
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国民に特別定額給付金として1人につき10万円の配布が決定しており、早い地域だとすでに給付が開始されています。
オンライン申請と郵送申請の2つの申請方法が用意されていましたが、オンライン申請の場合はマイナンバーカード所持者が利用可能となっており、マイナンバーカードを持っていない方は申請書が送られて来るのを待つしかない状況となっています。
国ではなく各自治体が手続きなどを行っている為、世帯が多い市や区は申請書の郵送が遅れている場合があり、なかなか届かずに困っている方や心配になっている方も多いはずです。
そこで、この記事ではコロナ給付金の申請書が届かない時に確認するべき事と、対処方法について詳しくご紹介していきたいと思います。
申請書の郵送や給付のタイミングは地域差がある
新型コロナの感染拡大により、国民全員に10万円の給付を行う特別定額給付金ですが、各自治体が申請書の郵送を行ったり、オンライン申請の確認をしており、配布や給付の時期にはバラつきが生じています。
大きな市や区では、世帯数が多いことから配布に時間を要していますし、申請書が郵送されて来た後も確認に時間がかかることが予想されています。
また、東京23区でも区によってバラつきがあり、自治体の対策方法によっても郵送のスピードは異なるのです。元々コロナ関連の部門があったわけではないので、職員総出で対応にあたっているようですが、その対応方法も様々で上手く対応出来ていない区は配布が遅れているようです。
オンライン申請が混乱を招いているという見解もあり、自治体によってはオンライン申請を取りやめて郵送申請に絞ることで、素早い給付を実現している場合もあります。
5月中に配布が完了している地域が多い
定額給付金の郵送による申請書の配布ですが、日本全国の自治体の対応を見ると5月中に配布が終わっている地域が多くあるようです。難航している東京23区の中でも、さらに苦戦しているのが江戸川区。その江戸川区でも6月6日(土)までに全ての世帯に申請書が届く予定となっております。
その為、現在申請書が届いておらず、心配になっている方も6月上旬まで待つべきかもしれませんね。もし、6月上旬になっても届かない時には以下でご紹介する「申請書が届かない時にやるべき事」を参考にしてみて下さい。
申請期限に要注意
特別定額給付金の申請には期限が設けられています。各自治体によって期限はバラバラなので、必ず確認するようにしましょう。
ほとんどの自治体が8月下旬から9月中を期限にしているので、余裕はありますが申請書が届いた後はなるべく早めに対応し、郵送するべきだと思います。申請期限を過ぎると受け取り拒否になるようなので、ご注意下さい。
申請書が届かない時にやるべき事
ここからは、いつまで待っても申請書が届かない時にやるべき事を詳しくご紹介していきたいと思います。上記でもご紹介したように、どれだけ遅くても6月6日(土)か6月8日(月)には申請書が届くと思うので、そこまで待っても届かないという時には何か不具合が生じている可能性があります。
以下で紹介する方法を参考にしていただき、スムーズに給付金が受け取れるようにしましょう。
各自治体の公式HPを確認する
まず、最初に行うべきことは各自治体、各市町村の公式HPを確認することです。「コロナ給付金 〇〇区」とか「特別定額給付金 〇〇市」という形でネットで検索をすれば詳細を知ることが出来ます。
例えば、上記でもご紹介した東京都江戸川区の特別定額給付金についての詳細を検索すると、以下のように説明文が掲載されていました。
特別定額給付金の申請について
新型コロナウイルス感染症に伴う緊急経済対策として、江戸川区に住民票のある方に一律10万円が支給されます。
【お知らせ】
5月29日(金曜日)に対象の全世帯へ発送しました。6月6日(土曜日)までには全世帯に届く予定ですのでお待ちください。
(注)申請書の返送用封筒の宛て先が「京都中央郵便局私書箱第8号」となっておりますが、本区の事務処理センターとなっておりますので、ご安心ください。
引用元:https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e039/bosaianzen/covid-19/taiou/tokubetuteigakukyuufukin.html
このように「いつまでに配布が終了する予定です」と記載されていることが多く、丁寧に説明されているので心配な方は確認しましょう。もし、記載されている期日が過ぎている時には、別の方法での確認が必要になるでしょう。
どうしても届かない時には電話で問い合わを行う
各自治体の公式HPを確認し、配布の終了予定日時を過ぎても申請書が届かない時には、電話で問い合わせを行う必要があると思います。いきなり区役所や市役所などに足を運ぶと、感染の危険があるのでまずは電話で問い合わせることをおすすめします。
問い合わせ先の電話番号は、各自治体のHPに特別定額給付金についてのコールセンターに記載されている番号を利用すれば、スムーズに話しが進むと思います。
HPに掲載されている情報はあくまでも予定となっているので、郵送がトラブルにより遅れる可能性もあります。しっかりと状況を説明し、職員の方の話に従うようにしましょう。
提出書類の準備
なかなか申請書が届かずに不安を感じている方も多いと思いますが、もう少しの辛抱だと思います。なるべく早く給付金を受給したいと考えている方がほとんどだと思いますが、申請書が来るまでの間に必要な書類などの準備をしておくことでスムーズに申請書を提出することが出来ます。
郵送での申請に必要な書類について、総務省ホームページでは以下のように記載されています。
- 振込先口座確認書類:金融機関名、口座番号、口座名義人が分かる通帳やキャッシュカード、インターネットバンキングの画面の写し(水道料引落等に使用している受給者名義の口座である場合には不要)
- 本人確認書類:マイナンバーカード、運転免許証等の写し
各自治体がそれぞれ申請書を作成しているので、書き方についても様々だと思いますが、必要な書類は上記の2点は必須になっているようです。中にはコピーが必要なものもあるので、自宅にコピー機が無い時には最寄りのコンビニなどでコピーしておく必要もあります。
申請書の提出から支給までの期間について
申請書を提出してからどれくらいの期間で10万円が支給されるのか気になっている方も多いと思います。そこで、ここからは支給までの期間について解説していきたいと思います。
上記でも解説したように、各自治体によって支給の速度は異なります。が、およそ2週間くらいで支給されると発表されていることが多く、早い市町村だと土日を挟んで10日で入金が確認されたケースもあります。
しかし、逆に世帯を多い場合は送れる可能性も十二分にある為、あくまでも予定ということを忘れてはいけません。送られてきた書類に不備が無いか、データ入力や本人確認書類との照合など確認に手間がかかる作業が多く、需給する世帯数によって遅れが生じることは避けられないようです。
まとめ
今回の記事では、全国民に10万円支給される特別定額給付金の申請書が届かない時の対処方法について詳しくご紹介させていただきました。
オンライン申請でのトラブルもあり、申請書の配布や入金が遅れており、なかなか届かずに心配になっている方も多いと思いますが、どれだけ遅くでも配布の終了予定が6月上旬の自治体が多いので、間もなく配布されると思います。
待っている間に必要な書類や書き方を確認しておけば、届いてすぐに提出出来ると思うので、準備しておきましょう。また、どうしても不安だと思う方は各自治体、各市町村の公式HPを確認し、電話で問い合わせを行うようにしましょう。