行系ビジネスローンでは融資上限額が1億円の場合もありますが、大抵の場合は融資上限額をマックスに設定される事はありません。

審査次第で上限額は大幅に減少されていきますので、審査の評価が低い場合は融資上限額が100万円という場合もあります。ビジネスローンの場合は返済を継続して行っていけば枠の増額が可能で、追加融資が可能になっていきます。

銀行融資の場合は融資額に上限がありません。一般的な企業が行う普通貸付の場合は、4800万円が上限と決められていますが、プロパー融資の場合は銀行と企業の融資契約になるので上限がなく、大手上場企業が数千億円の資金調達を銀行から行ったというケースもあります。

金利

金利を比較する場合は下限ではなく上限をチェックするようにして下さい。下限金利は最大融資額を借入した時に適用される場合が大半なので基本的には意味がありません。

ビジネスローンは銀行に比べると金利が高いです。

  • ビジネスローン⇒金利相場15%
  • 銀行融資⇒金利相場3%

銀行は厳しい審査を行い、貸し倒れリスクの有無を徹底的に行った後に融資を行いますので、低い金利でも資金を融資する事が可能です。しかしビジネスローンの場合はそうはいきませんので、貸し倒れリスクの高い企業にも融資するので金利が高いのです。

返済スパンが長期になる程、金利は1%でも少ない方が利息を減らす事が可能です。ビジネスローンは金利が高く、銀行や金利が安い、これはしっかりと抑えておきましょう。

審査方法

ビジネスローンと銀行融資は審査方法が全く違います。融資されるかどうかは審査で決定しますが、決定までのプロセスは全く異なる道筋で行われます。

  • ビジネスローン⇒スコアリングシステムにによる自動審査
  • 銀行融資⇒担当者との個別面談

銀行融資では銀行の融資担当者との個別面談が必須であり、決算書などの各種書類の提出、競合優位性、業界シェア、経営者の脂質などを様々な角度から銀行が審査し、融資の稟議書を担当者が作成⇒支店内で回覧⇒支店長の中間決裁⇒本部長や役員が最終決裁という流れになります。

ビジネスローンの審査方法に個別面談はなく、スコアリングシステムにより審査を行います。

スコアリングシステムとは

パソコンで機械的に審査を行い、審査コストを削減する事を目的に作られたシステム。決算書などの必要データを担当者が入力する事で、過去の同規模の企業や同じような経営数値のデータから『審査の合否・融資可能上限額・融資時の金利』を自動的に算出する。

銀行融資の場合は人が合否を決定しますが、ビジネスローンの場合はシステムが自動的に合否を決定します。人が判定を下しているかシステムが判定を下しているかは大きな違いであると言えますよね。

融資までのスピード

上記項目で紹介したように、銀行融資は担当者との面談を得て人が合否を決定しますが、ビジネスローンはスコアリングシステムを採用していますので機械が自動的に合否を決定します。これで何が変わるかというと、大きく異なるのは実際に融資されるまでのスピードです。

  • ビジネスローン⇒最短即日から長くても1週間
  • 銀行融資⇒最短2週間で長いと2ヶ月

ビジネスローンと銀行融資では融資までのスピードがこれだけ違います。ビジネスローンの中には最短即日で融資可能であると金融機関が多く、銀行と違い個別に1件1件企業の財務状況を細かくチェックする訳ではありませんので、融資までの時間を大幅に解消する事が出来るのです。

そもそもスコアリングシステムが誕生した背景には審査コストの削減があります。

ビジネスローンで利用する事が多い50万円から300万円の融資に対して、上記の銀行融資で紹介したようなフローで毎回審査を行っていると、審査コストを利息収入でペイできなくなってしまうんです。

少額であれば自動的に審査を行いスピーディーに融資を行おうというのがスコアリングシステムが誕生した背景にありますので、ビジネスローンと銀行融資では融資までのスピードが段違いで異なります。

担保と保証人

ビジネスローンと銀行融資では担保と保証人の在り方も全く異なります。ビジネスローンも銀行融資も経営者本人の連帯保証は必要ですが…

  • ビジネスローン⇒担保と第三者保証人は不要
  • 銀行融資⇒第三者保証人が必要で状況により担保も必要

そもそも銀行融資の場合は信用保証協会の保証付融資で融資を受けるという事は、「信用保証協会に保証料を支払うことで保証人になってもらっている」という事を意味しています。

保証人を必要としない融資もありますが大企業のみです。財務状況によっては担保が必要になる場合もあるので銀行融資です。

それとは変わり、ビジネスローンの場合は担保も第三者保証人も不要です。第三者に迷惑を掛けずに利用する事が可能であり、不動産などの担保がなくても気軽に利用する事が出来るという特徴があります。

ビジネスローンと銀行融資はどっちが良いの?

ビジネスローン 融資 違い

それでは果たしてビジネスローンと銀行融資はどちらを選択するのが良いのでしょうか。上記項目でも紹介したように、ビジネスローンと銀行融資は一長一短なので使い分けが大切です。

どのようなケースで使い分けるのが効率的なのか以下で解説していきたいと思います。

ビジネスローンが向いているケース

それぞれ一長一短あるとは言え、長い目で見た場合は資金調達に適しているのは銀行融資の方です。信用が上がれば審査ハードルが下がりますし、金利も低く融資上限額も高いので、事業運営の為には銀行融資が適しています。

しかしビジネスローンも使い方次第では銀行融資よりも効果的に資金を利用する事が可能。以下でビジネスローンを向いているケースをまとめて紹介していきます。

  • 銀行融資の審査に何度も落ちる
  • 今日中に絶対に支払わないといけないお金が必要
  • 銀行融資の審査までに必要な資金がある
  • ひとまず数十万円だけでも良いから現金が必要
  • 担保や保証人を用意する事が出来ない

上記のようなケースにビジネスローンは最適です。一般的には銀行融資の繋ぎとして利用するケースが多くあり、銀行融資は上記項目で紹介したように審査が通過し実際に融資されるまでに長い時間が必要になりますので、それまでの繋ぎ資金として即日融資を受けられるビジネスローンで資金を調達するというもの。

担保も保証人もなく、銀行融資に何度も落ちるという方でもビジネスローンで融資を受けられる事は可能ですし、融資額もしっかりと返済実績を積んでいけば上限額を上げる事も可能です。銀行融資や公的機関から融資を受ける事が出来ない方の最後の受け皿として機能していると言えるでしょう。

銀行融資が向いているケース

それでは反対に銀行融資が向いているケースというのはどういう時なんでしょうか。銀行融資よりもビジネスローンで借入したいと考えている方はいないと思いますが、銀行融資が向いているケースも紹介していきたいと思います。

  • 高額な融資を必要としている
  • 出来るだけ低い金利でお金を借りたい
  • 長期的な資金繰りの為に融資を受けたい
  • 担保も保証人も用意する事が出来る
  • 財務状況が良好

財務状況が良好で銀行融資に通過する自信がある場合は、わざわざビジネスローンを利用する必要は全くありません。銀行融資に通過するのであれば銀行融資を選択しましょう。融資までの時間に必要な資金が手元にない場合などの繋ぎ融資ではビジネスローンは有効ですが、それ以外では銀行融資の方があらゆる面で優れています

重要なのは使い分け

ビジネスローンと銀行融資の両方の特徴を活かして使い分けている方も多くいます。ビジネスローンは高額融資には向いていませんが、早急に手元に現金が欲しい時の繋ぎ資金としては銀行融資よりも有効に使う事が出来ます。

大型設備投資などの大きな融資は銀行融資を利用し、細かい支払いなどで少額の資金がすぐに必要な場合はビジネスローンを使うなどして、銀行融資とビジネスローンの両方を使い分ける事が出来れば、ビジネスローンのデメリットである高い金利などもある程度は抑える事が出来ますので、両方の良い面を上手に活用できている事になります。

ビジネスローンは高額融資には不向きであり、銀行融資は少額資金の即調達に不向きです。それぞれのデメリットをビジネスローンと銀行融資は補ってくれていますので、どちらも有効活用する事で、より上手な資金調達が出来るようになるでしょう。

まとめ

資金調達の方法として名前が挙がることが多いビジネスローンと銀行融資の違いを、特に重要な5項目に焦点をあてて比較し紹介させて頂きましたが参考になりましたか?ビジネスローンも銀行融資もそれぞれ一長一短であり、メリットもあればデメリットもあります。どちらを選び、選択すべきかは、調達した資金の使途で大きく変わってくるでしょう。

大掛かりな資金調達を行い事業展開を進めていきたい方は銀行融資がオススメで、急場凌ぎの繋ぎ資金が必要な場合は即日融資可能なビジネスローンがオススメ。それぞれのメリットデメリットを抑えておけば、より適切な資金調達を行う事が出来ます。

ビジネスローンと銀行融資、それぞれの特徴を抑え、より効果的な資金調達を行っていきましょう。

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